ソースにこだわる古典フレンチの新星『TARO(タロ)』[津田沼]
『ポール・ボキューズ』などで腕を振るってきた白井正太郎さんが、地元でクラシック・フレンチの神髓を味わってほしいと2023年にオープンさせた。ディナーのおまかせコースは8800円。船橋市場で仕入れたその日一番の食材に添えられる濃厚なソースは、食べても食べてもまだ食べたいと思わせるほど。メレンゲとアイスのマリアージュが絶品のヴァシュランなど、デザートまで期待を裏切らない。
『TARO』店舗詳細
『欧風食堂 タブリエ』で引き算の美味をカジュアルに味わう。[京成津田沼]
イタリア・イスキア島の海老とトマトのパスタ、ポルトガルのイワシの塩焼き、栗を食べて育ったスペイン産豚のグリルーー店主の中島さんが旅して食べ歩いた欧州中の美味を、一つの店にぎゅうっとつめこんだ。「これぞ」という食材を巧みな塩使いで一皿に仕立てる。千葉県産スズキのブイヤベースなど、地元の食材も欧風に。生まれ育ったこの町でつまみからコース料理までサーブする頼もしい食堂だ。
『欧風食堂 タブリエ』店舗詳細
一世紀愛されてきた町のレジェンド。『レストランあけぼの』[京成津田沼]
オムライス、ハンバーグ、ナポリタン、そして大エビフライ! 洋食の主役級が一皿に盛られたデラックスプレートは、まさに大人のお子様ランチだ。2024年で100周年を迎える店の厨房に立つ3代目・石橋亮さんは「初代から変わらず、人と人とのつながりを大事にしてここまで来た」と話す。食べた人誰もが「ああ、これこれ!」と喜び懐かしむ洋食屋の味ど真ん中を、狙い撃ち。おなかをペッコペコにして訪れて。
『レストランあけぼの』店舗詳細
取材・文=平野かおり 撮影=高野尚人
『散歩の達人』2024年3月号より