こちらの名物「肉そば」は、まずなによりつゆが美味。大量の玉ねぎや豚肉を煮出してとった出汁に、鰹節等の出汁を追加するんだとか。旨味の中に品の良さみたいなものを感じてしまいます。醤油が前にくるいわゆる関東風とはまた違った味わいで、他店とは一線を画しますね。

また、平たいお蕎麦は、お肉とあわせて頬張ることで感じられる一体感が堪りません。いい調和!

なお、お肉はバラ肉や赤身肉など、豚のいろんな部位を楽しめました。このお肉が率直においしくて、ついつい箸が止まらなくなります。ネギのフレッシュな食感のアクセントも心地良き。ワンコインで口福を得られた清々しい朝に感謝です!



さて、続いて2軒目を目指し、椎名町駅から2つお隣の「江古田駅」へ。

江古田駅北口から徒歩1分のところに構えるのが、こちらの『のじろう』さんです。

お目当ての「肉そば」は、わざわざ足を運んで良かったと思わせてくれるパフォーマンスでした!

やや太めで黒っぽいお蕎麦は、噛み締めるとヌゥッと力強い食感。じ〜っとりと口の中に広がる旨味。また、お肉はやはり豚のバラ肉や赤身肉でしょうかね。お蕎麦と一緒に噛み締めると、なんとうんまいことよ!

さらに、関東風の旨味の効いたつゆを絡めた美味なるハーモニーに、箸の動きは終始スムーズなまま。シャキシャキとしたネギの食感も堪りません!「ぜひまたオジャマしたい」という思いが、自然に込み上げてきた1軒でした。



そして、ラスト3軒目は、江古田駅から4駅隣の「富士見台駅」からすぐ!

2023年12月オープンされた『麺処 盛盛』さんです。

こちらの注目ポイントは、「つゆ」になるんでしょうか。先ほどの『南天』さんとはまた違ったおいしさを堪能できました。

かえしは「生がえし」= 醤油に火入れをしないかえしのため、より強い醤油や出汁の旨味を味わえるそうな。そして、つゆの濃さは3段階── 薄め、普通、濃いめ から選ぶことができます。今回「濃いめ」を選んだことで、そのパフォーマンスを思う存分楽しめた次第。ちなみに、出汁は鰹節や宗田節、鯖節、鰺、うるめ、昆布、椎茸などを使われているんだとか。

太めな蕎麦とそのつゆが絡んで、終始あと引く展開に陥りますね。あっさりめに仕上がった豚肉たちに加えて、ネギのダメ押し的なパフォーマンス。止まりませんね!(天晴れ)

西武池袋線沿線の人気立ち食い蕎麦店で味わう名物「肉そば」──

味わいは三者三様。ただ、いずれも満足度高めで、美味でありがたい“そば活”となりました。ぜひリピートしたい!そう思うと同時に、「肉そば」以外のメニューも堪能したくなったのも事実です。


本当にごちそうさまでした!!(感謝)


【撮影機材ログ】
Nikon Z 8 × NIKKOR Z 26mm f/2.8