「越乃Shu*Kura」のルートはこちら!

「越乃Shu*Kura」のほか、ルートを変えて「ゆざわShu*Kura」「柳都(りゅうと)Shu*Kura」も運行中。
「越乃Shu*Kura」のほか、ルートを変えて「ゆざわShu*Kura」「柳都(りゅうと)Shu*Kura」も運行中。
世界から注目を浴びている長野県産ワインを思う存分に味わえるのが長野電鉄の「北信濃ワインバレー列車」。里山風景を肴(さかな)に乾杯しつつ、信州が誇る名湯・湯田中(ゆだなか)温泉を目指そう。

2024年で運行開始10周年! “新潟の地酒”がコンセプト

米どころ・新潟県は、日本酒の生産量も日本屈指。県内の3種ルートを走りながら地酒を心ゆくまで味わえるなんて‟呑み鉄”にはたまらない観光列車だ。

「越乃Shu*Kura」は上越妙高駅を出発し、終点の十日町(とおかまち)駅まで約2時間半の旅。木をふんだんに取り入れた車内は、落ち着いた大人の雰囲気が漂う。

旅行商品専用車両の1号車では、ウェルカムドリンクに始まり、地元食材を使って丁寧に作られたおつまみ弁当と枡酒、お土産にもできる「越乃Shu*Kuraオリジナル大吟醸酒」のボトルを提供。豊かな自然が育んだ新潟ならではの食文化をたっぷりと堪能できる。

季節により内容が変わる食事付きプランは、おつまみ弁当に新潟米のおにぎり、笹団子と、新潟の食の魅力が満載。利き酒チケットも付いてくる。オリジナルの大吟醸酒は君の井酒造とコラボレーションした車内限定品。
季節により内容が変わる食事付きプランは、おつまみ弁当に新潟米のおにぎり、笹団子と、新潟の食の魅力が満載。利き酒チケットも付いてくる。オリジナルの大吟醸酒は君の井酒造とコラボレーションした車内限定品。
5種類の銘酒をそろえる利き酒コーナー(有料)。銘柄は季節によって変わる。
5種類の銘酒をそろえる利き酒コーナー(有料)。銘柄は季節によって変わる。
車内では振る舞い酒として無料試飲のおもてなしも。
車内では振る舞い酒として無料試飲のおもてなしも。
2号車のサービスカウンター「蔵守~Kuramri~」では、地酒やおつまみを販売。
2号車のサービスカウンター「蔵守~Kuramri~」では、地酒やおつまみを販売。

酒のみならず、絶景も! 眼前に日本海の大パノラマ

この列車のもう一つの魅力が、車窓に広がる日本海の絶景だ。リゾート列車だけあって、1号車の展望ペアシートや3号車のフリースペースのソファ席などさまざまな座席があり、景色をガッツリ満喫できる仕様になっている。

さらに2号車には、誰でも利用できるイベントスペースも。酒樽をモチーフにしたスタンディングテーブルが設置され、サービスカウンターでは利き酒を楽める。まるでバーにでもいるような気分だ。

海絶景を肴(さかな)にうまい日本酒に舌鼓を打てば、長い旅路も一瞬のように感じられる。

信越本線の柿崎~柏崎間では大迫力の景色が広がる。
信越本線の柿崎~柏崎間では大迫力の景色が広がる。
海に近い駅として有名な青海川(おうみがわ)駅ではしばしの停車タイムも。
海に近い駅として有名な青海川(おうみがわ)駅ではしばしの停車タイムも。
大きな窓から日本海の絶景を一望できる展望ペアシート。
大きな窓から日本海の絶景を一望できる展望ペアシート。

「越乃Shu*Kura(ゆざわShu*Kura・柳都Shu*Kura)」列車infomation

●運転日/金~日・祝
●運転区間/JR信越本線・上越線・飯山線・えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 上越妙高~十日町間(ゆざわShu*Kuraは上越妙高~越後湯沢間、柳都Shu*Kuraは上越妙高~新潟間) 全車指定席
●ねだん/食事付きプラン1万600円(上越妙高~十日町間)
●発売箇所/3号車 普通車指定席:駅の指定席券売機、みどりの窓口、えきねっと、JR東日本の主要窓口、主な旅行会社
1号車 食事付き旅行商品:のってたのしい列車 予約サイト
https://www.jre-joyful.com/
●問い合わせ/JR東日本お問い合わせセンター☎050-2016-1600

文=香取麻衣子 写真=JR東日本
『旅の手帖』2024年10月号より

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