小松菜を生でバリバリ、初体験。『タイバル チャンカーオ』

小松菜生ハルマキ968円は、小松菜も生! ホンビノストムヤム麺1070円、小松菜タイボール740円。

船橋漁協の朝市で、「西船橋ひらの農園」の小松菜と出合い、以来惚れ込んでいるオーナーシェフの坂本貴史さん。「安心できる農法で、ほどよい苦みで癖がない。生で食べたくなるんです」。元来、生野菜をよく使うタイ料理だが、緑濃い葉を2 ~ 3枚重ねて巻く生春巻きは、ダイナミック。なんと小松菜まで生! 生の小松菜を味わえるタイ料理が盛りだくさんだ。

坂本さん。

『タイバル チャンカーオ』店舗詳細

住所:千葉県船橋市本町7-9-6/営業時間:11:30~13:45LO・18:00~ 22:00LO
/定休日:日/アクセス:JR総武線・東武アーバンパークライン船橋駅から徒歩5分

漁師の街・船橋でホンビノス貝を。『Ocean Seafood LASISA DINING』

海の幸のカルパッチョ1850円(税別)。

ぷくっとした弾力と濃厚な出汁が特徴の、ホンビノス貝。殻が頑丈で砂を噛まないし、日持ちがよく扱いやすい。地域との縁を大事にする店主・塩谷和正さんは、そんな魅力に引かれ、数年前から料理に使う。「加熱で固くなるけど、工夫次第でどんな料理にも合いますよ」。カルパッチョは小さめを選び、茹で汁ごと一晩置いて身に旨味を戻す。パスタは一気に蒸す。クラムチャウダーは大きめを使い出汁を存分に。店内の雰囲気も料理も、海の香りを感じる。

ランチセットよりトマトクリムスパゲッティ1000円(税別)、濃厚なクラムチャウダー1000円(税別)。
塩谷さん(左)とスタッフの佐々木淳さん、熊崎優菜さん。

『Ocean Seafood LASISA DINING』店舗詳細

住所:千葉県船橋市本町2-3-31 松本ビル2F/営業時間:11:30~14:30LO・18:00~ 22:00LO/定休日:月/アクセス:京成本線京成船橋駅から徒歩5分

野菜多めのカレーに体が喜ぶ。『SUNRISE SRILANKA RESTAURANT』

ライス&カレー1000円。大盛り+200円。

2014年に留学のため来日した店主のマノーリさん。専門学校を卒業後、「故郷の味を日本でも知ってもらいたい」と、2018年1月に店を開いた。さらさらした米のバスマティの上には、10種のスパイスを使ったチキンカレーがのる。周りを彩るのはスリランカでは定番のココナッツサンボールやダールと、日替わりの野菜カレー、計7種だ。はじめは1種ずつ味わい、後に全て混ぜてかき込む。ココナッツやスパイス、野菜の風味に刺激され、食欲はさらに増進する。

スリランカ名物のココナッツロティ680円。トマトとタマネギ、赤唐辛子で作る自家製ソースの辛さが癖になる。
マノーリさん。

『SUNRISE SRILANKA RESTAURANT』店舗詳細

住所:千葉県船橋市本町4-5-18小泉ビル3F/営業時間:11:00~23:00
/定休日:木/アクセス:JR総武線・東武アーバンパークライン船橋駅から徒歩4分

週2日昼限定、ツルシコのうどん。『日炉勢』

肉汁うどん780円。

店主のゼンさんは、お遍路の途中で出合ったうどんの味に感激し、東京に戻ったのもつかの間、すぐにうどん行脚のため四国へ飛んだ。「1日10杯は食べましたね。その後、現地の店で修業して」と笑う。かつおや昆布、うるめや鯖など6種の食材で出汁をとったつけ汁に、少し長めのうどんをつけてすする。踏んでは寝かしを何度も繰り返した麺はコシが強く、つるりと心地よい喉越し。瀬戸内産自然海塩のまろやかでやさしい塩味が、また後を引き、次のひと口へ誘う。

きのこ汁うどん780円。メニューはこの2種類のみ。大盛りは無料で、量は600gと食べ応え充分。
ゼンさんとミカさん夫妻。夜はゼンさんのお母さんが営む酒場だ。

『日炉勢』店舗詳細

住所:千葉県船橋市本町4-44-17/営業時間:うどんは月・火11:30~14:30(祝の場合は休)/定休日:水〜日(月・火が祝の場合は休)/アクセス:京成本線京成船橋駅から徒歩5分

豊かな香味に悩殺必至!『中国料理 川菜味』

牛肉と卵の酸味辛子炒め1480円、海老のシソ風味塩味炒め2200円、紹興酒ポット1100円。

料理から立ち上る湯気に鼻がひくひく。オーナーシェフの蓑島誠さんは、『四川飯店』で修業。国産ゴマを炒るところから作るゴマだれや、唐辛子2種をブレンドしたラー油、乾燥ソラマメを蒸してから挽いて加える豆板醤など、調味料ひとつひとつにも心を砕く。ゆえに、色、香り、辛味がふくよかさを増し、もちっとした水餃子、下味をしっかりつけたプリップリのエビ、卵が絡む牛肉の細切りなど、旨味の奥深いこと。まろみのある紹興酒と合わせれば、恍惚。

ゴマだれ茹でぎょうざ600円。
「うちは昔ながらのシンプルな四川料理」と、蓑島シェフ。

『中国料理 川菜味』店舗詳細

住所:千葉県船橋市本町2-10-29-2F/営業時間:11:30~14:00・17:00~20:30LO(21:30閉店)/定休日:月・第3火/アクセス:京成船橋駅から徒歩5分

まろやかで滋味深いスープ。『拉麺いさりび』

契約農家の匝瑳(そうさ)ネギ、船橋の老舗店の焼き海苔など、厳選素材をトッピング。

ウッドデッキをはじめ、木の温もりを感じる店内。バランス系ネオ中華そばとも称されるラーメン800円は魚介系や動物系、野菜系など、それぞれのよさが調和する。タレには鹿児島産と関東産の醤油を使い、淡麗系でありながら、深い味わいを出す。6時間かけて作る三元豚の肩ロースチャーシューや手間隙かけるメンマなども旨い。

漁火をイメージし、レトロな電球を使用。
ラーメンスープが入った餃子5個430円。自家製ラー油も絶品。

『拉麺いさりび』店舗詳細

住所:千葉県船橋市本町7-5-4 ワールドビル1F/営業時間:11:00~15:00・17:00~23:00(日・祝の夜は~ 21:00)/定休日:月/アクセス:JR総武線・東武アーバンパークライン船橋駅から徒歩3分

エビの旨さや香りを思う存分楽しめる。『海老・特濃煮干しそば まるは』

エビの旨さを感じることができる海老そば。

店内に入るとエビの芳醇な香りと巨大なエビの絵が迎えてくれる。一番人気は海老そば750円。大量の甘エビの頭と鶏を使ったスープに、特製のエビ油を加える。ひと口すすれば、エビの香ばしさが広がり、あっさりとしていてコクのある味わいを堪能できる。直前に炙ったチャーシューや三番瀬海苔などが風味を一層引き立ててくれる。

「船橋を中心にまるはは6店舗あるのでぜひ食べてください」と小松洋平さん。
店内の壁には大きなエビの絵が描かれている。

『海老・特濃煮干しそば まるは』店舗詳細

住所:千葉県船橋市本町1-10-7/営業時間:11:00~24:00LO/定休日:水/アクセス:京成本線京成船橋駅から徒歩4分
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足を延ばして

たゆまぬ創作魂に感涙する『Bistro Delà』(津田沼)

チーズを挟み込んだキャベツのロースト750円、おまかせ前菜プレート1500円、自家製レモンサワー680円。

ホタテとキノコのムースや、薫香芳醇なまったり鶏レバーなど、手間を重ねた旬味が満載。迷ったらおまかせ前菜がおすすめだ。けれど、意外なことに名物はキャベツのロースト。湯通ししてパルメザンチーズを挟み、フォンブラン、白ワインを煮詰めて生クリームを加えたソースをたらり。キャベツのとろりとした甘みに誰もがゾッコンになる。ビストロやホテルでならした大野克也シェフの「なんでもない食材をおいしく」の真骨頂を、とくと味わいたい。

ガトー・オ・ショコラ550円と赤ワイン610円で〆る男性多し。
大野さん。

『Bistro Delà』店舗詳細

住所:千葉県船橋市前原西2-1-5/営業時間:17:30~24:00LO/定休日:日(祝は不定)/アクセス:JR総武線津田沼駅から徒歩5分

季節季節の色、香りを楽しむ『車鮨』(北習志野)

特上にぎり2000円(写真)。おまかせにぎりは3500円。冷酒は「鯉川」1合650円など。

銀座界隈で腕を磨き、2011年に家業を継いだ店主の森田光博さんは「できるだけオーダーメイドで出したいんです」と、目を輝かす。会話をヒントに客の好みを探り、船橋市場仕入れの、旬の旨味を引き出す。そして、粋な手つきで握る鮨の美しいこと。千葉県いすみ市産減農薬コシヒカリのシャリは米に甘みがあり、ネタの香味が後からふわりと口中を満たす。にぎりも肴も、おまかせにすれば、短い旬の希少ネタがお目見えすることも。

カツオなど、旬ならではの味に仕立てる。肴の予算は5000円ぐらいから。
クエのしゃぶしゃぶをポン酢の器に盛る森田さん。

『車鮨』店舗詳細

住所:千葉県船橋市習志野台2-4-10/営業時間:11:30~14:00・17:00~22:00/定休日:水(祝は営業)/アクセス:新京成電鉄・東葉高速鉄道北習志野駅から徒歩2分

構成=フラップネクスト 取材・文=佐藤さゆり・松井一恵・高橋健太(teamまめ)、速志 淳(アドグリーン) 撮影=原 幹和、金井塚太郎、加藤熊三、オカダタカオ