スポットを探す

シンプルモダンな室内は木の温もりに満ち、店主の黒沼修さんが撮影したモノクローム写真が現地の空気感を伝えている。上げ下げ窓のレースごしに外を見やれば、芝生の庭に季節の色をまとうフウの木が1本。「NYセントラルパークで見惚（みと）れた木と同じなんです」。ゴールデンキャメルのコーヒーや紅茶をゆっくりすすりながら眺めたい。

壁を埋め尽くすのは洋画ポスター。「特別、映画好きってわけじゃないんですよ」と、静かに語るのは店主の千綿（ちわた）恭子さん。間接照明が陰影を生み、音がゆるゆる流れ、パラソル下のソファ席はおこもり感が半端ない。

「古いばっかりで」とママは笑うが、2階に上がると1970年から変わらぬ風情にため息。クリスタルのシャンデリアがきらめき、赤絨毯（じゅうたん）、絵画を照らす。一面の広い窓辺にはアールを描くレースのカーテン。ケーキとコーヒーもいいが、丸いガラスの器で登場するアマンディーヌも捨て難い。プリン、エクレア型シュークリーム、マロンクリームを搾ったアイス、フルーツが満載。贅沢で正統派の味だ。

コンビニが普及する前の昭和40～50年代に活躍した、うどんやそばを中心とした食品を自動で調理する「レトロ自販機の聖地」として注目を集める。設置されている自販機は現在なんと80台以上。最も古い機械は約40年前のもので、設置されている自販機のほぼすべては、齊藤社長が時間をかけて修理をし、よみがえらせたものばかり。一見「ホントに動くの？」と思える機械から、アツアツの商品が飛び出してくるギャップが目にも楽しい。

北鎌倉駅近くにある、昭和39年創業の老舗和食店。2つの店舗が隣接し、予約制・完全個室の『北鎌倉店』では精進料理のコースを、『新館』では会席料理のコースや松花堂弁当、ランチ膳などが頂ける。予約があれば各種宴会、仕出し、営業時間以外の対応なども可能。『新館』のランチ時間帯には、職人技が光る丁寧な和食を良心的な価格で食べられる。

自家焙煎のコーヒー豆の販売とカフェ利用ができる。コーヒーはその年に収穫された新豆のみ使用。カフェでは、自慢のコーヒーとオリジナルスイーツを提供する。 

地元野菜と魚介類を盛り込んだミックス焼き、津久井天1045円が名物。カツオダシと山芋が入った生地も味わい深い。粉の代わりに炊き込みご飯を使ったおこめ焼990円もおすすめ。

伊豆の蛭ヶ小島に流されていた源頼朝が、夢枕に立った翁に平家討伐を促され、挙兵したところ戦勝した。後に、鎌倉幕府を開いたときに神殿を建立したと伝わる。

源頼朝ゆかりの神社で、正しくは銭洗弁財天宇賀福神社。奥宮にある洞窟の湧水でお金を洗うと何倍にも増えるといわれ、金運ご利益スポットとして知られる。

鎌倉を代表する桜の名所。北鎌倉（浄智寺）や長谷大仏に抜けるハイキングコースが通じるほか、公園わきには鎌倉の七切通しの一つで、国の史跡でもある化粧坂がある。

建長5年（1253）創建だが、元弘3年（1333）に全焼。応永元年（1394）に再建。境内の洞窟内に16個の穴（十六ノ井）があり、正面の壁には観音菩薩像と弘法大師像が祀られている。

源頼朝を弔うために、妻の北条政子が正治2年（1200）に創建。源実朝、北条政子の墓といわれる宝篋印塔があり、俳人・高浜虚子、作家・大佛次郎の墓もある。

展示室には、日本における映画の発展に貢献した川喜多夫妻の資料のほか、年4回の企画展で古今東西の映画の魅力を再発見できる。

康平6年（1063）、源頼義が源氏の守り神である京都の石清水八幡宮を勧請し、建久2年（1191）に源頼朝が現在地に御社殿を建立した。

鎌倉幕府5代執権北条時頼が開いた禅興寺の支院の一つ。境内を埋め尽くす数千株のアジサイが有名で、ハナショウブや紅葉が美しい本堂後庭園は6月と12月のみ公開。

臨済宗円覚寺派の総本山。6万㎡の境内には、室町時代中期（15世紀）の建築物といわれ、日本最古の唐様（禅宗様）建築物である舎利殿をはじめ、18の塔頭が点在する。

崎陽軒が運営する複合型レストラン施設。中国料理『嘉宮』、イタリア料理『イルサッジオ』、ビアレストラン『亜利巴”巴”（アリババ）』、ティーサロン『アボリータム』がある。1階にある本店ショップでは崎陽軒の定番商品シウマイ弁当や月餅などのほか、本店でしか購入できないオリジナル商品も取り扱っている。

崎陽軒本店1階にある崎陽軒のティーサロン。英国式の本格アフタヌーンティーが楽しめるアフタヌーンセット1600円が人気。アボリータムとは南国の園の意。

1927（昭和2）年創業のクラシックホテル。建築家・渡辺仁設計の本館は横浜市の歴史的建造物に指定されている。第二次世界大戦後は一時、GHQのマッカーサー元帥をはじめとする将校の宿泊所となり、当時の元帥の執務室は315号室のマッカーサーズスイートとして現在も宿泊可能だ。

ホテルニューグランド内にあるカフェレストラン。フレンチをベースとしたアレンジメニューから軽食・スイーツまでが楽しめる。ホテルニューグランド発祥とされる「シーフードドリア」「ナポリタン」「プリン・ア・ラ・モード」なども楽しめる。

1915年（大正４年）創業の老舗果物店『水信』がKITANAKA BRICK＆WHITEに開いたフルーツパーラー。果物をふんだんに使ったスイーツが味わえる。

横浜の中華街の中に、2016年12月にオープンしたスペシャリティコーヒー専門店。一杯一杯丁寧にハンドドリップで淹れられるこだわりのコーヒーは、テイクアウトも可能。専門店ながら、フード、スイーツメニューも多い。銅板で手焼きされたパンケーキ（800円）には、バター、アイスとメープルシロップ（蜂蜜に変更可）が添えられる。夕方には売り切れてしまうほど人気のプリン（450円）は硬めで、ほろ苦いカラメルソースがたっぷり。どちらにもホイップクリーム（150円）を追加トッピングできる。テラス席もあり、そこではペット同伴も可能だ。

こじんまりとして入りやすい庶民的な店構えと、『聘珍楼』で腕を磨いた店主による高級店顔負けの料理とのギャップに驚かされる、綱島の中華料理店。ご近所さんはもちろん、遠くに引っ越してしまった常連さんにも愛され続ける名店だ。

数種類の煮干しから作られた真っ黒なスープは、素材の旨味が感じられる優しい味わい。かけラーメンは子どもが小銭で食べられるようにという思いからリーズナブルな値段。