揚子江菜館

富士山をイメージした元祖・冷やし中華

多彩な具材の五目冷やし。

明治39年(1906)創業の老舗店。冷やし中華の元祖ともいえる五目冷やし1540円は、昭和8年(1933)に二代目が考案。高く積んだ麺に、糸寒天やチャーシュー、キュウリなどを周りに盛り付け、富士山の四季をイメージしている。ほかにもシイタケやエビ、錦糸玉子におおわれた中にある肉だんごなど、具材が多彩だ。やや甘めで酸味があるタレで細麺と具材に一体感を与える。

明るい店内。

『揚子江菜館』店舗詳細

pizzeria zio pippo

手が止まらなくなる危険な”軽さ”

半熟卵は迷わず潰すべし。ビスマルク1800円。モッツアレラ、ショルダーベーコン、アスパラガスがのる。

膨らんだ縁の焦げの香ばしさを、一刻も早く口の中に封じ込めるべし。ピッツァは、1枚240gの生地を使うビッグサイズ。店主曰く、「空気をたっぷり含ませて生地を練り、軽い食感に仕上げます」。この軽さが、あれよあれよと完食へ導いてくれる。夜は、粗挽き豚肉のサルシッチャなどの一品料理とワイン、〆にピッツァだ。さらに、別腹用のデザートピッツァも魅惑的。軽さは、ある意味危険かも。

『pizzeria zio pippo』店舗詳細

住所:東京都千代田区一ツ橋2-6-12 東西堂ビル1F/営業時間:11:30~15:00LO(土•祝は昼営業なし)・17:00~22:30LO(土・祝は~22:00LO)/定休日:日/アクセス:地下鉄神保町駅から徒歩2分

北京亭

とろみがついた、あんかけ風の中華カレー

カレーをはじめ、強火で仕上げる料理の数々は絶品で、なじみ客も多い。

大学をはじめ、多くの学校が林立する白山通り沿いに50年以上続く中華料理店。先代の頃からの人気がカレーライス840円。中華鍋で炒めた鶏ガラに中華スープ、油通ししたニンジン、タマネギ、豚肉、少量の唐辛子と豆板醤などの調味料とカレー粉を入れて軽く煮込む。最後に片栗粉でとろみをつければ完成だ。タマネギのシャキシャキ感と、鶏ガラスープのコクとピリリと残る辛さが絶妙で、どんどんスプーンが進む。

中国のホテルでも働いていたスタッフの銭宏(センホン)さん。カレーライスのほか、カレーがのったカレーラーメン840円もある。

『北京亭』店舗詳細

住所:東京都千代田区西神田2-1-11/営業時間:11:00~15:00・17:00~23:00/定休日:日・祝/アクセス:地下鉄神保町駅から徒歩5分

うどん 丸香

讃岐うどんの名店の15周麺を知っていたか?

コシを楽しむなら冷たい月見山580円もぜひ。

15周年を迎えた年に、15周麺と銘打ち、麺を大きく改良した。「もちもちとキレ、やわらかさとハリ、洗練と田舎麺――。相反するものを両立したくて。全体的にはより温かいかけうどんに合う味と香りの麺になったと思う」と店主・谷口春紀さん。やや細身の麺を啜すすればむっちりと押し返すのびやかな麺が舌に愉悦をもたらし、爽やかな小麦の香りと伊吹イリコの出汁が余韻を残す。毎日食べたい王道の一杯なのだ。

行列は相変わらず。
粉は日清製粉の丸香特雀に製粉方法の異なるさぬきの夢3種をブレンド。麺肌は淡黄で15周麺はよりやさしい喉越しの印象。

『うどん 丸香』店舗詳細

住所:東京都千代田区神田小川町3-16-1 ニュー駿河台ビル1F /営業時間:11:00~ 16:00LO・17:00~ 19:30LO(土は11:00~ 14:30LO。うどん無くなり次第終了)/定休日:日・祝/アクセス:地下鉄神保町駅から徒歩4分

黒須

見た目も味も芸術的な、塩蕎麦830 円

こだわりの「塩蕎麦」。

黒須太一さんが、醤油と煮干の2種で店を始めたのは2016年。すぐに人気店となり1年後、満を持して始めたのが「塩蕎麦」。3種の中で一番値が張るのはもちろん素材にこだわるから。出汁は水と大山地鶏のみを使用、塩ダレは、厳選した乾物と6種類の塩を独自にブレンド。「塩が一番難しいですね。基本しょっぱいだけですから」。芸術的な「塩」をぜひ!

『黒須』店舗詳細

住所:東京都千代田区神田神保町3-1-19/営業時間:11:00~15:00、18:00~20:00(水・土は昼営業のみ)/定休日:日・祝/アクセス:地下鉄神保町駅から徒歩2分

キッチンカロリー

カロリー焼きで栄養と元気をチャージ

カロリー焼き+手作りカニクリームコロッケ840円。ライスは大360gまで無料!さらに+50円の特410gも完食したら無料!

「ガッツリ食べるぞ!」と、気合を入れて訪れた店。名物は、初代が考案したカロリー焼きだ。ガーリック醤油で炒めたカルビと、パスタやタマネギを一緒に食べると、見た目のボリュームが噓のように完食。「就職を報告に来てくれた学生さんもいるよ」と笑う2代目の江本篤哉さんを慕う客も多く、スポーツ界で活躍している先輩方が今も食べに来るとか。現在は、3代目として息子の雄哉さんも共に厨房に立つ。我らのカロリーはこの先も安泰だ。

2代目の江本篤哉さん。

『キッチンカロリー』店舗詳細

住所:東京都千代田区神田小川町3-10 /営業時間:11:00~22:30(土・日・祝は11:00~19:30)/定休日:無/アクセス:JR中央線御茶ノ水駅から徒歩7分、地下鉄神保町駅から徒歩5分

取材・文=半澤則吉、かつとんたろう、佐藤さゆり、松井一恵(teamまめ)、鈴木健太、井島加恵、速志 淳 撮影=小野広幸、オカダタカオ、須田卓馬、丸毛 透、yOU(河崎夕子)、関 尚道、鈴木俊介、高野尚人、加藤昌人、井上洋平