神保町で50年以上愛され続ける行列店。『伊峡』
ラーメンは、一杯450円と超破格!「ラーメンは小銭で食べられるもの」
神田すずらん通りから一本小道に入ったところにある『伊峡』は、1966年創業の老舗ラーメン店。「ラーメンは小銭で食べられるもの」という揺るぎないこだわりのもと、リーズナブルな価格設定と昔から変わらない味わいで、ファンの胃袋をつかんできた。定番のラーメン450円は、さっぱりとした醤油味。人気は、半チャーハン250円とセットになった半チャンラーメン650円だ。平日11:00〜14:00はさらにお得なランチメニューが選べるうえ、大盛りのオプションが無料に。麺がなくなり次第閉店となる。
『伊峡』店舗詳細
ご当地インスパイア系の絶品ラーメン。『神保町 可以』
ご当地インスパイア系のラーメン店で山形、新潟の味をたのしむ
日本を代表するラーメンコンサルタント渡辺樹庵氏がプロデュースを手がけた、こだわりのラーメン店。2010年に濃厚味噌ラーメンからスタートしたが、近年は、山形や新潟で出会ったご当地ラーメンの味を再現し、独自の感性で磨き上げたメニューを中心に展開している。おすすめは、山形のご当地ラーメンからインスパイアされた煮干し中華そば850円と、新潟の人気店の味を再現した生姜醤油ラーメン830円。この店の個性を味わい尽くすなら、コアなファンが愛してやまない正月限定メニューの復刻濃厚味噌ラーメンも見逃せない。
『神保町 可以』店舗詳細
フレンチとラーメンが融合!『海老丸らーめん』
オマール海老のビスクスープで食べる個性派ラーメン
フランス料理店のオーナーシェフが、フレンチとラーメンの融合をテーマに放つ個性派ラーメン。その魅力は、野菜やブランデー、ハーブ、スパイスと一緒にフランス料理の技法でじっくり煮込んだオマール海老のビスクスープにある。合わせる麺は、海老の旨味が溶け込む濃厚スープがよく絡む国産小麦100%のがっしり太麺。味玉や真空調理のレアチャーシュー、ミニトマトの酸味と一緒にたのしんだ後は、サワークリームや海老ラー油などで変味して味わうもよし。自慢のスープは最後まで飲み干したくなるおいしさだが、〆のリゾットにかけていただくのが定番だ。
『海老丸らーめん』店舗詳細
飲み干したくなるの魚介鶏とんこつスープ『俺の創作らぁめん 極や 神田神保町店』
旨味濃縮のスープがとにかく凄い!
神保町の書泉グランデ向かいに位置する、替え玉&麺大盛り無料で話題のラーメン店。豚や鶏、牛、海産物、野菜などの自然素材を22時間煮込んだスープに、カツオやサバ、海老、カニ、イカ、貝柱を贅沢に使用した特製オイルを加えて作った魚介鶏とんこつらぁめんは、濃厚さとコク深さの中にやさしい味が感じられる逸品だ。都内で3店舗展開する人気店だが、替え玉が何回でもおかわりできるのは、神田神保町店のみ。11:00〜14:00のランチタイムには、ゆで玉子と小ライスのサービスも。
『俺の創作らぁめん 極や 神田神保町店』店舗詳細
無添加ヘルシーラーメン。『麺ダイニング ととこ』
具だくさんで大満足! 無添加ヘルシーラーメンの滋味豊かな味にハマる
山形産の食材をふんだんに使ったヘルシーラーメンが話題の店。自然循環型農業で飼育した抗生物質不使用の鶏肉や、山形産りんご100%の本醸造りんご酢をはじめ、無添加食材のおいしさ突き詰めた創作料理が人気を呼んでいる。看板メニューのつったい(冷たい)ラーメンは、2〜3日間煮込んだ旨味たっぷりのまろやかスープともちもち食感の全粒粉熟成麺が抜群のハーモニーを奏でる逸品。ほかにも、しょうゆラーメンや黒ゴマ坦々麺、トマト酸ラーメン、医師監修の期間限定鯖ラーメン、体調や体質に合わせて選べるトッピングなど、からだが喜ぶメニューがズラリと並ぶ。
『麺ダイニング ととこ』店舗詳細
安い!旨い!これぞ町中華の真髄『光華飯店』
静かな路地で異彩を放つオレンジのファサードと、食品サンプルに誘われ店内に入ると、客席の四方八方に張り巡らされたメニューにぐるりと取り囲まれる。「お客さんの要望があればある材料でなんでも作るから、ナポリタンを作ったこともありましたよ」と永田マスターは笑う。ラーメン450円という破格の値段設定、すべての麺類にプラス170円でミニサイズの中華丼、カレー、マーボー丼が付くというシステムなど、食いしん坊にうれしい設定ばかりだ。
『光華飯店』店舗詳細
神保町のラスボス的存在『北京亭』
チェーン店含め多くの中華料理店が並ぶ水道橋〜神保町間で、60年の歴史を誇る中華料理の老舗。ずらりと並ぶ政治家のサインや、レトロな水色のタイルが、店の歴史を感じさせる。甘辛い具をのせたラーチャンめんや、ザクッとした食感のニンニク砂肝唐揚げなど、初代マスター考案のメニューに加え、2008年の代替わりを経て日替わり定食が仲間入りし、昼飯時の充実度も急上昇。スタッフの北京語が飛び交う店内は、今日も活気にあふれている。
『北京亭』店舗詳細
取材・文=増山かおり、半澤則吉、武田憲人、村岡真理子 撮影=井上洋平、高野尚人、山出高士、丸毛 透、村岡真理子 構成=フリート