【散歩コース】
スタート:日暮里駅はJR各線で東京駅から11分・170円。京成本線京成上野駅から4分・150円。
JR・私鉄日暮里駅→(4分/0.2㎞)→朝倉彫塑館→(4分/0.2㎞)→夕やけだんだん→(2分/0.2㎞)→岡倉天心記念公園→(2分/0.2㎞)→谷中銀座→(14分/0.8㎞)→旧安田楠雄邸庭園→(19分/1.3㎞)→根津神社→(18分/1.1㎞)→菊寿堂いせ辰谷中本店→(7分/0.5㎞)→観音寺築地塀→(2分/0.1㎞)→谷中霊園→(8分/0.5㎞)→上野桜木あたり→(2分/0.2㎞)→下町風俗資料館付設展示場→(12分/0.7㎞)→地下鉄千代田線根津駅
ゴール:根津駅から地下鉄千代田線で西日暮里駅まで4分・180円、明治神宮前駅まで21分・210円。
今回のコース◆約6.0㎞/約1時間35分/約7500歩
こだわりの建物と庭園を『朝倉彫塑館』
彫刻家・朝倉文夫のアトリエ兼住居だった建物で、敷地全体が「旧朝倉文夫氏庭園」として国名勝に指定。「大隈重信像」「墓守」といった代表作品などを展示している。
『朝倉彫塑館』詳細
かつての日本美術の中心地「岡倉天心記念公園」
日本近代美術の先駆者だった岡倉天心の邸宅兼、横山大観とともに設立した日本美術院の跡地。園内には、天心を記念した六角堂が立ち、平櫛田中作の天心座像が安置されている。
「岡倉天心記念公園」詳細
昭和の風情を色濃く残す商店街「谷中銀座」
全長約170m、肉や野菜、衣料、雑貨、カフェなど個性派の約60店舗が並ぶ谷中銀座商店街のこと。日暮里側の入り口となる階段は「夕やけだんだん」という夕日の名所で、谷中の代表風景だ。
「谷中銀座」詳細
大正・昭和期の山の手住宅と庭園『旧安田楠雄邸庭園』
実業家・藤田好三郎が大正8年(1919)に建てた近代和風建築の邸宅。関東大震災後、旧安田財閥の安田家の所有となった。応接間や「残月の間」、客間に贅を凝らした意匠を見られる。
『旧安田楠雄邸庭園』詳細
鮮やかな朱塗りの建造物が壮観「根津神社」
約1900年前に創建。宝永3年(1706)に徳川5代将軍綱吉が造営した本殿、幣殿、拝殿、唐門など7棟が国の重要文化財。徳川6代将軍家宣が寄進した大神輿3基が現存する。
「根津神社」詳細
江戸の粋を知る千代紙や雑貨『菊寿堂いせ辰谷中本店』
元治元年(1864)創業の江戸千代紙・おもちゃ絵の専門店。1000種類にもおよぶ色鮮やかな江戸千代紙やおもちゃ絵のほか、江戸の粋なデザインを施した和文具や張り子なども販売。
『菊寿堂いせ辰谷中本店』店舗詳細
寺町・谷中の面影を伝える風景「観音寺築地塀」
慶長16年(1611)創建で、赤穂浪士ゆかりの寺院。築地塀は境内南面に約38m続く練り塀で、瓦と粘土を交互に何度も積み重ね漆喰で仕上げている。国の有形文化財に指定される。
「観音寺築地塀」詳細
春の桜のトンネルが覆う園路が美しい「谷中霊園」
幸田露伴の小説『五重塔』のモデルとなった五重塔跡があった場所であり、中央園路は通称「さくら通り」と呼ばれる桜の花名所となっている。渋沢栄一、“明治の毒婦”高橋お伝の墓などもある。
「谷中霊園」詳細
昭和初期の再生古民家で憩う『上野桜木あたり』
昭和13年(1938)に建てられた三軒家をリノベーションした複合施設。クラフトビールをはじめ、塩とオリーブオイル専門店など個性派の店舗が集結する。レンタルできる「みんなのざしき」も併設。
『上野桜木あたり』店舗詳細
酒類販売の道具や資料も公開『したまちミュージアム付設展示場』
江戸時代より、谷中6丁目で代々酒屋を営んできた吉田家の建物を移築。明治43年(1910)築の出(だ)し桁造(けたづく)りの建物は、江戸中期から明治時代の商家建築の特徴を随所に見ることができる。
『したまちミュージアム付設展示場』詳細
【谷中・根津グルメを堪能!】
銘酒と手打ちうどんに舌鼓『根津 釜竹』
大阪に本店をもつ釜揚げうどんと日本酒の店。明治43年(1910)に建てられた石蔵を移築し、建築家・隈研吾により改装された。釡揚げうどん990円、日本酒グラス770円~を味わえる。
『根津 釜竹』店舗詳細
昭和風情が残る、谷中の人気カフェ『カヤバ珈琲』
大正時代築の古民家を活用したカフェ。昭和13年(1938)創業で一度は閉店したが、2008年に復活した。人気のたまごサンド1400円は、厚焼き玉子を挟んだもの。コーヒー650円。
『カヤバ珈琲』店舗詳細
取材・⽂・撮影=アド・グリーン
『散歩の達人 歩きたい人のための 東京散歩地図』より






