麺や食堂

素材の相乗効果でスープの味が抜群!

かけそば682円。

1951年に食堂として開店。以来、3代にわたって訪れる常連客も多いという。スープは、動物系と野菜、羅臼昆布、さらに大量の煮干しとかつお節などの厳選素材を10時間じっくりと煮込んだもの。タレには最上級の醤油を加えて、魚介の風味が香り、上品で繊細な味わいに仕上げている。麺は加水率が低く、香りと味わい、コシを出すために3種の小麦粉をブレンド。のど越しと歯切れがよく、力強いスープとの調和が素晴らしい。

店を守る店長の佐藤正志さん。「きれいな麺線と、透き通ったスープのコントラストを楽しんでください」
ホーロー看板やLPジャケットなど、店内はレトロな雰囲気。

『麺や食堂』店舗詳細

住所:神奈川県厚木市幸町9-6/営業時間:11:00~23:30LO/定休日:無/アクセス:小田急小田原線本厚木駅から徒歩6分

GOMA

キング・オブ・飲んだ後ラーメン

湯麺550円。

店主はかつて『13湯麺』で修業し、平成6年に現在地に開店した。コシにこだわっているという自家製麺は、足で踏んで5日間寝かしたもの。温かくても、冷たくても、炒めても美お味いしいと評判だ。湯麺のスープは、シンプルながらも奥深さを感じさせ、自慢の自家製麺と合わせれば極上の味わい。ほかにも、炒葱麺(ネギソバ)や、冷たい麺と千切りにしたビリ辛のタレをかけて食べる裏18番600円もおすすめ。一品料理やアルコールも充実し、麺で締める人も多い。

喫茶店のような作り。店主の小宮山英一さんいわく「ギャップを楽しんでほしい」
炒葱麺650円は、 炒めたネギとゴマ油の香りにインパクトあり。

『GOMA』店舗詳細

住所:東京都中野区沼袋 1-44-10/営業時間:18:00~翌2:00/定休日:日曜日・3・13・23日(臨時休業あり)/アクセス:西武新宿線沼袋駅から徒歩5分

麺処 中村屋

澄み渡ったスープと極細麺のコラボ

だしかけ(塩)650円。

ラーメン界の風雲児・中村栄利さんが立ち上げたラーメン店。動物系や魚介系などがバランスよく配合されたスープは、素材を最大限に生かしていて、すっきりとした香りと奥行きある味わいが楽しめる。そんな透明なスープを持ち上げてくれる極細麺は、歯触りも心地いい。+50円すれば、玉子不使用でモチモチとした真空平打ち麺に変更することができる。具材に左右されない究極の味わいを堪能しよう。

外観や内観など、ラーメン店とは思えないほどおしゃれな造り。
中村屋の代名詞ともいえる天空落としで湯切りする店長の一条さん。

『麺処 中村屋』店舗詳細

住所:神奈川県海老名市中央2-5-41/営業時間:11:00~14: 30・18:00~21:00 (土・日・祝は11:00~21:00)/定休日:無/アクセス:小田急小田原線海老名駅から徒歩7分

中華そば屋 伊藤

飲み干す人が多い濃厚魚介スープ

中華そば600円。

店主は秋田県角館の名店『自家製麺 伊藤』で修業。千葉県九十九里の煮干し製造元から直接買い付けた高級煮干しをはじめ、さば節や昆布などを使用したスープが絶品だ。無化調で、魚介系のえぐみが少なく、旨味に味わえる。オリジナルブレンドしたで毎日打つ自家製麺は、パツッと歯切れがよく、こちらも旨味が強い。ゆえに中華具はネギのみ。「具の力で旨味を出し美味しく見せようとかいうのは論外!」という店主の意気込みを感じられる。

店内はいたってシンプル。「内装などにお金をかけるくらいなら材料費にかける」と店主。

『中華そば屋 伊藤』店舗詳細

住所:北区豊島4-5-3/営業時間:11:00~ 16:00(土・日・祝は11:00~17:00ごろ)/定休日:月・第4 日/アクセス:地下鉄南北線王子神谷駅から徒歩12分

老郷 本店

50年間変わらぬ“酢”ラーメン

湯麵650円。

平塚のソウルフードともいえる平塚湯麺の元祖店で、現在は3代目が味を守る。湯麺は、旧満州で酢の効いた麺料理をヒントに作ったオリジナルラーメン。酸味が効いたスープは、国産素材を吟味して作り、透明感が特徴だ。2種類の唐辛子から作った自家製ラー油をかけるのがこの店のスタイル。かん水や添加物を使用しない作りたてのストレート麺はのど越しが抜群だ。具は三陸産の最高級ワカメ、季節に合わせて仕入れる玉ネギ、メンマのみ。

「初代が作り上げた湯麺を守り続けます」と、店主の岩間和治さん。
糖度の高い玉ネギとハーブ豚を使用した餃子は人気のサイドメニュー。

『老郷 本店』店舗詳細

奇珍楼

極太メンマと極細麺が一体になる

ラーメン600円。

大正6年(1917)創業の老舗中国料理店。店の名物は極太の竹の子(メンマ)で、乾燥メンマから1週間以上かけて作られている。やや甘めの味付けで、ゴリッとした食感も素晴らしい。ラーメンは、竹の子が4本と、刻みねぎが入ったシンプルな見た目。さっぱりとして味わい深いスープは、時間が経つと竹の子の甘みが移り、さらに旨味が増してくる。1日寝かした麺は、竹の子とは対照的に極細ストレート麺で、スープや竹の子に負けない力強さがある。

竹の子を煮込む秘伝のタレは、3代目店主の黄国栄さんと奥さんしか知らないという。

『奇珍楼』店舗詳細

住所:神奈川県横浜市中区麦田町2-44/営業時間:11:30~15:00・17:00~21:00/定休日:水・木(月に1回)/アクセス:JR根岸線山手駅から徒歩10分

中華そば専門店 太尊

見た目とは裏腹に優しい味わい

かけラーメン500円。

数種類の煮干しを中心にバランスよく作られたスープは真っ黒だが、素材の旨味が感じられる優しい味わい。かけラーメンは「子どもが小銭を握りしめてきて食べられるように」という店主・根岸千晴さんの思いからリーズナブルな値段。麺はスープをすくい上げる縮れ麺。中央にのる刻み玉ネギが味と食感のアクセントになっている。店名は元ヘビー級王者マイク・タイソンから付けられ、店内にはボクシング関連のポスターが貼られているが、あくまで優しい店なのだ。

「材料はけちらずに手間隙かけて作っています」と根岸さん。

『中華そば専門店 太尊』店舗詳細

住所:神奈川県相模原市緑区二本松4-26-10/営業時間:11:00~14:00・16:30~20:00(売り切れ次第終了)/定休日:木/アクセス:JR横浜線・京王相模原線橋本駅から神奈中バス10分の「公園前」下車すぐ

構成=フラップネクスト 取材・文=速志淳 撮影=金井塚太郎