【散歩コース】
スタート:護国寺駅は地下鉄有楽町線で池袋駅から4分・180円、飯田橋駅から5分・180円。
地下鉄有楽町線護国寺駅→(すぐ)→護国寺→(21分/1.4㎞)→雑司が谷旧宣教師館→(2分/0.2㎞)→雑司ケ谷霊園→(20分/1.4㎞)→雑司が谷案内処→(2分/0.2㎞)→雑司ヶ谷鬼子母神堂→(6分/0.4㎞)→古書 往来座→(14分/0.9㎞)→自由学園 明日館→(4分/0.3㎞)→豊島区立郷土資料館→(1分/0.1㎞)→池袋防災館→(8分/0.6㎞)→JR・地下鉄・私鉄池袋駅
ゴール:池袋駅からJR山手線で新宿駅まで9分・170円、東京駅まで地下鉄丸ノ内線で16分・210円。
今回のコース◆約5.5㎞/約1時間20分/約7000歩
江戸の面影を今に伝える大本山「護国寺」
徳川5代将軍綱吉が、母・桂昌院の発願で、天和元年(1681)に創建。元禄時代創建の観音堂と、主殿造りを伝える月光堂は国の重要文化財。本尊の如意輪観世音が民を見守っている。
「護国寺」詳細
区内最古の近代木造洋風建築『雑司が谷旧宣教師館』
アメリカ人宣教師・マッケーレブが自宅として明治40年(1907)に建築し、帰国するまでの34年間この家で生活をしていた。19世紀後半のアメリカ郊外住宅の特色を残している。
『雑司が谷旧宣教師館』詳細
御鷹部屋時代の松の大樹が残る「雑司ケ谷霊園」
江戸時代には、将軍家の薬草栽培の御薬園、鷹狩り部屋や鷹の飼育場所として使われていた。明治7年(1874)に開設し、永井荷風や小泉八雲、夏目漱石(写真)といった多くの著名人が眠る。
「雑司ケ谷霊園」詳細
/アクセス:都電荒川線都電雑司ヶ谷停留場から徒歩5分
雑司が谷の情報発信拠点『雑司が谷案内処』
1階は地域の観光情報やおすすめスポットの案内、郷土玩具や雑司が谷グッズの紹介・販売、2階は雑司が谷と豊島区に関する作品を展示するギャラリー。
『雑司が谷案内処』詳細
安産・子育ての神様として信仰「雑司ヶ谷鬼子母神堂」
この地の武士であった山村丹右衛門が永禄4年(1561)に掘り出した鬼子母神像が本尊。現存する鬼子母神堂は、寛文4年(1664)に建てられたもので、豊島区内最古の建築物であり、国の重要文化財に指定。
「雑司ヶ谷鬼子母神堂」詳細
文学、カルチャー系が強み『古書 往来座』
『東京芸術劇場』にあった古書店「古本大學」が2004年に現在地に移転。スタッフそれぞれの嗜好を生かしたラインアップは、文芸、美術、映画などが充実。スタッフが作る『名画座手帳』のファンも多い。
『古書 往来座』店舗詳細
前庭に臨む窓がシンボリック『自由学園 明日館』
ジャーナリスト兼教育者の羽仁もと子・吉一夫妻が理想の教育の場として創立した学校。フランク・ロイド・ライト設計で、大正10年(1921)に建てられた建物は国指定重要文化財。
『自由学園 明日館』詳細
豊島区のあゆみを知る『豊島区立郷土資料館』
豊島区に関する太古から現代までの歴史を、考古資料や地図、写真を使ってわかりやすく展示。戦後の池袋ヤミ市や1930年代に画家や彫刻家が住んだ長崎アトリエ村などのジオラマ展示に注目を。
『豊島区立郷土資料館』詳細
いざという時に備えて防災を学ぶ『池袋防災館』
池袋消防署の4・5Fにある体験型施設。地震や煙、消火、救急などをインストラクターが案内するツアー形式で体験し、防災を学ぶことができる。
『池袋防災館』詳細
【雑司が谷・池袋グルメを堪能!】
ネルドリップで淹れるコーヒーを『キアズマ珈琲』
自家焙煎のコーヒーを味わえる。使い切る分量だけをこまめに焙煎、新鮮な味を楽しめる。ブレンドコーヒーとミルクシフォンのセット950円で試したい。
『キアズマ珈琲』店舗詳細
芝生広場を望む優雅なカフェ『RACINES FARM TO PARK』
南池袋公園内のカフェ。モーニングプレートや豪快に焼き上げた皮付き豚バラ肉を挟んだポルケッタサンド890円など食事メニューが人気。夜はグリル料理やフランス料理とともにワインを。
『RACINES FARM TO PARK』店舗詳細
多目的に利用できるカフエ『純喫茶いけびず』
喫茶や食事、ワークスペースに利用できる。おすすめはアジフライとカニクリームコロッケが付くミックスフライプレート1045円。全席コンセント設置、フリーWi-Fi完備でPC利用にも便利。
『純喫茶いけびず』店舗詳細
【街探検】マスコット「イケちゃん」もかわいい、池袋を周遊する便利なバス!IKEBUS
IKEBUSは、池袋の公園や主要スポットを結ぶ“まちなか交流バス”。真っ赤な塗装と片側5輪のタイヤが目を引く車両は、JR九州の新幹線や特急列車「ななつ星in 九州」など多くの交通車両のデザインを手掛ける、水戸岡鋭治さんによるもの。内装も豪華で、木組みの床板や日本の伝統柄を取り入れたシートなど、和の粋をこれでもかと集めたデザインとなっている。
乗り心地もよく、車両後部には車椅子利用の人にやさしい電動リフトを装備している。最高速度19km/hとゆっくり走行するので、車窓風景をゆっくり楽しみたい。
ルートは、池袋駅東口を起点に、サンシャインシティや東池袋駅を回るAルート、西口を起点に『Hareza池袋』方面を回るBルートがある。どちらも1回乗車200円、1日乗車券500円で利用できる。各ルートは9時30分~18時30分の毎時1~2本走行している。
TEL:03-5957-1060(WILLER EXPRESS池袋営業所)
取材・⽂・撮影=アド・グリーン
『散歩の達人 歩きたい人のための 東京散歩地図』より






