街歩きで映画、本の世界に浸り、魅力と邂逅【群馬県高崎市】
初めて訪れたのは、枝優花監督の映画『少女邂逅』を見て、ふと、高崎に行こうと思い立った頃のこと。都心から新幹線で約1時間、在来線でも約2時間程度でたどり着く高崎は日帰り圏内で、それ以降も何度か足を運んでいます。
商業施設、美術館、劇場などが密集し、にぎわう高崎駅周辺。広大なペデストリアンデッキを下りて歩き出せば、映画館『シネマテークたかさき』、老舗パン屋『アベニュー』など心引かれるスポットと出合えます。
さらに歩を進め、新刊本とZINEを扱う独理系書店『REBEL BOOKS』でコーヒーを飲みながら本の世界に浸る、何よりの充実感。折り返して高崎城址公園のお堀端を散策、『群馬音楽センター』にはバイオリン型の電話ボックスが……と、駅周辺だけでも、きらりと光る街の魅力と邂逅できます!
[編集部・阿部]
都心から行ける渓谷で小探検【東京都奥多摩町】
東京を西から東へ横断する多摩川。街中で見る分にはゆったりと幅が広く、河川敷には雑草が茂ってサッカー少年や犬を連れた散歩者が歩いていく、そんな川です。しかし、上流まで遡ってみると、さすがは大河、巨岩・巨木ひしめく谷間を青緑色の水が流れていきます。
鳩ノ巣駅は、新宿駅から電車で約1時間45分。駅から渓谷までも徒歩5〜10分ほどでアクセス良好です。岩に登ったり、水に手を浸すこともできます。
特におすすめは橋の上からの眺め。廃墟となった旅館が迫り出した崖の上にひっそりと見えます。「もの寂しい」というよりは、不思議と爽やかな風景です。
[とりさん]
秩父のレトロな街並みを散策。昭和初期の看板建築、洋館が並ぶ。長瀞、三峰も近い【埼玉県秩父市】
埼玉県の秩父市街は昭和初期のレトロな建物が多く残り、散策が楽しい。西武秩父駅から秩父神社まで番場通りの1kmほどにも木造の洋館や店舗が懐かしい雰囲気を醸し出している。
その中でもひときわオーラを放っているのが昭和2年(1927)創業の『パリー食堂』。建物は正面をモルタルで装飾した“看板建築”で国の登録有形文化財。メニューはオムライス、クリームソーダなど昭和な食堂の定番が並ぶ。3代目とその孫の4代目が店を支える。養蚕が盛んで、大正から昭和初期に織物「秩父銘仙」による好景気がこの街並みをつくったようだ。
『パリー食堂』のすぐ近くにはかつての旅館やたばこ店をリノベしたバー、カフェがある。地元のウイスキー「イチローズモルト」を飲める店が多いのもうれしい。
[こんとんさん]
ちょっとそこまでタイムスリップしに行こうよ【埼玉県川越市】
新宿駅からおよそ1時間、池袋駅からだったら30分ほどで行けちゃう川越。小江戸という名称で親しまれている通り、昔ながらの景観がまだそこにはあり、懐かしくはないのに、なぜだか安心する。
川越の大通りには名物のサツマイモを使ったスナックや、お団子の食べ歩きができるお店が軒を連ねる。人が多い日でも騒がしくないのは、きっとみんなおいしい食べ物に夢中だから。そして大通りを少しズレてみると、素敵なお店がポツンとあったり、ついもう少し歩きたくなってしまうような街。
東京から気軽に行ける安息地。お土産に日本一長い麩菓子を買って、食べ切るまで思い出に浸ってみるのも一興かも。
[harupwithcham さん]
目が覚めたら【埼玉県小川町】にいた!
渋谷で乗った電車は元町・中華街行きだったはずが、寝てしまったまま終点で折り返し、埼玉側の終着駅・小川町で目が覚めた。居眠りとしてはあり得なさすぎる距離の上に、景色と空気が違いすぎて夢かと思った。
なんとこの駅は、副都心線以南から直通が土・休日午前の3本限定。しかも元町・中華街からは1本限定!と、まさかの引き当てだったのでさすがに観光することに。
『武州めん 本店』でうどんを食べ、温泉に入り、『麦雑穀工房マイクロブルワリー』でビールを飲んだ。少し歩くと川も流れている。買ったビールと、『三代目 清水屋』のドーナツはお土産に……。昨日は朝まで遊んでいたはずが、気付いたらこの街で夕方を迎えていた! かなりいい思い出になっています!
[編集部・小野]
犬吠埼に行った後、かなりレトロな電車・銚子電気鉄道に乗ってみた【千葉県銚子市】
犬吠埼に行って、ああ、地球って確かに丸いんだなと感じた後、今回はローカルムード漂う銚子電鉄に乗ってみようかと。何しろ銚子電鉄はまだ一部区間で行き違いにタブレットを使っているんです。
ごらんの通り、ここ笠上黒生駅は行き違いでなくとも駅員さんの外見は同じですが、スタフとタブレットとを交換をするところが見られるのです、関東広しといえども旅客鉄道としてはここと小湊鉄道くらい! 他にも、大きな醤油タンクの前に1957年生まれの2000形と、少しだけ一緒に写っている大正11年(1922)ドイツ生まれのデキ3がいたり、硬券の切符や自動改札ではない改札口など、銚子電鉄にはレトロムードがいっぱい。
日帰りの旅、ゆったりと潮風に吹かれて街を歩き、外川駅の待合室で同社を救ったぬれ煎餅を買い、銚子電鉄が少しでも元気が出るようにと夕暮れのしおさい号の中でかじりました。
[2Aカレチさん]
町中華から総菜まで、歩いて楽しい横浜の下町「弘明寺かんのん通り商店街」【神奈川県横浜市】
京浜急行、市営地下鉄とどちらの路線からでもいいが、京浜急行の弘明寺駅を目指してほしい。東京駅から約50分程度、都内の京急線沿いならもう少し短縮できる。
横浜最古の古刹、真言宗の弘明寺をはじめ、「弘明寺かんのん通り商店街」がある。この商店街は、総菜、老舗の呉服屋、町中華、八百屋など約130店が軒を連ねるアーケード街だ。
商店街をめぐる前に行ってほしいのが、公衆浴場『天然温泉 中島館』。黒湯の湯舟、サウナ後には、缶ビール片手に食べ歩きを堪能してほしい。『とり忠』『あしな』『ハマケイ』など、焼き鳥、総菜、フライと何でもある。ビール1缶では足りない楽しい商店街散策をぜひ。
[もつとさうなさん]
Jリーグ観戦隣町さんぽ【神奈川県大磯町】
個人的な日帰り旅の動機といえば、Jリーグ観戦。私は地元・J2山形サポなので、上京以来、首都圏のアウェイゲームは現地観戦を心掛けています。日帰りできる理想の範囲は、19時キックオフのナイターでも普通列車で都内に戻ってこられること。すると、栃木や群馬、静岡まで行くとしんどいので、ここ数年、一番の長旅は水戸でした。しかし、水戸ホーリーホックがJ1に昇格してしまったため、今シーズン一番の遠方は湘南ベルマーレ(平塚市)になりました。
ということで、先月に試合があり行ってきたのですが、せっかくなので平塚を通り越して大磯でぶらぶらしてきました。あいにく曇天でしたが、歴史ある海水浴場、鄙びた住宅地に、路地には猫も歩いていて。概念としての「夏休み」的な懐かしさが漂う不思議な魅力がありました。個人的には内陸の盆地育ちなので、海以上に山が近い所も心地よかったです。
途中、雨宿りで寄った高麗の『イナリヤト食文化研究所』でオレンジワインを補給し、大磯駅に戻るのも面倒になり、平塚のスタジアムまで歩いてしまいました。もし、来年も平塚に行くことがあるならば(山形も湘南もぜひJ1同士で)、大磯をもっと満喫したいと思います。
[編集部・高橋]
言葉が守る美しい港町へ【神奈川県真鶴町】
山の斜面に立つ三角屋根の家々に、光あふれる海。はじめは何の気なしにふらりと寄ったこの街の風景が忘れられず、しばしば東京から日帰りで訪れるようになりました。
調べてみると、半島と背後の山地からなる真鶴町には「美の基準」という独自のまちづくり条例が。真鶴の風景を残すことを目的につくられ、“斜面に沿う形”や“舞い降りる屋根”などのキーワードで建築デザインのルールなどが定められているのだそう。なるほど、数値では測れないオリジナルな共通言語が唯一無二の風景を形づくっているんだなと納得しました。
今回は日帰りですが、いつか“泊まれる出版社”こと「真鶴出版」に宿泊してみたいともくろんでいます。
[編集部・桑原]
東京~名古屋間、往復3時間強! 名古屋グルメとミニ観覧車のススメ【愛知県名古屋市】
おすすめは、名古屋めしと「観覧車」です!
★スカイポート/中心部の栄地区の商業施設「サンシャインサカエ」壁面に設置、全透明の観覧車(お一人様600円)
★味噌料理、味噌串かつ、味噌トンカツ、味噌煮込みうどんなど。赤味噌ベースのあまだれが濃厚かつうまみたっぷり、関東の味噌味と全く違います!
★きしめん、薄~い平打ち麺の歯ごたえと出汁の効いた薄味、追いカツオ!
★鉄板スパゲティ、熱々の鉄板に溶きたまご+ナポリタンの夢うつつ
★喫茶店天国、地元の人達が幸せそうに寛いでいる日常感!
[萩山元子(はぎやまもとこ)さん]
構成=さんたつ編集部

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