静かな空間で親しみやすい喫茶店スイーツに癒やされる『喫茶 mammal』[世田谷]

静かな空間を保つため、訪れる際は「お一人、もしくはお二人」で。写真撮影は手元のみ、パソコンの使用は控えて。店内から世田谷線が見える。
静かな空間を保つため、訪れる際は「お一人、もしくはお二人」で。写真撮影は手元のみ、パソコンの使用は控えて。店内から世田谷線が見える。

行き止まりの路地にある『喫茶 mammal(マンマル)』は、ひっそりと自分の時間を過ごしたい時にうってつけ。住宅地にあるアパートの一室で、靴を脱いで上がるとフッと気持ちがほぐれる。カスタードプリン、クリームソーダなど誰もがなじみのある喫茶店メニューが揃い、「その中でどのようにしてオリジナリティを出すか。くり返し来てくださる方にとって飽きのこない味を作るように心がけています」と店主夫妻。うっとりするほどなめらかなカスタードプリンは、卵液に気泡が残らないように何度も濾(こ)しているという。穏やかなコクと甘みがコーヒーの香りと合わさり、余韻が絶妙。

カスタードプリン600円。珈琲(HOT)650円。14時以降に入店すると珈琲&プリンセット1200円(〜18時)。
カスタードプリン600円。珈琲(HOT)650円。14時以降に入店すると珈琲&プリンセット1200円(〜18時)。
自家製のシロップをたっぷり使う季節のクリームソーダ850円。写真はブラッドオレンジ。
自家製のシロップをたっぷり使う季節のクリームソーダ850円。写真はブラッドオレンジ。

『喫茶 mammal』店舗詳細

住所:東京都世田谷区世田谷3-14-16 安藤コープ100号室/営業時間:11:30〜20:00LO(月・火は〜15:00LO)/定休日:金/アクセス:東急電鉄世田谷線世田谷駅から徒歩2分

作り手の人柄が滲む、心に残る味わいのシフォンケーキ『La famille』[若林]

笑うとそっくりになる母の小沢のり子さん(右)と、娘の照美さん。
笑うとそっくりになる母の小沢のり子さん(右)と、娘の照美さん。

お目当ては、クリームやフルーツできれいにデコレーションされた手作りのシフォンケーキ。ここは、小沢のり子さん、照美さんが親子で営むシフォンケーキの専門店で、池袋で約25年間営業した後、2022年、現在の若林に移転してきた。一番人気は、創業時からあるフランボワーズシフォンケーキ。あむっと頬張ると、たくさんのフランボワーズが散りばめらたシフォン生地が口の中で溶け、甘みと酸味がほのかに舞う。一つひとつの素材が最大限生かされつつ、かと言ってそれぞれの主張がぶつかり合うのではない、全体の調和の取れた味わい深さにじんわり癒やされる。

チョコレート シフォンケーキ(左)、フランボワーズ シフォンケーキ各600円。紅茶550円。
チョコレート シフォンケーキ(左)、フランボワーズ シフォンケーキ各600円。紅茶550円。
住宅地の奥まった場所にある一軒家。扉を開けると、カフェスペースとその片隅にショーケースが現れる。
住宅地の奥まった場所にある一軒家。扉を開けると、カフェスペースとその片隅にショーケースが現れる。

『La famille』店舗詳細

住所:東京都世田谷区若林5-4-9/営業時間:11:00〜18:00ごろ/定休日:火(臨時休あり)/アクセス:東急電鉄世田谷線若林駅から徒歩3分

老舗が“街の煎餅屋さん”として育む地域とのつながり『松﨑煎餅 松陰神社前店』[松陰神社前]

瓦煎餅「大江戸松﨑 三味胴」1枚195円。季節の草花など、時季によってデザインが変わるものも多数。
瓦煎餅「大江戸松﨑 三味胴」1枚195円。季節の草花など、時季によってデザインが変わるものも多数。

文化元年(1804)、芝の魚籃坂(現在の港区三田4丁目付近)で創業した『銀座 松﨑煎餅』。名物の「大江戸松﨑 三味胴」は小麦が原料の瓦煎餅で、表面に花鳥風月や縁起物を描いた華やかなお菓子だ。2016年、その老舗が本店に次ぐ2軒目の路面店を出店したのは、買い物時になると多くの地元客でにぎわう松陰神社参道商店街。開店以来少しずつ地域に根ざし、「わざわざ遠くに行かなくても、近所で買えるようになってうれしい」という声も多いとか。松陰神社参道商店街のキャラクター「しょーいん君」は、松陰神社前店限定バージョン。バラ売りもしているので散歩のお供にぜひ。

瓦煎餅をはじめ、さまざまな品物が並ぶ。リーズナブルで手に取りやすい揚餅などのスタンドパックも。
瓦煎餅をはじめ、さまざまな品物が並ぶ。リーズナブルで手に取りやすい揚餅などのスタンドパックも。
店内にカフェを併設。クリームあんみつ935円。夏はかき氷など季節メニューも登場する。
店内にカフェを併設。クリームあんみつ935円。夏はかき氷など季節メニューも登場する。

『松﨑煎餅 松陰神社前店』店舗詳細

住所:東京都世田谷区若林3-17-9/営業時間:11:00〜19:00(カフェは〜18:30LO)/定休日:無/アクセス:東急電鉄世田谷線松陰神社前駅から徒歩1分

食事パンからスイーツ系まで!個性際立つ進化系“街のパン屋さん”『nukumuku』[三軒茶屋]

一番人気はクリームパン。飾り付けられたアメリカン・ビンテージの人形たちも歓迎してくれているようだ。
一番人気はクリームパン。飾り付けられたアメリカン・ビンテージの人形たちも歓迎してくれているようだ。

三軒茶屋は話題のベーカリーがひしめく激戦区。なかでも個性派は「ぬくもりのパンを無垢な気持ちで」がコンセプトの『nukumuku』だ。シンプルな食事パンから総菜パン、サンドイッチ、おやつにもなる甘いパン、洋菓子など、「平日は30〜40種類、土・日はもっとたくさん用意します」と店主の與儀(よぎ)高志さん。2階のカフェで食べられる超厚切りのハニートーストは、トッピングのアイスクリーム、生クリームが少しずつ熱で溶かされ、切り込み部分から中に染み込んでいく様子がたまらない。こんがり焼けたミミのザクッという歯触りと、内側のもちもちの食感の差も堪能して。

與儀さんは、開業前にブーランジェリー、フレンチレストランのベーカリー部門など、さまざまな店舗を渡り歩き、ドイツ・シュトゥットガルトでの研修も経験。
與儀さんは、開業前にブーランジェリー、フレンチレストランのベーカリー部門など、さまざまな店舗を渡り歩き、ドイツ・シュトゥットガルトでの研修も経験。
店自慢の「もちもち食パンスペシャル」で作るハニートースト(アイスクリーム・生クリームのせ)990円。コーヒー440円。
店自慢の「もちもち食パンスペシャル」で作るハニートースト(アイスクリーム・生クリームのせ)990円。コーヒー440円。

『nukumuku』店舗詳細

住所:東京都世田谷区太子堂5-29-3/営業時間:7:00〜18:30※カフェは9:00~16:00(パン、カフェいずれも金・土・祝は〜20:00、日は〜18:30ごろ)/定休日:月、第1・3・5火/アクセス:東急電鉄田園都市線・世田谷線三軒茶屋駅から徒歩10分

取材・文・撮影=信藤舞子