静かな空間で親しみやすい喫茶店スイーツに癒やされる『喫茶 mammal』[世田谷]
行き止まりの路地にある『喫茶 mammal(マンマル)』は、ひっそりと自分の時間を過ごしたい時にうってつけ。住宅地にあるアパートの一室で、靴を脱いで上がるとフッと気持ちがほぐれる。カスタードプリン、クリームソーダなど誰もがなじみのある喫茶店メニューが揃い、「その中でどのようにしてオリジナリティを出すか。くり返し来てくださる方にとって飽きのこない味を作るように心がけています」と店主夫妻。うっとりするほどなめらかなカスタードプリンは、卵液に気泡が残らないように何度も濾(こ)しているという。穏やかなコクと甘みがコーヒーの香りと合わさり、余韻が絶妙。
『喫茶 mammal』店舗詳細
作り手の人柄が滲む、心に残る味わいのシフォンケーキ『La famille』[若林]
お目当ては、クリームやフルーツできれいにデコレーションされた手作りのシフォンケーキ。ここは、小沢のり子さん、照美さんが親子で営むシフォンケーキの専門店で、池袋で約25年間営業した後、2022年、現在の若林に移転してきた。一番人気は、創業時からあるフランボワーズシフォンケーキ。あむっと頬張ると、たくさんのフランボワーズが散りばめらたシフォン生地が口の中で溶け、甘みと酸味がほのかに舞う。一つひとつの素材が最大限生かされつつ、かと言ってそれぞれの主張がぶつかり合うのではない、全体の調和の取れた味わい深さにじんわり癒やされる。
『La famille』店舗詳細
老舗が“街の煎餅屋さん”として育む地域とのつながり『松﨑煎餅 松陰神社前店』[松陰神社前]
文化元年(1804)、芝の魚籃坂(現在の港区三田4丁目付近)で創業した『銀座 松﨑煎餅』。名物の「大江戸松﨑 三味胴」は小麦が原料の瓦煎餅で、表面に花鳥風月や縁起物を描いた華やかなお菓子だ。2016年、その老舗が本店に次ぐ2軒目の路面店を出店したのは、買い物時になると多くの地元客でにぎわう松陰神社参道商店街。開店以来少しずつ地域に根ざし、「わざわざ遠くに行かなくても、近所で買えるようになってうれしい」という声も多いとか。松陰神社参道商店街のキャラクター「しょーいん君」は、松陰神社前店限定バージョン。バラ売りもしているので散歩のお供にぜひ。
『松﨑煎餅 松陰神社前店』店舗詳細
食事パンからスイーツ系まで!個性際立つ進化系“街のパン屋さん”『nukumuku』[三軒茶屋]
三軒茶屋は話題のベーカリーがひしめく激戦区。なかでも個性派は「ぬくもりのパンを無垢な気持ちで」がコンセプトの『nukumuku』だ。シンプルな食事パンから総菜パン、サンドイッチ、おやつにもなる甘いパン、洋菓子など、「平日は30〜40種類、土・日はもっとたくさん用意します」と店主の與儀(よぎ)高志さん。2階のカフェで食べられる超厚切りのハニートーストは、トッピングのアイスクリーム、生クリームが少しずつ熱で溶かされ、切り込み部分から中に染み込んでいく様子がたまらない。こんがり焼けたミミのザクッという歯触りと、内側のもちもちの食感の差も堪能して。
『nukumuku』店舗詳細
取材・文・撮影=信藤舞子






