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笑う顔には福来る──街角の〈顔パレイドリア〉現象
少しばかり更新が早いですが、新年最初にふさわしいお題は福笑い。どういうわけか「顔」に見えてしまう街角の楽しい仲間たちをご紹介します。おっとその前に。一応学術的な講釈もしておきましょう。視覚的な刺激や聴覚的な刺激を自分のよく知っているパターンで認識しようとする現象を心理学用語で「パレイドリア現象」と言います(世間ではこれを「シミュラクラ現象」と呼ぶ人も多いのですがこれは日本だけの俗称なので今日からは正しく「パレイドリア現象」と覚えてください)。三つの点が逆三角形に並んでいるとなぜか目と口に見えてしまうのは「顔パレイドリア」。今回取り上げるのはまさにその現象です。
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「すみません」は謝っているようで謝っていない、でも相手を気づかう不思議なことば
日常生活のさまざまなシーンで使い勝手の良い「すみません」という言葉。実は、同じく謝罪を表す「ごめんなさい」とは180度異なる謝罪の表現でした。国語学者の小野正弘先生が、詳しく解説してくれました。
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北参道は落ち着いた暮らしとトレンドの先端! 二兎を追える“ダガヤサンドウ”ライフ
西は明治神宮、北は新宿御苑、東は国立競技場と、緑に囲まれた北参道エリア。2008年の地下鉄副都心線開通以降、北参道~千駄ケ谷のあたりは「ダガヤサンドウ」と呼ばれ、おしゃれなアパレル店やカフェもじわりと増加中だ。個性的なヴィンテージマンションや落ち着いた住環境をもつファミリー向けマンションなどが点在するこのエリアの暮らしを、想像しながら散策した。
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ビートたけし『浅草キッド』を聴きながら六区とフランス座周辺の路地を歩いてみた。【街の歌が聴こえる・浅草編】
映画『浅草キッド』が話題である。その舞台は浅草、中でも浅草エンターテインメントの中心地「六区」である。曲がりくねった路地に吹く「六区の風」を感じながら、歌とともに浅草の栄枯盛衰を辿ってみたい。
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お笑いが楽しくなる「ばか」「あほ」の真実! 「東西で言い方が違う」説は間違いだった!?
年末年始、お茶の間の風物詩といえばテレビのお笑い番組。関東のコント師から「ばか」、関西の漫才師からは「あほ」と、軽快なツッコミが飛び交います。地域でことばが変わる理由、日本語ならではの微妙なニュアンスを、国語学者の小野先生がふか〜く解説してくれました。お笑いで頻繁に使われる理由がよくわかります。
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空っぽのガラスケース、〈水槽型〉無言板のある風景
町内会の掲示板といえばたいてい屋根付きのむき出し看板ですが、公民館や信用金庫の前でよく見かけるガラス張りのポスターケースは最強の屋外用掲示板といえるでしょう。雨風からポスターを守る防水性能はもちろん、錆びないステンレスのフレームに強化ガラス、夜間に内部を照らすLEDライトを内蔵するなど贅を尽くしたハイエンドな仕様はクルマにたとえるならスーパーカー。値段も桁が違うはずです。通常何かポスターが掲示されているときにはその造作に気を留めることもないのですが、写真のように掲示物がないと急にその存在感が際立って見えてくるから不思議です。
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ただようケムリは昭和の日常、令和の嫌われ者。
今日はタバコの話を書きます。ちょっと待った、早まってページを閉じないで。「昭和ホメ→タバコの話→タバコ礼賛」だろう、って読む前に判断しないしない。公共空間での禁煙や分煙の流れは私もおおむね同意していますし、よいことでもあると思っています。今回は単に、それが生活の中に深く根付いた時代を、知識としても、体感としても分かっていたほうが、街の過去を知るには良い場合があるよ、という話をしたいだけです。
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逆お椀型の単独峰、山梨県の要害山へ【東京発日帰り山さんぽ】
『散歩の達人 日帰り山さんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。上野原駅の北部には能岳、八重山、要害山など手軽なハイキングコースがある。特に要害山は逆お椀型の山容で、別名おっぱい山といわれる。 <山梨県・上野原市>
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整骨院入り口のガイコツに、物申したいことがある
突然だが、あなたは街でいきなりガイコツに出くわしたらどうするか。恐らくほとんどの人は、驚いて腰を抜かすに違いない。この世にガイコツがいて違和感がない場所など、お化け屋敷か理科室の棚くらいのものである。私自身、幼少時に東京ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」で怖いガイコツに脅かされて以来、ガイコツとはあまり相性が良くない。
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達人考案、神楽坂・江戸川橋散歩コース!地元感満載の裏筋に新スポットを探る、神楽坂上さんぽへ
大久保通りから先の神楽坂は地元の住宅エリアだが、江戸川橋方面の裏手に新しい店が次々誕生中。庶民的な住宅地をゆるゆる歩くと、新たな顔が見えてくる。
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瀬古賛歌~なぜ瀬古利彦以上に有名なマラソンランナーは現れないのか?
今の若い人はスポーツ新聞を買うことなどないだろう。うちは一般紙の他にスポーツ新聞も購読していた。僕が子どもの頃、中京や関西地区だとまた違うだろうけど、スポーツ新聞の一面は決まってジャイアンツ。大人の時候の挨拶は天気か野球だった。ほんとに。巨人の監督が変わるときは総理大臣が変わることと同じぐらい重要とされる時代だった。当時の日本の一般成人男性のマジョリティは「既婚・喫煙者・巨人ファン」だったのではないか。ときは流れて現代ではマイノリティーになった。つくづく価値観とか「当たり前」とか「フツー」とかって、変わっていくものだと思う。子どもだった僕が記憶する、巨人以外のスポーツ新聞の一面はふたつしかない。ひとつは山口百恵の結婚。「三浦友和は山口百恵のこと好きなの?」と親に真顔で聞いたことを覚えている。もうひとつは瀬古利彦。さあ今回の本題です。この人以上に有名なマラソンランナーは現れていない。おそらく僕の世代で「あなたがいちばん好きなマラソンランナーは?」という質問があったら、二大会連続メダル獲得の有森さんでも国民栄誉賞のQちゃんでもなく、瀬古の名前を挙げるはずだ。子どもの頃に、それぐらい刷り込まれた。わりと瀬古好きの僕は彼の文献をいくつも読んで詳しい。ちょっと語らせてほしい。1976年3月、一浪して早稲田大学に入学した瀬古利彦に運命の出会いがあった。当時62歳の中村清だった。中村は1913年、日本占領下のソウルに生まれた。靴さえない極貧家庭に育ち、36年のベルリンオリンピックに1500メートル代表で出場。太平洋戦争では陸軍憲兵隊長。戦後は母校である早大の駅伝コーチを無給で買って出て、ヤミ市で横流しして得た財産をすべて選手の食費などにあてた。この世代だからもちろん選手を殴るのは当たり前。伴走車で轢き殺そうとすることもしばしばだった。東急の監督を7年間務めたがこれといった選手を育てることは叶わなかった。その後、弱体化していた早大競走部の監督に就任した際、瀬古が入部する。中村は選手たちと初めて会った合宿の寮で、彼らに頭を下げた。「早稲田が弱くなったのはおまえたちだけの責任ではない。面倒を見なかったOBも悪かった。代表して謝りたい」そう言った直後、自分の顔を殴り出し、鼻血が出てもなお続けた。壁に何度も頭を打ち付けて、血を流しながら「私の陸上への思いはこの通りだ!」と叫んだという。グラウンドの土を食べたこともあった。今回この原稿を書くため、改めて文献を漁ったところ、「おまえたちのためなら何でも食べる」と言いながら食べた説と、「この土を食べれば世界一になれると言われたら、おまえらは食べることができるか?」と言いながら食べた説と、本によって微妙に異なっていた。たぶん中村は少なくとも2回以上、土を食べたのだろう。えーっと、イッちゃってますね(言葉を選びました)。多くの選手が中村の“奇行”(※温厚な言葉に置き換えました。)に呆然とする中、若き瀬古は引き込まれた。中村もすぐに瀬古の才能を見いだした。瀬古は中村の自宅の敷地内にあるアパートに住むよう命じられ、衣食住を共にした。六畳間にはテレビもラジカセもない。中村が部屋の鍵を持っているため常に監視下にあった。瀬古が散歩に出ただけで、中村は「瀬古には未亡人でもいるのか」と探った。瀬古がポルノ映画館に逃げ込むと、角刈り頭の瀬古の隣に男が来て手を握られた。中村の教えは常に狂気に満ちていた。練習の前後に聖書や正法眼蔵から用いた説教が2時間。選手が自分のことを理解していないと憤るあまり、地団駄を踏みすぎて足を骨折したこともあった。瀬古には大会の10日前からオナニー禁止(中村は学生結婚だったが現役時代に夫婦生活はなかった)。毎日80キロ走らされた。スパルタどころではない。瀬古に人権はなかった。瀬古は中村の期待に応えた。めきめき実力を伸ばし、3度目のマラソンで福岡国際マラソン優勝を果たした。「瀬古は神様がくれた宝物」と中村は喜んだ。中村には娘が4人いたが、「『日本沈没』(1973年発表の小松左京のミリオンセラー)の日が来たとして、誰かひとりを助けられるとしたら瀬古を選ぶ」と言い放った。
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吉田拓郎『制服』を聴いて東京駅地下道を歩く~都会という名の病【街の歌が聴こえる・東京駅/丸ノ内編】
イヤフォンから流れる『制服』や『赤いハイヒール』を聴きながら考えた。少女たちが東京駅に着いたその日、どこを歩き、どこでハイヒールを買ったのだろうか……と。
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「師走」の語源、「師も走る」説は実は後付け!? 「年の瀬」は年末らしい気持ちが表現された言葉だった!
1年遅れの東京オリンピック&パラリンピックをはじめ、いろいろあった2021年も残り1カ月を切りました。1年を総括するこの時期を表現するのが「師走」「年の瀬」といったことば。国語学者の小野先生に掘り下げてもらうと、どちらにも共通する、年末ならではの心の状態が反映されていました。
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路地で飲む風のような人々から聞いた、小さな商店街の記憶
「横田さんこういうところ好きでしょう」。酒好きの知り合いに連れられていった場所は、確かにため息が漏れるくらいに惹かれる場所でした。荒川のほとり、うねる路地を越えていった先にあった、小さな商店街。木造トタン張りの二階部分が通路を挟みながら空中で繋がり、まるでアーチのようになった入り口をくぐると、石畳の通路が奥へと伸びています。かつて通路を覆ってアーケードを形作っていたらしい幌は、すっかり失われ骨だけが残っていました。なんともひなびた味。私の好むところです。その下に、コマ割りされた店舗が並んでいました。昭和30年代の風景が今も保存されている! 目にした瞬間、たしかに興奮しました。
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はなじょろ道から富士見の山、高松山へ【東京発日帰り山さんぽ】
『散歩の達人 日帰り山さんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。 松田町と山北町との境界線上に高松山がある。地元の人たちによって復活した古道を歩いて山頂へ。カヤトが切り払われた山頂からの眺望に感動。 <神奈川県 松田町・山北町>
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工場地帯の埋立地には、意外にも緑がはみ出していた!【村田あやこの路上園芸探訪・城南島&京浜島編】
駒込や谷根千、向島など、これまで割と生活感のあるエリアの路上園芸探訪が多かった本連載。それもそのはず、路上園芸は人の暮らしと密接した風景でもあるので、見て歩こうと思うと、自然と生活感の漂うエリアに足が向くからだ。しかし今回は趣向をガラッと変え、訪れたのはなんと工場地帯。大田区の城南島と京浜島だ。巨大な工場が並び、生活感の一切しないエリアを「路上園芸」目線で歩いてみた。
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宅建デートin谷根千。散歩にぴったりのこのエリアでは「道」に注目!
初めてのデートを終えて、ほんの少しだけどエルボーのこともわかったような感じがした。ということで、熱が冷めないうちに2回目のデートに誘ってみる。「その日は朝カフェで、夜は打ち合わせだから、昼過ぎから夕方までだったらいいよ」エルボーは33歳。オレの2つ年下だけど、しっかり働いている。ってか、今回も昼の散歩デート。もしかしたら、こないだの上野・アメ横デートでしつこかったから夜は避けられているのかもしれない。……だが定かではない。ここは気にせず2回目だ。ちなみに先に言っておくと今回は「谷中・根津・千駄木」デート。フリーの宅建士のオレが彼女を作ろうとデートをがんばる話だ。不動産の鑑定評価の手法、都市計画と震災・戦災、「幻」のマッカーサー道路、暗渠と開渠(かいきょ)あたりもチラチラっと解説している。遊郭がどうやってできたのか~なんて話も。さて、オレは宅建知識と散歩力(ぢから)でエルボーを振り向かせられるのか……!?
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動かないエスカレーターに魅せられて
実家の近所に、Oというスーパーがある。3歳の時、店内で迷子になって大泣きしたというのが、私の人生における最も古い記憶なので、1970年代の終わりには既に開店していたことになる。目の前を走る山手通りの拡張に伴い、以前は店の前にあった公園も無くなってしまったが、スーパーOの建物自体は現在も当時のまま残っている。
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「うっせぇわ」を国語学者が分析したらこうなった! 日本語の面白さを凝縮したワンフレーズに目からウロコ
叫ぶような歌声と、刺激的な歌詞が印象的なAdoさんの「うっせぇわ」。「ユーキャン新語・流行語大賞」にもノミネートされました。2021年を代表することばを小野先生に掘り下げてもらうと、短いフレーズにおもしろポイントが盛りだくさん!曲の魅力を再発見できました。
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失われた板の代わりに、空を掲げる〈エア看板〉の美
肝心の文字板が脱落して枠と支柱だけが残った看板を、何も持たずにギターの弾き真似をするエア・ギターにならって〈エア看板〉と呼んでいます。英語の「エア air」は空気や空っぽを意味する言葉ですが、漢字の空も「そら sky」を意味すると同時に禅でいうところの「空(くう)nothing」を指すのは何とも見事な符合です。〈エア看板〉は物理的に空虚な看板であり、精神的に無の境地を表しているといってもいいでしょう。
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歴史ある「寺と坂の街」に堂々たる高級マンションがずらり!再開発が進む泉岳寺・高輪の今を歩いた
伊皿子坂、魚らん坂、桂坂に洞坂……そのほか、小さく緩やかな名もなき坂道を何度も上り下った。地下鉄浅草線の泉岳寺エリア、町名は港区高輪1・2丁目。地名の通り標高20mほどの高台は、かつては東京湾に突き出す岬のような地形だったという。眺望が素晴らしく、江戸時代から「セレブ」が住み着いた土地柄だ。三田、白金、品川という有名タウンの狭間にあって、古き良き空気感をまとうユニークな住宅地。いつものとおり、この街に住んでみる視点でマンションめぐりをレポートする。
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奥多摩に眠る都内随一の廃線跡を道路から愛でる。小河内線跡その1
東京都奥多摩には、遺構がしっかりと残存する廃線があります。その名は小河内線。奥多摩湖となる小河内ダム建設のために敷設された貨物線で、青梅線の終点氷川(現・奥多摩)駅からダム建設現場の水根まで6.7kmの路線でした。小河内線は途中に交換設備のない単線非電化で、東京都が運行する専用線でした。都が国鉄からC11形蒸気機関車と乗務員を借り受けて運行し、専用貨車も製造され、ダム建設資材のセメント輸送に活躍したのです。
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『ハルノヒ』を聴きながら、野原ひろしがみさえにプロポーズした北千住を歩いてみた。【街の歌が聴こえる・北千住編】
最近はビールのCMでもよく流れている『ハルノヒ』って、じつは、2019年に公開されたクレヨンしんちゃんの映画の主題歌なのだな。歌詞の冒頭にでてくる北千住駅のプラットホームは、しんちゃんの父・野原ひろしが妻のみさえにプロポーズした場所だったという。
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「切ない」ってどんな気持ち? 日本語の中でも珍しい「昇格組」の形容詞だった!
肌寒い晩秋の夕暮れ、落ち葉が敷き詰められた街角で、ふと初恋の人を想い「切ない」気持ちになる……。皆さんは、そんな胸が締め付けられるような散歩を、経験したことはないだろうか?  毎年のように経験している筆者が、説明の難しい「切ない」という言葉について、小野先生に聞いた。
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料亭にはじまる粋なかりんとう。浅草『小桜』
雷門から浅草寺を抜けた先には「観音裏」と呼ばれる、かつて料亭が軒を連ねた落ち着いたエリアが広がる。現在界隈には雰囲気のある飲食店や和菓子店が点在し、観光エリアとはひと味違う静かな時間が楽しめる。私が15年近く通い続けている、かりんとう専門店の『小桜』もここにある。料亭の手土産からはじまった粋なかりんとうは、包装紙から美しい。
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浮間舟渡駅からはじめる浮間舟渡・赤塚・ 光が丘さんぽ〜水辺と緑を楽しむネイチャーウォーク〜
浮間公園の池畔を抜けて川風が気持ちがよい荒川土手へ。新河岸川を渡れば、高島平団地はすぐそこ。この先は、赤塚公園、赤塚溜池公園、赤塚植物園、光が丘公園など、自然を楽しむ公園が点在する。距離が長いので、高島平からスタートしてもよい。
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文豪も魅了したくず餅。亀戸『船橋屋』
関東で「くずもち」といえば、葛粉を使うものではなく、小麦でんぷんを乳酸発酵させて作る寺社門前名物だろう。江戸時代に亀戸に創業したくず餅の老舗『船橋屋』でその魅力をたっぷり聞いてきた。
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街の時計は、正しい時を刻んでいるのだろうか
私は毎朝、東京の西の方から都心に向かってバイク通勤をしている。時間に余裕を持って出発するのが理想だが、大抵は毎日ギリギリに家を出ることになる。そんなわけで、「この地点をこの時間までに通過すれば、まあ大丈夫だろう」という生活の知恵が、いつしか身についてしまった。ところが私のバイクには時計表示が付いていない。腕時計を見ようにも、冬場は何層にも重ねられた袖の下に潜っているため、運転しながら掘り起こすわけにもいかない(しかも一度掘り起こしてしまえば、袖からスキマ風が入って大変悲惨なことになる)。そんな時に重宝するのが、街のあちらこちらに設置された時計である。
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「道」はただの通り道ではない! 日本古来から受け継がれる特別な意味とは?
私たちが当たり前のように散歩している「道」。「茶道」や「柔道」といった言葉にも使われるように、英語で言う「road」や「street」とは異なる、特別な意味合いも感じられる。国語学者の小野先生が、言葉の成り立ちから詳しく解説してくれた。
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起伏を楽しめる海原展望の低山、静岡県の沼津アルプスへ【東京発日帰り山さんぽ】
『散歩の達人 日帰り山さんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。伊豆半島の西側のつけ根に6山7峠が連続する縦走路が沼津アルプスだ。北や南の日本アルプスとはレベルが違うが、距離も長く、高低差もあるので、低山なれど充実感たっぷり。<静岡県・沼津市>
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