私の通勤路では正しく時を刻んでいるが……

私の通勤路である甲州街道では、調布の不動産屋→つつじヶ丘の理髪店→仙川のキユーピー→笹塚商店街→笹塚駅入り口→新宿駅南口といったポイントに時計が設置されている。これらの時計が、ほぼ正しく時を刻んでくれているおかげで、今日も安心して通勤ができるわけだ。

調布の不動産屋。この付近には信号などがないため、普段は一瞬で通過してしまってあまり見られない(なお、通勤時には写真を撮る余裕などないため、これは後日撮影したもの)。
つつじヶ丘の理髪店。信号待ちをしている際に目に入る、レトロな看板。
仙川のキユーピーは対向車線側にあるので、あまり凝視はできない。
近くで見ると、キューピーが季節ごとにさまざまな衣装に着替えており、凝っている。
大原陸橋のアンダーパスを越えると目に入る笹塚商店街の時計。
笹塚駅入り口の時計。これも対向車線側にあるので、信号待ちの際に確認する。
甲州街道に面したJR新宿駅南口の改札にある時計。道路を走っていても目に入りやすい。

しかし、街中に設置されている時計は、本当に全て正しく時を刻んでくれているのだろうか。もし止まっていたり、全然違う時刻が表示されていたりした場合、さまざまな問題が起こりかねない。そんなわけで、街の時計を調査してみることとした。

たとえば駅のターミナルはどうだろう

時計が多く設置されているところとしては、大きな駅のターミナルなど、人が多く集まるところが挙げられる。こういったところにある時計は、管理が行き届いていることが多く、正しい時刻である場合がほとんどだ。

池袋駅東口ロータリーに設置された時計。池袋のマスコット的存在、フクロウ付き。
府中駅南口のペデストリアンデッキ上にある時計。
上野・アメ横入口にある時計。あまり時計があることを普段意識しないが、存在している。

それでは、個人商店の場合はどうか

一方、会社や個人商店が、通りに面した場所に設置している時計の場合はどうだろうか。今回調査した限りにおいては、2~3分の誤差はあるにしても、大幅に遅れている時計はなかった。

神田の店舗にある時計。外に向けられているからには通行者向けなのだろうが、なぜ床に置かれているのだろう。
神保町のビルに設置された時計。フロア案内と一体型。
府中の店舗が設置した時計。高所にあるので、修理が大変そう。
高尾の医院の時計。道路から見やすい位置にある。

府中の居酒屋の店頭に飾られていた巨大な時計は、19時40分に撮影したにもかかわらず10時ちょうどを示していたが、どうやらこれはオブジェとして飾られているものらしく、時計として判断すべきものではなかったようだ。

府中の居酒屋の時計。いつ見ても10時を指している。

理髪店の看板にはなぜか時計が組み込まれている気がする

ところで、街を歩いているうちに、あることに気が付いた。それは「時計を組み込んだ看板を設置している理髪店が多い」ということだ。上に挙げたつつじヶ丘の理髪店もそうだが、時計付きの看板がある理髪店は大体長く営業していると思われる店が多く、したがって時計の盤面も黄色く変色している。

多磨霊園の理髪店の時計。サインポールがないタイプ。
芦花公園の理髪店の時計。この形は割とよく見かける。

それにしても、なぜ理髪店で時計なのだろう。「この時間なら散髪しても次の予定に間に合いそうだな、よし入ろう」という客を見込んでのことなのだろうか。自分は理髪店には行かないので、なかなか真相を聞く機会が持てないが、いずれ調べてみたい。

街中の時計が正しく動いている恩恵に与るありがたさ

現代はほとんどの人がスマホや携帯電話を持ち歩き、街にわざわざ時計を設置する必要などない、と考える人も多いかも知れない。しかし、何らかの事情で時計を見ることができない人にとって(私含め)、街の時計が正しく動いてくれているというのは大変ありがたいことである。勝手なお願いではあるが、時計設置者には今後も定期的なメンテナンスをお願いしたいところだ。

絵・写真・文=オギリマサホ