【散歩コース】
スタート:王子駅はJR京浜東北線で上野駅から10分・180円、赤羽駅から5分・170円、地下鉄南北線で永田町から20分・210円。
JR京浜東北線・地下鉄南北線王子駅→(11分/0.7㎞)→東書文庫→(12分/0.8㎞)→都電おもいで広場→(12分/0.8㎞)→あらかわ遊園→(14分/0.9㎞)→尾久八幡神社→(15分/1.0㎞)→尾久の原公園→(24分/1.6㎞)→荒川自然公園→(16分/1.1㎞)→旧三河島汚水処分場喞筒場施設→(6分/0.4㎞)→ゆいの森あらかわ→(11分/0.7㎞)→三峯神社→(10分/0.6㎞)→ジョイフル三の輪→(6分/0.4㎞)→都電荒川線三ノ輪橋停留場
ゴール:三ノ輪橋停留場から地下鉄日比谷線三ノ輪駅まで徒歩4分。三ノ輪駅から地下鉄日比谷線で上野駅まで4分・180円。
今回のコース◆約9.0㎞/約2時間20分/約1万2000歩
教科書は時代や世相を映す鏡『東書文庫』
教科書出版社の東京書籍が昭和11年(1936)に開館した日本初の教科書図書館。江戸時代の藩校、寺子屋から現行のものまで約16万点の教科書を所蔵。
『東書文庫』詳細
都電全盛期を彩った往年の名車「都電おもいで広場」
都電荒川車庫に隣接。昔の停留場をイメージした広場に旧型車両2両を展示。昭和29年製の5500形の車内には模擬運転台や沿線の街をイメージしたジオラマ、歴史的資料の展示ケースを設置。
「都電おもいで広場」詳細
都内唯一の区立遊園地。幅広い世代に大人気『あらかわ遊園』
観覧車や豆汽車、メリーゴーランドなど子供向けのアトラクションが中心。動物やポニーとふれあえるどうぶつ広場、室内遊び場のわくわくパークなどで遊べる。
『あらかわ遊園』詳細
月替わりの御朱印も人気「尾久八幡神社」
尾久の総鎮守として信仰される古社。創建は定かではないが、至徳2年(1385)に社殿が建てられたことを示す棟札が見つかっている。鳥居の目の前を都電が走る風景が鉄道ファンに人気。
「尾久八幡神社」詳細
原っぱや池がある広大な広場「尾久の原公園」
約6万平方メートルの敷地があり、広大な原っぱでは家族連れがボール遊びや凧揚げに興じ、水辺では子供たちがザリガニ釣りに夢中。昔ながらの遊びの風景がここにある。約30種類のトンボが生息し、春には約200本のシダレザクラが咲く。
「尾久の原公園」詳細
施設上部に造られたとは思えない自然豊かな空間「荒川自然公園」
水再生センターの上部に人工地盤を造って整備した公園。連絡通路を挟んで、南側には白鳥の池やアスレチック、昆虫観察園、オオムラサキ観察園があり、北側は交通園と児童園がある。
「荒川自然公園」詳細
わが国最初の近代下水道施設『旧三河島汚水処分場喞筒(ポンプ)場施設』
大正11年(1922)から1999年まで稼働していた近代下水処理場の遺構。2007年に下水道分野の遺構としては初めて国の重要文化財に指定された。
『旧三河島汚水処分場喞筒場施設』詳細
巨大な本の森。カフェも併設『ゆいの森あらかわ』
中央図書館、荒川区出身の小説家・吉村昭の記念文学館、ゆいの森子どもひろばが一体となった施設。壁一面の書架、読書ができるカフェやテラス席のほか、約128席の観覧席を備えたゆいの森ホールがひときわ目を引く。
『ゆいの森あらかわ』詳細
穴が開いたお椀を奉納し祈願「三峯神社」
ビルに挟まれた小さな神社。明治維新後の廃仏毀釈で廃寺となった仙光院にあった袈裟塚(けさづか)の耳無不動が移設されている。左耳がない明王は耳の病に御利益があると伝えられ、願掛けには穴を開けたお椀を奉納する。
「三峯神社」詳細
チンチン電車に会える街「ジョイフル三の輪」
都電荒川線の三ノ輪橋停留場から荒川一中停留場の間、約500mを並行する昭和レトロな商店街。約80店舗が軒を連ねるが、総菜の『とりふじ』、紅ショウガ天が名物の『きく』、そばの『砂場』総本店、『パンのオオムラ』などが名物店。
「ジョイフル三の輪」詳細
【あらかわ遊園・町屋・三ノ輪のグルメを堪能!】
都電散歩の土産にピッタリ!『菓匠 明美』
1977年から販売する都電もなかが名物。都電の形をした皮に、求肥入りのつぶ餡を詰めたもので、都電型のパッケージは7種類ある。1個185円、10個車庫型パッケージ入り1960円。
『菓匠 明美』店舗詳細
荒川もんじゃは土手を作らない『浜作もんじゃ会館』
荒川もんじゃを代表する店。昆布出汁と特製ソースが味の決め手。一番人気の浜作もんじゃ1520円は生イカ、桜エビ、牛肉、かに、各種野菜など9種類の具が入る。お好み焼きもある。
『浜作もんじゃ会館』店舗詳細
創業80余年。名物は調理パン『パンのオオムラ』
ガラスケースの中に並ぶパンは、やきそば、コロッケ各150円、トンカツ180円などどこか懐かしい調理パンの数々。添加物なし、酒種天然酵母使用、米ぬか油で揚げたヘルシーパンだ。
『パンのオオムラ』店舗詳細
鉄道愛あふれるカフェ&ホテル『都電屋』
1階は『都電カフェ』、2階は『TodenHotel都電屋』。カフェには店主が集めた鉄道グッズや写真、鉄道模型などを展示。おすすめは三ノ輪バーガー1200円、都電パフェ800円。鉄道談義も楽しそう。
『都電屋』店舗詳細
取材・文・撮影=アド・グリーン
『散歩の達人 歩きたい人のための 東京散歩地図』より





