【散歩コース】
スタート:千住大橋駅は京成本線で日暮里駅から6分・170円、京成上野駅から10分・200円。
京成本線千住大橋駅→(4分/0.3㎞)→橋戸稲荷神社→(2分/0.1㎞)→奥の細道 矢立初めの地碑→(3分/0.2㎞)→足立市場→(すぐ)→千住宿奥の細道プチテラス→(3分/0・2㎞)→千住宿歴史プチテラス→(13分/0.9㎞)→勝専寺→(4分/0.2㎞)→宿場町通り商店街→(2分/0.1㎞)→千住街の駅→(2分/0.2㎞)→千住ほんちょう公園→(3分/0.2㎞)→横山家住宅→(2分/0.1㎞)→めやみ地蔵尊→(6分/0.4㎞)→名倉医院→(24分/1.3㎞)→JR常磐線・地下鉄千代田・日比谷線・つくばエクスプレス北千住駅
ゴール:北千住駅からJR常磐線で上野駅まで12分・180円。地下鉄日比谷線で上野駅まで9分・180円。地下鉄千代田線で西日暮里駅まで5分・180円。
今回のコース◆約5.2㎞/約1時間10分/約7000歩
伊豆の長八の鏝絵がある土蔵造りの本殿「橋戸稲荷神社」
延長4年(926)創建と伝わり、江戸時代に入り千住大橋が架けられると、宿場を通る人や荷を運ぶ船頭などの信仰を集めた。本殿御扉には伊豆長八作の親子狐の鏝絵(こてえ)が彫刻されている。
「橋戸稲荷神社」詳細
奥の細道の旅立ちはここから「奥の細道 矢立初めの地碑」
松尾芭蕉の『おくの細道』600里の旅の始まりの句を詠んだといわれている地。元禄2年(1689)に深川(江東区)から船で遡上し、千住(足立区)に降り立ち、陸奥へ旅立ったとされる。
「奥の細道 矢立初めの地碑」詳細
市場開放日には安くて新鮮な魚介類を買おう『足立市場』
都内唯一の水産専門の中央卸売市場。入り口近くには定食や寿司などの店舗が並び、市場飯を楽しめる。一般の購入は奇数月の第2(1月は第3)土曜「あだち市場の日」のみで、アドバイスを受けながら購入できる。
『足立市場』詳細
『おくの細道』旅だちの地の像「千住宿奥の細道プチテラス」
足立市場の正面ゲート近く。文字通りの小さなテラス内には、句を詠んでいるかのような松尾芭蕉の像がある。芭蕉の像の敷石はかつてこの地にあったやっちゃ場(青物市場)のせり台に敷かれていたものだという。
「千住宿奥の細道プチテラス」詳細
前・奥庭がある築約190年の土蔵『千住宿歴史プチテラス』
元地漉紙問屋・横山家の母屋と棟続きの内蔵を移築。棟札から天保元年(1830)に建築されたという。イベント時にはギャラリーとして開放している。
『千住宿歴史プチテラス』詳細
通称・赤門寺の呼び名で親しまれる「勝専寺」
文応元年(1260)創建。江戸時代に日光街道が整備されると、徳川家の御殿が造営され、御旅所として利用されたという。本尊の千手観音立像は、千住の地名起源の一つとされる。
「勝専寺」詳細
千住観光の情報発信とお休み処『千住街の駅』
宿場町通り沿いにある観光案内所。大正時代の元魚屋の建物で、魚を貯蔵していた冷蔵庫や魚を並べていたディスプレイ棚などが残り、随所に当時の様子を知ることができる。
『千住街の駅』詳細
宿場町の面影を伝える公園「千住ほんちょう公園」
宿場町商店街に面した公園。江戸時代に日光道中の宿場町としてにぎわった雰囲気を出すため、門や高札場を再現。門をくぐると現れる赤いタコ型の滑り台との対比も面白い。
「千住ほんちょう公園」詳細
区の民俗文化財に登録『横山家住宅』
地漉紙問屋・横山家の住宅で、外観のみを公開。江戸時代の代表的な商家建築で、往時の面影を残す。戸口が街道から一段下がっており、上にいる客を下から迎える形となっていた。
『横山家住宅』詳細
眼病に効く「め」の絵馬を奉納「めやみ地蔵尊」
長円寺の山門近くに祀られるお地蔵様。古くから目の病に御利益があるといわれ、御利益を得ようと多くの人が参拝に訪れる。「め」と書かれた絵馬は長円寺で購入できる。
「めやみ地蔵尊」詳細
250年以上続く接骨院『名倉医院』
明和7年(1770)に、千住に創業した接骨院。江戸時代には治療を受けるため、関東一円から患者が訪れ、全国的にも名が広まったという。立派な門扉が残り、現在でも整形外科を開業。
『名倉医院』詳細
【北千住のグルメを堪能!】
季節限定のコーヒーゼリーも美味の老舗喫茶『COFFEE WORK SHOP Shanty』
千住本町商店街にある、1968年創業の喫茶店。自家製のストレートコーヒーと味わうなら、人気店『ふらんすや』製食パンを使うヤサイトーストサンド600円を試したい。
『COFFEE WORK SHOP Shanty』店舗詳細
厳選素材で作るパティが絶品『SUNNY DINER 本店』
真っ赤な扉が印象的な店で、グルメハンバーガーブームの先駆け的存在。素材を生かし、マヨネーズベースのオリジナルソースが味の決め手。ベーコンエッグチーズバーガー1430円が人気。
『SUNNY DINER 本店』店舗詳細
炭火で焼く2種類のだんご『かどや』
水戸光圀一行が江戸と水戸を往来していた際、近くの寺で休憩した時、松の木に槍を立てかけた。店は、松の木の前にあることから槍かけだんごの名が付いたという。焼(みたらし)、あん各1本120円。
『かどや』店舗詳細
取材・⽂・撮影=アド・グリーン
『散歩の達人 歩きたい人のための 東京散歩地図』より






