アジアのなぜか懐かしい鉄道風景を写し止めた、米屋こうじ写真展『-鉄道幻風景-』がFUJIFILM Imaging Plaza東京(東京都千代田区)で開催
『FUJIFILM Imaging Plaza東京(東京都千代田区)』では、2020年7月29日より写真家・米屋こうじ氏の個展『-鉄道幻風景-』が開催される。米屋氏は1994年から26年にわたって「アジアの人々と鉄道」をメインテーマに据えて活動し続け、人々の表情や生活の情景に鉄道を溶かし込んで写し撮る作品に定評のある写真家。高度成長が進むアジア諸国にあって、重要な交通インフラである鉄道も次々に近代化・高度化を遂げていく姿の中に、時に日本ではすでに失われた情景を感じ、時にその文化の違いに驚きながら、そこで暮らす人々の姿を夢中で捉えたという米屋氏。タイトルの『-鉄道幻風景-』は米屋氏が帰国後、それらの作品を見返していくなかで「あの風景は幻だったのでは?」と感じると同時に、日本と同じようにアジア諸国の発展が続けば、いまの風景は「やがて幻になるだろう」と感じたことからつけられたものだ。今回の写真展では、その作品の中から2018年10月~2020年1月に撮影されたミャンマー、ベトナム、スリランカ、バングラデシュの情景から約30点の最新作が展示される。