ドラマの記事一覧

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神田学生街を闊歩する角帽の女子学生。 当時の感覚だと、これは”珍獣”か!?【三淵嘉子の東京を歩く②】
2024年前期朝ドラ『虎に翼』のモデルとして注目を集めている、日本初の女性弁護士の一人、三淵嘉子。その嘉子の東京での足跡をたどるシリーズ第2回。大正時代後期頃から女学生が急増、嘉子が女学生になった昭和初期には、高等女学校への進学率は15%以上を越えていた。この頃になると明治時代の女学生の定番だった袴にブーツといった折衷スタイルは完全消滅し、セーラー服など洋装の制服が主流になっている。朝夕の電車には、さまざまな制服を着た女学生があふれていた。
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藤原道長の娘・彰子の登場で思い起こされる、『源氏物語』における親と子の運命と「娘」を介して生まれた女性同士の連帯感
大河ドラマ『光る君へ』においては、まひろや藤原道長の子供世代の物語がいよいよ動き出しそうである。とくに道長の娘である彰子が登場し、彼女の運命がまひろの今後に絡み始めることを視聴者は知っているのだが——それにしても親と子というのはこのドラマのひとつの大きなテーマである。紫式部の綴った『源氏物語』においても、親と子の運命というものは、大きく描かれている。
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【特別インタビュー】俳優・中島歩と東京散歩「歩き続けているうちに、自分にとっての“好きな場所”が分かるようになった」
ジュン(演:市川実日子)&ヨシヲ(演:中島歩)夫婦が過ごす穏やかな日常を、歴史のレシピと共に描いた2023年1月クール放送のBS松竹東急オリジナルドラマ『À Table!(ア・ターブル)~歴史のレシピを作ってたべる~』。第39回ATP賞テレビグランプリ ドラマ部門の奨励賞を受賞するなど注目を集めたこのドラマの続編となる『À Table!~ノスタルジックな休日~』の放送が、2024年7月3日(水)からスタートする。今作では、吉祥寺駅から徒歩20分、海外に住む親戚の家に安く住まわせてもらっているふたりが、祖母や母親たちの読んでいた『おそうざい十二ヵ月』『おそうざいふう外国料理』(暮しの手帖社刊)のレシピに基づいた懐かしい料理を作る。さらには、ふたりがノスタルジックな場所をめぐる“東京散歩”も魅力のひとつだ。ヨシヲを演じた俳優・中島歩さんに、ドラマの見どころや“散歩”について、ロケ地のひとつとなった神田川河口~隅田川を歩きながらお話を伺った。
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紫式部と藤原宣孝の夫婦生活は実際どうだったのか? ふたりの距離感が歌から浮かび上がってくる『紫式部集』
紫式部と、その夫・藤原宣孝の関係は、案外わかっていないことが多い。なぜなら史料が残っていないから……! というのも、そんなに身分は高くない貴族の娘であった紫式部本人の記録として残っているのは『紫式部日記』、歌集『紫式部集』、そして『源氏物語』のみなのである。そして『紫式部日記』は自分の勤務先である宮中のことを中心に書いているため、宮中に上がる以前の彼女がどんな暮らしをしていたのか、ほとんど記述は残っていない。
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青山と麻布。恵まれた教育環境で育った怖いもの知らずの少女時代【三淵嘉子の東京を歩く①】
2024年前期朝ドラ『虎に翼』のモデルとして注目を集めているのが、日本初の女性弁護士の一人、三淵嘉子。彼女が生きた戦前の東京はどんな街だったのだろう? 3回シリーズでお届けする第1回は、少女期に家族と共に暮らした東京の住宅地・青山と麻布編である。三淵嘉子さん写真=明治大学史資料センター提供
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紫式部は、藤原宣孝をどう思っていたのか? 『紫式部集』に収録されている、越前で詠まれた歌から読み解く
現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』では、越前で紫式部(作中ではまひろ)と父・藤原為時が過ごす時間が描かれている。実際、紫式部が越前の地で過ごした時期は、わずか1年と少し。その旅路や越前で詠んだ歌が少し残っていることをご存じだろうか。今回は紫式部が詠んだ歌に注目してみたい。
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SADS『忘却の空』を聴きながら池袋ウエストゲートパーク跡地を歩いてみた【街の歌が聴こえる・池袋編】
池袋は東京有数の大繁華街なのだが、そのわりに、この街を唄った歌は数少ない。駅の東西を巨大なデパートに囲まれて,ご当地ソング全盛期の昭和時代には、駅ビルばかり栄える「駅袋」などと揶揄されていた。それも一因だろうか?  新宿や渋谷に比べて、街の存在感が薄かった。だが、そんな池袋にも、日本大衆音楽史に燦然と輝く名曲がある。
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「春はあけぼの」。定子を想う清少納言が、『枕草子』であえて描かなかったこと
「推し」という言葉が流行して以来、「そういえばあの古典文学に描かれていた関係性も、いわゆる『推し』というものだったのではないかしら」と思うことが増えた。その筆頭が、『枕草子』である。
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BL的感性の描写も? 『源氏物語』は男性同士の関係性も面白い!
『源氏物語』といえば恋愛物語、と思われているが、案外男性同士の関係性もよく描かれている。とくに『源氏物語』ファンに人気が高いのは、光源氏と頭中将(とうのちゅうじょう)の関係性である。通称「頭中将」は、光源氏にとって、ひとりめの正妻である葵上の兄、つまり義兄である。そして血縁上は従弟でもある。「頭中将」というのはあくまで役職名なので、一時期の役職でしかないのだが、その呼称がファンの間でも通称となっている(ちなみに作中において彼は「太政大臣」という地位にまで上り詰めている)。
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定子と清少納言の少女漫画みたいなエピソード。『枕草子』は「春はあけぼの」だけじゃない!
『枕草子』といえば、「春はあけぼの」から始まる情緒的なエッセイであると思われがち。だが実は自分の仕えるお姫様・藤原定子とのエピソードがたくさん描かれている。藤原定子は、藤原道隆の娘であり、一条天皇の妻(中宮の地位)であった。彼女は清少納言がお気に入りの女房だったようで、『枕草子』には藤原定子と清少納言の仲睦(むつ)まじい様子が綴られている。
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『源氏物語』における年の差恋愛事情。光源氏が盲目的に恋した藤壺と、父親代わりとなった玉鬘
大河ドラマ『光る君へ』において、藤原定子の入内の場面が描かれた(第13回「進むべき道」)。藤原道隆の長女である定子は、一条天皇に入内。当時、数え年で定子は14歳、一条天皇は11歳だった。いとこ同士だったふたりは、漢詩の教養などを通じて仲の良い夫婦になったという。平安時代において「女性のほうが3歳年上の夫婦」というのはなんだか先進的に感じられるかもしれない。しかし実は平安時代、男女の年の差は現代ほど問題にならなかった。というのも『源氏物語』においても、年の差の恋愛はしばしば描かれるからである。今回は中宮定子と一条天皇にちなんで、『源氏物語』における年の差恋愛について見てみよう。
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『ブギウギ』ロスのあなたへ。趣里が演じた福来スズ子と歩く昭和の有楽町、世田谷【朝ドラ妄想散歩】
連続テレビ小説『ブギウギ』は昭和の大スター笠置シズ子を令和の世に蘇らせた、とんでもない作品だった。主演の趣里はじめ、実力派俳優が集った本作は多くの朝ドラ好きの気持ちを熱くしただけでなく、昭和歌謡ファン、音楽ラバーをも魅了した。ここではヒロイン、福来スズ子とともに昭和の東京を妄想散歩してみたい。
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藤原道長の姉・詮子。彼女をモデルにした『源氏物語』のエピソードは、当時どう読まれていたのか?
大河ドラマ『光る君へ』でも強烈な存在感を放っている藤原詮子(吉田羊さんが演じられている)。藤原道長の姉であり、のちの一条天皇の母である彼女。実は彼女をモデルにしたキャラクターが『源氏物語』に登場していることをご存知だろうか?
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ブギーの時代は終わった。歌手・笠置シズ子もその役目を終えて……【笠置シズ子の東京を歩く4】
昭和32年(1957)の年明け早々、笠置シズ子は歌手廃業を発表。以後は芸名を「笠置シヅ子」に変えて女優業に専念することにした。この前年には「もはや戦後ではない」が流行語に。日本の経済規模は戦前の水準を上回り、人々の関心は食糧から冷蔵庫や洗濯機、テレビといったいわゆる「三種の神器」に移っている。闇市も消えて商店街となり東京の風景は一変、街で聴かれる流行歌も変わった。
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紫式部は、直秀から聞いた話をもとに“須磨の海”を描いた? 『源氏物語』における、「都の外」の風景描写
大河ドラマ『光る君へ』で、その存在感で視聴者にとって大きな印象を残しているのが、毎熊克哉さん演じる謎の男・直秀である。史実には残っていない、散楽一座のひとりである彼は、藤原家に盗賊に入るなど、謎の多い男になっている。それでいて主人公まひろのサポートをしてくれる彼は、『光る君へ』の物語に欠かせない存在となりつつある。そんな彼が、第八話「招かれざる者」で語ったのが、「都の外でも暮らしたことがある」経験。いまは京で散楽を演じている彼は、「丹後や播磨、筑紫」で暮らしていた、というのだ。まひろは自分が見たことのない海を、彼が見たことがあると聞いて、自分も見てみたい、と語る。
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清少納言が『枕草子』に嬉々として綴った、平安貴族きっての文化人、藤原公任とのやり取り
紫式部と並び、平安時代の優れた書き手として知られるのが、清少納言。言わずと知れた『枕草子』の作者である。『枕草子』といえば、「春はあけぼの」といったような、季節に関する描写を思い出す人もいるだろう。が、実は清少納言が自分の人間関係や宮中でのエピソードを綴っている部分もたくさんあるのだ。そのなかのひとつに、大河ドラマ『光る君へ』にも登場する藤原公任(きんとう)とのエピソードがある。今回はそれを紹介したい。
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平安時代におけるミスコン? 「五節の舞」で思い出される、夕霧のおもしろエピソード
大河ドラマ『光る君へ』第四話では、「五節の舞」が大きな物語の転換点となっていた。主人公まひろが、三郎の正体――藤原家の三男であり、さらに自分の母を殺した犯人の弟であることを知ってしまうのだ。
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紫式部が『源氏物語』を書けたのは漢詩文の知識があったから!【文芸オタクが語る源氏物語】
1月から放送開始した、2024年大河ドラマ『光る君へ』。紫式部と藤原道長が幼い頃に偶然出会っていた様子や、道長が家族のなかでは意外な立ち位置にあったこと、さりげない『源氏物語』オマージュ、そして紫式部の思いがけない幼少期のトラウマ……。古典オタクもとい『源氏物語』オタクの私は、「こう来るか!」と驚きつつ、とても楽しく見た。といっても、『源氏物語』をまったく知らない人でも楽しめる内容にはなっているので、二話からでも、ぜひたくさんの方に見てほしい。
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『紫式部日記』に描かれる“失礼な和歌”のやりとりと、紫式部の「藤原道長への思い」【文芸オタクが語る源氏物語】
京都を歩いていると、ふと、物語の世界に入り込んだような心地になる。というのも、『源氏物語』に出てくる場面の舞台が、あるいは『紫式部日記』に登場する場所が、そこら中に存在しているからだ。京都の魅力は、歴史と現在を分け隔てないところにある。千年前の物語に描かれていた場所が、現代の散歩コースになっていたりするのだ。物語を通して眺める京都は、なんて魅力的なんだろう、とたまに惚れ惚れする。
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何度でも語りたい朝ドラ『らんまん』。槙野万太郎と一緒に歩く聖地・高知【朝ドラ妄想散歩】
2023年度上半期の連続テレビ小説『らんまん』は、多くの人の心に残る作品だった。これまでの朝ドラのフォーマットを引き継ぎながらもサプライズな演出もたくさん。とくに最終週の神展開、そして涙の最終回は、朝ドラ史に残る素晴らしさだった。このドラマの放送後、主演の神木隆之介、浜辺美波コンビが出演した映画『ゴジラ−1.0』が大ヒット、彼らが日本だけでなく世界から注目される俳優となったことも、『らんまん』の株を高めることにつながっている。

ドラマのスポット一覧

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ジョリーシャポー
モロボシ・ダンこと俳優・森次晃嗣が、表現の場として開いたカフェ。ウルトラセブン及びシリーズファンの聖地と言われ、店内はさながらミュージアム。セブングッズやドラマ・映画の記録たちに囲まれながら、ダンのハヤシライスやミャンマーコーヒーフロートなどの名物メニューをいただける。オリジナルTシャツやセブンパッケージのコーヒー豆の販売も。
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