らーめん天神下 大喜
日本料理の"調和″の心、ここにあり
主人はかつて日本料理の修業をした経験から、調和の取れたラーメン作りを心がけている。九十九里産の煮干しを中心とした魚介系と、比内地鶏をはじめとした鶏ガラをふんだんに使ったスープを合わせている。毎日作る麺は国産やオーストリア産の小麦粉にモンゴルかん水を使い、喉越しよく仕上げている。とりそばには細麺を使い、鶏の旨味と柚子の風味が効いたスープと相性がいい。鶏そぼろと一緒に食べれば、味わいがグッと深くなる。
『らーめん天神下 大喜』店舗詳細
焙煎汐蕎麦処 金字塔
塩ラーメンの進化形がここにある
国産鶏ガラやモミジ、ゲンコツなどをじっくりとオーブンで焼いた後にスープを作る「焙煎スープ」は、素材の旨味を極限まで出し、白トリュフオイルが独特の風味と香りを加えている。別で供されるコーヒーオイルを好みで加えれば、味わいが変化し、まるで違う塩そばを食べているようになる。店内は、まるでバーのようなしっとりとした雰囲気。
『焙煎汐蕎麦処 金字塔』店舗詳細
らあめん元
鶏の旨味を引き出す渾身の隠し味
店主は、埼玉にある塩ラーメンの名店『一本気』で修業後、食べ歩きや自身で研究をし、極上の塩らあめんを生み出した。スープは見た目はクリアだが、鶏の旨味を前面に引き出し、サンマ節の隠し味が効いた風味豊かな味わいになっている。合わせる細麺はツルツルとして喉越しがよく、スープがしっかりと絡みつく。香ばしいチャーシューやふっくらとしてジューシーな鶏つみれ、シャッキリとした姫竹などのトッピングも素晴らしい。
『らあめん元』店舗詳細
取材・文=速志淳(アドグリーン) 撮影=金井塚太郎、塙弘明 (アドグリーン)