散歩の記事一覧

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街の時計は、正しい時を刻んでいるのだろうか
私は毎朝、東京の西の方から都心に向かってバイク通勤をしている。時間に余裕を持って出発するのが理想だが、大抵は毎日ギリギリに家を出ることになる。そんなわけで、「この地点をこの時間までに通過すれば、まあ大丈夫だろう」という生活の知恵が、いつしか身についてしまった。ところが私のバイクには時計表示が付いていない。腕時計を見ようにも、冬場は何層にも重ねられた袖の下に潜っているため、運転しながら掘り起こすわけにもいかない(しかも一度掘り起こしてしまえば、袖からスキマ風が入って大変悲惨なことになる)。そんな時に重宝するのが、街のあちらこちらに設置された時計である。
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「道」はただの通り道ではない! 日本古来から受け継がれる特別な意味とは?
私たちが当たり前のように散歩している「道」。「茶道」や「柔道」といった言葉にも使われるように、英語で言う「road」や「street」とは異なる、特別な意味合いも感じられる。国語学者の小野先生が、言葉の成り立ちから詳しく解説してくれた。
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起伏を楽しめる海原展望の低山、静岡県の沼津アルプスへ【東京発日帰り山さんぽ】
『散歩の達人 日帰り山さんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。伊豆半島の西側のつけ根に6山7峠が連続する縦走路が沼津アルプスだ。北や南の日本アルプスとはレベルが違うが、距離も長く、高低差もあるので、低山なれど充実感たっぷり。<静岡県・沼津市>
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石神井公園駅からはじめる石神井・武蔵関・東伏見さんぽ〜3つの池を結ぶ石神井川沿いの水辺散歩〜
ボート遊びが楽しい石神井池、水生植物が生い茂り、多くの野鳥が飛来する三宝池、武蔵野の自然が残る富士見池。石神井川で結ばれる趣の異なる3つの池をめぐる水辺散歩。途中には古社寺や城跡、古代遺跡などもあり、変化に富むコースになっている。
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都心の地べたからでも月食が見たい!東京で11/19の部分月食が見える場所を探してきた
来たる2021年11月19日は、全国で月食が見られる日だ。今回は部分月食で、月がすっぽり地球の影に入る皆既月食ではないけれど、最大食分は0.978。これはつまり月の直径の97.8%まで平らげてしまうというわけで、言ってみりゃ「ほぼほぼ皆既」。赤銅色に染まった神秘的な月が見られるはずだ。ちなみに次に日本で皆既月食が見られるのは2022年11月で、約1年も先。このチャンスを逃すわけにはいかない。なにがなんでも見たい。お天気のことはてるてる坊主に任せておくとして、問題はどこから見るか、である。今回は月がのぼり始めるころに月食が起こるから、東の空が地平線付近まで見える場所が望ましい。でも、だからといって高原へ繰り出すのはつまらない。タワーの展望台に向かうのもちょっと違う。だだっ広い公園というのも無難すぎる。仕事帰りや飲みに向かう道すがら、ビルの谷間から見える月を見るのが“大人の街歩き”。展望スポットでもなんでもない場所で宇宙のロマンを独り占めしてこそ“散歩の達人”!  要するに、我らがフィールド「都心の地べた」から月食を見たいのだ。お察しの通り、東京のど真ん中で地平線を見るのは難しい。でも諦めるにはまだはやい。この街はデコボコとして起伏が激しく、西は台地で東が低地。つまり、地形を読み解けば東の空が見えるスポットを見つけ出せるはずなのだ。
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神集う街・神田で、お稲荷さん巡り。江戸の薫り漂う、小さな聖域散歩
神田の裏通りや路地を歩くと、小さなお稲荷さんに数多く出会う。ビ ルの谷間のこんな狭い場所に、よくぞ残ったものだと驚くばかり。朱(あか)い鳥居をくぐれば、個性的なお狐様が迎えてくれる。歴史に彩られた由緒も興味深い。
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神保町は“植え升”パラダイス!街の緑をどんどん増やす“下”の立役者
オフィスや商店が多いが、想像以上に緑が多いこのエリア。この印象の要となるのが貴重な土のスペース“植え升”だ。気にかけて観察してみると「なんじゃこりゃ」な珍風景にも遭遇!
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餅をつき、削り、天日に干す。『春助煎餅』の米菓は高砂の至宝!
煎餅に加えて、手間暇のかかるあられやおかき、あげせんを家族3人で手作りする葛飾区高砂の『春助煎餅』。歯応えも味の加減も絶妙。何十種類もある米菓を選ぶ時間はまさに至福。ここは高砂の至宝だと思う。
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日本一の楽器街・神保町で、お気に入りの楽器と出合える楽器店を紹介します
御茶ノ水は、繊細な楽器が揃うプロ御用達の店揃い。ギターやベースが目につくが、進化した楽器や知られざる民族楽器、扱いやすい楽器も多々ある。気になるものに出合ったら、遠慮せずに店員さんに声をかけよう。初心者向け教室を開く店も多く、音楽ライフのサポートも万全だ。
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見立ての芸術は笑いと紙一重、〈モノボケ無言板〉で一言
ものを何かになぞらえることでイメージが広がる面白さ──その遊び心は伝統文化から現代芸術まで深い部分でつながっています。たとえば、禅寺の石庭は水がないのに箒目で流れを表現する様式から「枯山水」と呼ばれますが、現代美術の父マルセル・デュシャンの有名な便器の作品《泉》も実はこれとよく似た見立ての芸術の一種といってもいいでしょう。レディメイド(既製品)の男性用小便器をオブジェとして展示するという発想はダダイスム的なナンセンスのアートですが、これに《泉》というタイトルをつけるのは詩人のセンスであり、これをさらにギャグに寄せればお笑い芸人のするモノボケになります。今回はそんな見立ての〈モノボケ無言板〉でアートとお笑いの接点を探ってみましょう。
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飲み方の流儀、変わった源氏名の理由……酒場で隣り合った客から聞いた、高度成長期の昔話“昭和説話”
今回は、二つ、三つ、小話。私はこれまで、ほうぼうの古い盛り場で、肩が触れ合っただけの隣り客から街の話を聞いてきました。歴史の穴を埋めるような証言は本や雑誌に書いてきましたが、どうにも使いようのない話ってあるんですね。又聞きの内容だったり、尾ひれがついたり、固有名詞が消えてしまったり。証言としては採用できません。なのにやけにディティールは凝っている。酒の供としては最上の物語といえます。私は前に「昭和説話」という造語を勝手に作って喜んでいるんですが、魅力にあふれた高度成長期の昔話こそがまさにそうです。以下、思いつくままに小さな説話を綴ります。大した話じゃないのでそう思って読んでください。ふと思いついたら、今後も書きますから。
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学生時代を過ごした神保町は、訪れるたびに心がざわつく“焦燥と不安の街”だった
上京のエピソードといえば、「人の多さに驚いた」とか、「見るものすべてが新鮮で楽しかった」とか、逆に「田舎者コンプレックスを刺激されて辛かった」とか、そんな話をよく聞く。私はといえば、そこまでカルチャーショックは感じなかった。生まれ育った札幌もそこそこ都会だし、父が横浜で単身赴任していて、高校生のときから何度か遊びに行っていたからだ。上京してすぐに友達や恋人もできて、人からは順風満帆な東京生活に見えたと思う。
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1シーズンだけの幻電車!? 武蔵野競技場線の廃線跡を歩く【身近な廃線跡さんぽ】
三鷹駅から武蔵野競技場なる新設の野球場まで結んだこの路線。現役生活は戦後わずか8年(実質1シーズン)だが、緑豊かな遊歩道や緑地で生きている。
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亀戸から下町エリアを縦断! 城東電気軌道砂町線の廃線跡を歩く【身近な廃線跡さんぽ】
大正時代開業の民営会社の路線の1つで亀戸~東陽町を走った路面電車。後に都電38系統の一部にもなった軌道跡を3つの緑道公園からたどる。
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三宅裕司の個性を育んだ地元噺~神保町じゃなけりゃ意味がない~
東京のまん真ん中の神保町、本も映画も落語もあふれる、完全無欠な環境で生まれ育った三宅さん。久々に訪れた故郷で、懐かしスポ ットも巡りつつ、ジモトーク全開!
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2021年10月の高輪築堤を、上空から観察してみよう~高輪築堤見学会レポ総まとめ~
高輪築堤見学会レポの連載、3回に渡って紹介しました。今号は締め括りとして先月(2021年10月)に空撮した模様を紹介します。前回までの地上編と今回の空撮編と、二つの視点から高輪築堤の現在の様子をご覧ください。なお見学会レポはこちらになります。
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名所を結んだ千葉県内初“電車”、成宗電気軌道の廃線跡を歩く【身近な廃線跡さんぽ】
明治末期~昭和初期に千葉県成田市の成田山新勝寺と宗吾霊堂を結び運行した、千葉内初の電気鉄道・成宗電気軌道(通称・成宗電車)。門前町や里山を通った5.4㎞の道のりとは?
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風致地区と商業地域の二面性が面白い!聖も俗も受け入れる街・上野で散歩デートしよう!
彼女が欲しくなった。 そりゃもちろん、オレもそこそこの年齢なので、つい最近まではしばらく付き合ってた子もいて。結婚がどうのみたいなノリにもなったんだけど。 じつはオレは貧乏なのです。 「カネがないので結婚はやめておこう!!」……告げた次の日、彼女はいなくなった。ちなみにオレは大手の不動産会社のサラリーマンだった。だったというのは、そもそも大企業に向いていなかったオレは、むかつく上司に宴席でビールをぶっかけるという派手なパフォーマンスで退職している。そしたらそこから運が向いてきて順風満帆な日々が始まって……、なんてなるワケねーだろ!! ちなみに宅建試験に合格して資格を取っているので土地だの建物だの、宅建関連の不動産知識に関しちゃオレの独壇場。この資格がなければ、いまこうしていられなかったかもな。まぁそんなこんなだけど、なんとかギリギリ生きています。 さて。オレが朝メシがてら、毎日(のように)行っているカフェで、出会ったというか、思いっきりアイスコーヒーをぶっかけてしまったのが、彼女だ。
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砂利も人も運んだ、働き者路線。下河原線の廃線跡を歩く【身近な廃線跡さんぽ】
多摩川の砂利運搬と東京競馬場への旅客輸送の2つの役目を務めた下河原線。下河原緑道として生まれ変わった府中駅付近から下河原までの廃線跡を行く。
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「町」と「街」の違いとは? 漢字の成り立ちにヒントあり! 森高千里の「この街」が「この町」ではないワケ
森高千里の名曲に「この街」がある。ホームタウンへの愛着を語る歌に、なぜ私たちは共感するのか? なぜ、彼女は「町」ではなく「街」と歌うのか? そんなことを考えながら、小野先生に話を聞くと、最後に思わぬ展開が!?
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