trattoria Macco
サクふわポップオーバーは中毒性高すぎ!
ランチの名物は食べ放題のポップオーバー。シェフの宇佐美光林さんは「常にオーブンフル稼働で焼きたてを用意しています」と、笑う。少し塩味の入ったホイップバターを塗り口に運ぶと、シュー生地のような食感だ。ふわっと溶け、香ばしさが鼻腔をくすぐる。また、パスタは6種から選択。開店時から人気の渡り蟹のトマトクリームソースは、もっちり生パスタが絡み、深い旨味が後を引く。
『trattoria Macco』店舗詳細
pizzeria zio pippo
手が止まらなくなる危険な”軽さ”
膨らんだ縁の焦げの香ばしさを、一刻も早く口の中に封じ込めるべし。ピッツァは、1枚240gの生地を使うビッグサイズ。店主曰く、「空気をたっぷり含ませて生地を練り、軽い食感に仕上げます」。この軽さが、あれよあれよと完食へ導いてくれる。夜は、粗挽き豚肉のサルシッチャなどの一品料理とワイン、〆にピッツァだ。さらに、別腹用のデザートピッツァも魅惑的。軽さは、ある意味危険かも。
『pizzeria zio pippo』店舗詳細
食堂 アンチヘブリンガン
幸せのおしどり夫婦がいる店香辛料×野菜×ワインが幸福の素
洋服店勤めで趣味が料理だった大久保紀一郎さんと、実家の漢方薬局を手伝っていた美津子さんが、片やスーツを、片や白衣を脱ぎ、開いた食堂。「大久保さん」「山崎さん」と、営業中だけ旧姓を復活させ、名字で呼び合う様子がいい感じ。定番の前菜は、日替わりランチ(800円、900円)にも付くレンズ豆とスペルト小麦。噛むほどに豆と穀物の甘さがはじける、茹でて和える素朴な一品に、胃袋をわしづかみされて通うファン多し。ランチ・ディナー問わず人気なのがジェノベーゼのバジルを春菊に変えた「春菊ペーストのスパゲティ」900円。開放的で明るい店内は、自然体の2人の雰囲気そのもの。おしゃれなランチをしたい気分の時にぜひ利用したいお店だ。
『食堂 アンチヘブリンガン』店舗詳細
構成=柿崎真英 撮影=井原淳一、オカダタカオ、高野尚人、阿部栄一郎 取材・文=高橋健太、佐藤さゆり、松井一恵(teamまめ)