【散歩コース】
スタート:清澄白河駅は地下鉄半蔵門線で渋谷駅から23分・210円。地下鉄大江戸線で飯田橋駅から15分・220円。
地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅→(4分/0.3㎞)→清澄庭園→(5分/0.3㎞)→芭蕉俳句の散歩道→(3分/0.2㎞)→採茶庵跡→(14分/0.9㎞)→霊巖寺→(2分/0.1㎞)→江東区深川江戸資料館→(12分/0.8㎞)→東京都現代美術館→(16分/1.1㎞)→田河水泡・のらくろ館→(13分/0.9㎞)→芭蕉庵史跡展望庭園→(4分/0.2㎞)→江東区芭蕉記念館→(6分/0.4㎞)→地下鉄新宿線・大江戸線森下駅
ゴール:森下駅から地下鉄新宿線で新宿まで18分・280円。地下鉄大江戸線で飯田橋駅まで14分・220円。
今回のコース◆約5.2㎞/約1時間20分/約7000歩
明治時代を代表する美しい庭園『清澄庭園』
公園の一部は、江戸の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷跡と伝わる。明治時代に三菱財閥の創業者・岩崎彌太郎が買収し、回遊式林泉庭園を完成。全国の名石を配した造園が特徴。
『清澄庭園』詳細
芭蕉の代表句が並ぶ桜の道「芭蕉俳句の散歩道」
仙台堀川に架かる海辺橋から清澄橋の南岸につくられた散歩道。『おくの細道』の代表的な18句とイラストが書かれた立て札が並んでいる。両岸には桜並木が続き、花見の時季も美しいが、緑濃い新緑の季節は木陰が涼やかで心地よい。
「芭蕉俳句の散歩道」詳細
奥州出発前に過ごした庵室「採茶庵跡」
江戸時代中期の俳人で、松尾芭蕉の門人でもあり蕉門十哲の1人、杉山杉風の庵室跡。芭蕉が『おくの細道』の旅へ出る前に、芭蕉庵を手放した後、しばらくここで過ごしたという。その後、舟で隅田川をのぼり、千住大橋のたもとから奥州へと旅だった。
「採茶庵跡」詳細
江戸中期の鋳造像、六地蔵がある「霊巖寺」
寛永元年(1624)に、雄誉霊巌上人(おうよれいがんじょうにん)により霊巌島(現・中央区新川)に開山。明暦の大火により現在地へ移転した。江戸幕府老中の松平定信墓や、江戸六地蔵の一つ銅造地蔵菩薩坐像がある。
「霊巖寺」詳細
江戸時代末期の町並みを体感『江東区深川江戸資料館』
江戸時代の天保年間(1840年ごろ)の深川佐賀町の町並みを再現した展示がメイン。1日の移り変わりが音響や照明で情景演出され、当時の人々の生活をリアルに感じられる。
『江東区深川江戸資料館』詳細
公園や街に開かれた美術館『東京都現代美術館』
日本の戦後美術から現代の若手作家の作品など約5800点を収蔵。ユニークなテーマに沿ったコレクション展のほか、多彩な企画展も開催している。
『東京都現代美術館』詳細
『のらくろ』や作者の生涯にふれる『田河水泡・のらくろ館』
往年の人気漫画『のらくろ』の作者・田河水泡が青年期まで過ごした江東区にある資料館。単行本や原画、グッズのほか、愛用していた机や道具類を置いた仕事場を再現・展示している。
『田河水泡・のらくろ館』詳細
芭蕉も愛した水辺風景を一望『芭蕉庵史跡展望庭園』
隅田川と小名木川の合流地にあり、深川芭蕉庵跡の芭蕉稲荷神社が隣接する。園内の芭蕉翁像は、開園時は園内を向き、17時以降は隅田川に向かって回転し、ライトアップされる。
『芭蕉庵史跡展望庭園』詳細
芭蕉ゆかりの地にある俳句記念館『江東区芭蕉記念館』
江東区は松尾芭蕉が住んでいたゆかりの地で、記念館では芭蕉を紹介するほか、俳句文学関係の各種資料を展示する。近くの芭蕉庵史跡展望庭園には、芭蕉像が鎮座している。
『江東区芭蕉記念館』詳細
【清澄白河・森下グルメを堪能!】
生産から淹れ方までこだわる絶品コーヒー『ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ』
際だった風味が特徴的なスペシャルティコーヒーが味わえる。その季節においしさのピークを迎えるシングルオリジンコーヒー712円~がメイン。限定フードメニューもある。
『ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ』詳細
漁師考案の深川の郷土料理『深川宿』
深川の漁師が生み出し、日本五大銘飯に名があがる深川めしが味わえる。厳選したアサリを秘伝の味噌でサッと煮立ててほかほかご飯に汁ごとぶっかける。深川めし(ぶっかけ)2145円。
『深川宿』店舗詳細
昭和レトロな洋食の名店『銀座煉瓦亭 深川本店』
昭和3年(1928)に銀座の『煉瓦亭』からのれん分けし、オープン。2代目と3代目が厨房に立ち、伝統の味を守る。おすすめは醤油で味を調えたポークソテー1520円やカツレツ1340円。
『銀座煉瓦亭 深川本店』店舗詳細
油揚げやがんもの種類も豊富『美濃屋豆腐店』
明治時代創業で、4代続く豆腐店。自家製豆乳280円は、古代米による自家製甘酒入りや、緑茶入りの深緑もあり、やさしい甘さと濃厚な味わいがたまらなくおいしい。
『美濃屋豆腐店』店舗詳細
取材・文・撮影=アド・グリーン
『散歩の達人 歩きたい人のための 東京散歩地図』より





