◆散歩コース◆

体力度:★★☆
難易度:★☆☆

  • 登山シーズン 4月~6月、9月~1月
  • 最高地点 854.8m(陣馬山)
  • 歩行開始地点 290m(小仏バス停)
  • 歩行時間 4時間55分
  • 歩行距離 約14km
スタート
小仏バス停
車道を小仏峠方面へ進むと、左手に 宝珠寺。バス停から15分ほどで登山口。

登山口
南東尾根を上がって小下沢分岐まで長い上り。分岐から景信山まではほぼ直登。短いが、ここはきつい。

景信山
都心と富士山の展望を堪能したら縦走路へ。堂所山の分岐までは約1 時間。巻き道5カ所、すべて巻く。

堂所山への分岐
堂所山山頂も巻く。行ってもいいが、展望は皆無。ほぼ平坦な道を行くと底沢峠へ。すぐ明王峠。

明王峠
富士山の展望所。トイレもあるので休憩にいい。明王峠から陣馬山へは約1時間。ほとんど平坦な道。

陣馬山
山頂直下は少し上り。そこを越えれば360度の大展望の陣馬山。茶屋が3軒もあるので、寄ってみたい。

陣谷温泉
山頂から少し戻って分岐から栃谷尾根へ。急な坂道もなく栃谷の集落へ。温泉から車道歩きでバス停へ。

ゴール
陣馬登山口バス停


アクセス:
[行き]JR中央線新宿駅で高尾駅へ。高尾駅から京王バスで小仏バス停、約1時間30分。
[帰り]陣馬登山口バス停から神奈川中央交通バスで藤野駅へ。藤野駅からJR中央本線で新宿駅、約1時間45分。

陣馬山と陣谷温泉が目当てなら、最短コースは高尾駅からバスで陣馬高原下バス停まで行き、そこから陣馬山へ。1時間半ほどで陣馬山山頂。バス便は1時間に1便はある。

最初は高尾駅から陣馬高原下までバスで行って、陣馬山へ登る予定でいたが、この日はバスとタイミングが合わなかったた。予定を変更して、小仏峠から登ることにする。

バスが小仏に着くと、今度は小仏峠に行く峠道が通行止め(2021年10月現在は開通)の看板あり。再び決断を迫られた。小仏峠の手前のルートなら通れるということで、一緒にバスを降りた人たちと同じく、南東尾根コースで景信山へ行くことにした。計画はいろいろ変更したが、ほとんど問題はない。バス停からぞろぞろ連なって登山口へと歩く。

登りはじめても、またぞろぞろと抜いたり抜かれたりして上がって行く。ほとんど団体ツアー登山のような態をなしてきた。東尾根手前の紅葉が素晴らしい。

登山口から南東尾根を上がる。小下沢分岐の手前の紅葉がきれいだ。
登山口から南東尾根を上がる。小下沢分岐の手前の紅葉がきれいだ。

景信山山頂で、都心部や高尾山を望む

東尾根の小下沢(こげさわ)分岐からもうひと踏ん張りすると景信山山頂。この登りが一番つらいところかもしれない。途中、木々の間から都心部が見えてきた。

景信山山頂には茶店が2軒あるが、結構混んでいる。茶店の周りの紅葉もいい。裏手には富士山も機嫌よく顔を見せていた。のんびりしたくなったが、まだ先は長いので、早々に出発。

景信山山頂は東側が開けているので都心部や高尾山の眺望がいい。圏央道も見える。
景信山山頂は東側が開けているので都心部や高尾山の眺望がいい。圏央道も見える。
山頂には2軒の茶屋。こちらは下の景信茶屋。
山頂には2軒の茶屋。こちらは下の景信茶屋。
コース上で富士山の展望がいいのは景信山、明王峠、陣馬山。これは景信山から。
コース上で富士山の展望がいいのは景信山、明王峠、陣馬山。これは景信山から。

景信山へ上がれば、その先は多少のアップダウンがあるが、平坦な道が続く。堂所山までは5カ所ほど巻き道があるが、せっかくなのですべて巻き道を利用させてもらうことにした。

堂所山への分岐で少し悩んだ。たしか展望はなかったはずと、遠い記憶を呼び起こし、ここもまた巻き道に突入することに。少し上りになると底沢峠の分岐点。まもなく明王峠に到着した。

茶屋は営業していなかったが、人は多い。トイレがあるのと、富士山の眺望がいいので、休憩する人が多い。ここから相模湖駅へ下りることもできる。

明王峠にも茶屋があるが、週末だけの営業。店は閉まっていたが、休憩所として利用されている。
明王峠にも茶屋があるが、週末だけの営業。店は閉まっていたが、休憩所として利用されている。

白馬が待つ、陣馬山山頂に到着。

峠から陣馬山へは約1時間。奈良子峠を過ぎて陣馬山へ。山頂に立つ白い馬をバックに記念写真を撮っている人が多い。人気の山だ。日が少し落ちてきたので、富士山方面はいまひとつだが、笹尾根方面と都心部の展望がいい。

陣馬山はもともとは陣場山と表記したが、1960年代に京王電鉄が山頂に白馬の像を建てたので陣馬になったらしい。
陣馬山はもともとは陣場山と表記したが、1960年代に京王電鉄が山頂に白馬の像を建てたので陣馬になったらしい。
陣馬山山頂から北西の笹尾根の眺望。中央左側の高い山は標高1016mの連行峰(れんぎょうほう)。
陣馬山山頂から北西の笹尾根の眺望。中央左側の高い山は標高1016mの連行峰(れんぎょうほう)。

山頂の茶屋には寄らずに下山にかかる。来た道を少し戻って栃谷尾根を下る。約1時間で集落が見えてきた。人里が見えてくると、なぜかほっとする。

栃谷尾根を下ってくると栃谷の集落に出る。ほっとする人里の光景だ。
栃谷尾根を下ってくると栃谷の集落に出る。ほっとする人里の光景だ。

集落内の道は複雑なのでちょっと迷ったが、目当ての陣谷温泉へは暗くなる夕方前に到着した。

アドバイス

尾根歩きの醍醐味が味わえるコース。登山口から南東尾根、景信山へ上がる部分が一番長い登りとなる。陣馬山で感激のあまりビールなどを飲みすぎないように注意したい。

山歩きメモ

このコースはバリエーションが豊富。途中の明王峠から相模湖駅へ下りたり、奈良子峠から栃谷へ下ることも。また温泉には入れないが、陣馬山から陣馬新道コースで陣馬高原下バス停までなら1時間ちょっとで下山は可能。

陣馬山の茶屋

陣馬山山頂には3軒の茶屋が営業中

陣馬山の山頂には3軒の茶屋がある。山頂直下の『信玄茶屋』(上)は、土休日だけの営業。『清水茶屋』(下)は木曜休み。もう1軒は山頂にある『富士見茶屋』で無休。いずれにしても、どこかの茶屋はやっているようだ。

陣谷温泉

川のせせらぎを聞き、檜風呂で汗を流そう

栃谷尾根を下りた栃谷川沿いには『陣溪園』と『陣谷温泉』の2軒の温泉がある。かつては姫谷という宿もあったが廃業。この陣谷温泉は栃谷川の一番下流にある旅館で、日帰り入浴ができる。檜の風呂で山の汗を流して帰ろう。
平日は電話で営業を確認してからどうぞ。

●10:00~16:00、1000円、不定休。陣馬登山口バス停から徒歩20分。☎042-687-2363

取材・文=清野編集工房
『散歩の達人 日帰り山さんぽ』より