Satén Japanese tea

コーヒー店のような日本茶カフェの先駆け的存在

西荻窪で営業を行う『Satén Japanese tea』は、コーヒー店のように日本茶を提供するスタイルを採用した先駆者的な店。“茶リスタ”の経歴を持つ店主の小山和裕さんによって生み出されるドリンクは、日本各地で生産されたシングルオリジン(単一農園)の茶葉を使用したスタンダードな緑茶から、オリジナルのシロップを使ったほうじ茶カフェオレや、ジンやラムをお茶で割ったカクテルといった新感覚のドリンクまで幅広い。

中でも一番人気は、一杯ごとに茶筅(ちゃせん)で点てた京都宇治産の抹茶を、スチームミルクと合わせた抹茶ラテ。「人気の抹茶ラテを目当てに来てくださった方が、今度は緑茶を飲みに来ようと思っていただけたら、そこから日本茶の美味しさや奥深さに気付いてもらえる可能性が広がると思うんです」と、小山さん。

抹茶ラテ560円。
持ち帰り用茶葉は1200円~。

『Satén Japanese tea』店舗詳細

東京茶寮

日本茶の奥深さと進化を体感できるカフェ

三軒茶屋駅から少し離れた住宅街の一角に、凛とした佇まいで現れる『東京茶寮』。この店では、単一農園・単一品種を指すシングルオリジンの茶葉のみを扱っている。全国の特定農家から仕入れる茶葉は50種以上にのぼり、それぞれ産地や味わい、色味のバランスにこだわって選び抜かれた銘柄が揃う。イートインメニューの煎茶飲み比べでは、1煎目と2煎目でそれぞれお湯の温度を変えて提供。3煎目には玄米を加え、玄米茶として飲み比べの体験を締めくくる。お湯の温度だけで、ここまで味わいや色合いが変化するのかと、驚かされることだろう。

また、この店を語るうえで欠かせないのが、世界初の試みとなるハンドドリップでの茶葉の抽出だ。現代のライフスタイルに合わせて、日本茶文化もアップデートされていることを実感できるだろう。

煎茶2種飲み比べ+お茶菓子1400円。
独自で開発した日本茶専用のハンドドリッパー。

『東京茶寮』店舗詳細

住所:東京都世田谷区上馬1-34-15/営業時間:13:00~19:30LO(土・日・祝は11:00~)/定休日:月(祝の場合は翌日)/アクセス:東急田園都市線三軒茶屋駅から徒歩7分

THE MATCHA TOKYO 表参道

希少な国産オーガニック抹茶を東京から世界へ

キャットストリートから路地を一本入った場所にある『THE MATCHA TOKYO 表参道』。“オーガニック抹茶専門店”として、有機栽培によって作られた抹茶を使ったドリンクを提供している。抹茶は美味しいだけでなく、カテキンやテアニンなど、美容と健康によい栄養素が豊富に含まれる。オーナーの長田昌宏さんは、そうした健康食品としての側面もあわせ持つ抹茶の魅力を日本のみならず、世界にも伝えたいという想いを抱く。

この店で提供されるドリンクは、スタンダードなお抹茶から、抹茶コーヒーラテといった新感覚のメニューまでさまざま。中でも、一番人気の抹茶ラテはミルクに負けない強い味わいの抹茶を使い、ミルクとのバランスにもこだわっている。店頭では、抹茶を使ったカステラやジャム、チョコレートなどのスイーツも販売する。

抹茶ラテ580円(税抜)。
オリジナルの抹茶を使ったカステラやチョコレートなども販売。

『THE MATCHA TOKYO 表参道』店舗詳細

住所:東京都渋谷区神宮前6-14-17/営業時間:12:15〜18:00/定休日:不定休/アクセス:地下鉄千代田線・副都心線明治神宮前駅から徒歩3分

うさぎやCAFÉ

東京を代表する人気店のあんこを使ったスイーツと日本茶を楽しめるカフェ

上野に店を構える『うさぎやCAFÉ』は、大正2(1913)年から続く老舗和菓子店『うさぎや』の4代目を務める谷口拓也さんが、あんこの美味しさをもっと知ってもらおうとオープンした店。“日系人が日本を想ってハワイに出した店”をコンセプトに、ハワイの天然水・ハワイウォーターを使った看板メニューのかき氷(うさ氷)や日本茶などを提供している。

ミネラル成分が含まれていないハワイウォーターには、素材本来の味や香りを引き出す特長があるという。お茶は、ハワイのイベントで出合った縁から、埼玉県狭山市で作られた茶葉を使用。煎茶・焙じ茶・玄米茶の3種類から選ぶことができる。今では、都内で唯一のハワイウォーターの販売も手掛け始め、多くの人が車で買い求めに来るようだ。

うさ氷900円と煎茶250円(セット価格)。
ハワイウォーターは販売もしている。

『うさぎやCAFÉ』店舗詳細

取材・文=柿崎真英 撮影=柿崎真英、鈴木奈保子