CIBI TOKYO STORE

コーヒーと始まるメルボルンの朝

CIBIブレックファースト1250円(手前)、マムズスクランブルエッグ1150円、アイスロングブラック380円、フラットホワイト430円。

2017年に誕生したメルボルンに本店を構えるコンセプトストア。“LIFEを楽しむ”を信条に、朝から暮らしを彩るデザインプロダクトも販売する。朝食は、本店でも愛されるCIBIブレックファーストを。カリッと焼いたシード入り自家製天然酵母パンに、アボカド、半熟卵、サラダを添え、元気を注入。また、先日オープンした姉妹店『CIBI corner store Kitasando』でライトな朝食を楽しめる。

ご近所さんも通う。
ケーキ、マフィン380円~も。
住所:東京都文京区千駄木3-37-11/営業時間:8:00~18:00(ブレックファーストは~11:30)/定休日:無/アクセス:地下鉄千代田線千駄木駅から徒歩3分

MISOJYU

主役を張るガッツリ具材の味噌汁

きのこと油揚げ、焼きネギの味噌汁とスパイシーツナおにぎりのセット600円。煮卵とお茶付き。

日本人のソウルフード・味噌汁を海外に発信すべく、野菜と味噌を有機にこだわった“食べ応えある味噌汁”が看板だ。朝は、日替わり味噌汁2種とおにぎり5種からそれぞれ選び、好みの組み合わせで。湯気立つ汁椀には、大きめカットの具材がどっさり。ずずっと啜すすれば、かつお節と昆布の出汁と、島根県産やさか味噌の滋味深い風味がふわっ。碾茶(てんちゃ)をまぶした塩むすびとの相性たるや、もう。

2フロアの店内。
豆腐とホウレンソウ、あおさの味噌汁と塩むすびのセット600円。
住所:東京都台東区浅草1-7-5/営業時間:8:30~19:00(モーニングは~10:00)/定休日:無/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩4分

台湾式朝御飯 喜喜豆漿

中毒性が高めな台湾モーニング

鹹豆漿(左)490円と饅頭夾魯肉(マントゥジャールーロー)390円。饅頭は、ゆでた鶏肉を挟んだバージョンも。

「台湾の朝は、これが定番なんです」と店主の野崎文章(ふみのり)さんが運んできたのは、台湾の豆乳スープ・鹹豆漿(シェントウジャン)と饅頭(マントゥ)だ。鹹豆漿を口に運んでみると、おぼろ豆腐のごときトロトロの口当たりに、まず驚き。ほのかな酢の酸味と塩味、桜えびの香りが鼻腔を抜け、後引く味わいだ。また、饅頭には魯肉(ルーロー)がぎっしり。豪快にかぶりつけば、煮込まれた豚肉の甘さにハッカクの風味が合わさり、知らず頬が緩む。

野崎さんは、以前仕事で台湾に滞在していた。
台湾風豆乳プリンの豆花(トウファ)290円。
住所:東京都大田区仲六郷2-29-18 ナズ雑色駅前レックス1F/営業時間:9:00~14:00(土は10:00~15:00)/定休日:不定/アクセス:京急本線雑色駅から徒歩2分

ガーデンスクエア カフェ・フェリーチェ

23区内とは思えぬ至極の森のテラス席

季節のキッシュのカフェセット1100円。

桜、紅葉、花々で彩られ、圧倒的な自然にうっとり。「季節でも変わるんですよ」と、店長の鈴木勇志(ゆうし)さん。花屋とイタリアン、パン職人手製のカフェを備えたのは江戸期から続く造園会社だ。モーニングは、キッシュなどもあって悩ましいが、ガーデンサラダなら近隣の畑仕入れがボウルにたっぷり。葉もの類にニンジン、トマト、ズッキーニなど、さまざまな食感と香りが口中でくるくる顔を出す。

窓辺にソファを用意。ウッドデッキテラスの天井はキウイ棚。
ガーデンサラダのカフェセットは自家製パンのトースト付き1100円。
住所:東京都練馬区中村南1-27-20/営業時間:9:00~19:00LO(モーニングは~11:00)/定休日:木/アクセス:西武新宿線都立家政駅から徒歩9分

ケララの風モーニング

南インド料理の軽食に舌鼓打つこと必至

匡彦さんと妻・恵美子さん。「お茶を飲むだけでも大歓迎」と、にっこり。

プレートに所狭しと並ぶ総菜に圧倒されていると、「まず、このドーナツみたいなのを食べて」と、店主の沼尻匡彦さん。言われるままサンバルにつけて頬張ると、スパイスの芳香が瞬く間に口中を埋め尽くす。ココナッツチャトニーをのせればあら不思議。マイルドな味わいに早変わり。両方混ぜてもまた乙だ。アチャールの酸味やトーレンの辛み、食後のチャイの甘みと、多彩な味わいに心躍る。

ティファンセットD800円。コーヒーかチャイを付けられる。
店の前には、カレーリーフの木が。

itoma morning and night

旬味はじけるモーニングにときめく

2種あるモーニングセットは各650円。チャイ、番茶、ジュースなど、選べる3杯のドリンク付き。コーンスープ ジェノベーゼソース、ライタサンド。

地中海料理を軸に営む野生(のしょう)真弓さんは、「モーニングが好き」と、珍しい朝・夜営業。風が通る小さく心地よい店に、2週間替わりのセットを求めて客がひっきりなしに訪れる。農家仕入れも含めた旬野菜を中心に作るパンとスープは、ビーツが鮮やかなクリームパン、スパイスを利かせたサンドイッチ、香りはじけるフルーツスープなど、どれも独創的。組み合わせの妙で香味が立体的に立ち上る。

木下ようすけさんの壁画。
冷製オレンジとルバーブのスープ、鮮やかなピンクのビーツクリームパン。
「朝から自家製レモンサワーを注文されるとうれしい」と野生さん。
住所:東京都杉並区高円寺南2-24-16 SASAKIビル1F/営業時間:8:00~11:00・18:00~23:00/定休日:日・月/アクセス:JR中央線高円寺駅から徒歩6分

老酒舗

ざっかけない風情の中 北京の朝を満喫

肉まんはあんぎっしり。

北京大衆酒場が開くのは早朝。3種ある早餐セットの定番は「白粥と肉まん」とスタッフの宇氷(ウヒョウ)さん。1時間かけて生米を弱火で炊く粥は胃に染みわたり、日替わりザーサイの塩気がいい塩梅。肉まんもふかふかだ。また、単品も多彩。「中国の人はよく食べます」と、ゴマが香ばしい焼き餅と海苔(のり)雲呑(わんたん)スープに、自慢の水餃子や烏龍茶煮の味付け卵などを追加する常連も。自分の定番を見つけたい。

宇さんの最近の朝定番は「白粥に煮卵2つ」。
山手線ガード下。中国語が飛び交い、旅情感そそられる。
手前から肉まんと白粥セット、焼き餅と海苔雲呑スープセット。各日替わり漬物付き500円。
住所:東京都台東区上野5-10-12/営業時間:7:00~10:00・11:00~23:00/定休日:無/アクセス:JR山手線・京浜東北線御徒町駅から徒歩1分

木琴堂

隠れ家カフェで静かな朝ごはんを

木琴堂プレート870円、コーヒー付き。価格は“離れ”の語呂合わせ。

夫婦で鞄屋を営んでいた田中真佐男さんと佳代子さんは、「離れを作って遊び場にしよう!」と、古家を改修。卓球場、アトリエを経て、現在のカフェスタイルに。品書きは週替わりで、この日のメインはキャベツの巣ごもり玉子トースト。外カリ中フワのパンと、とろり濃厚な玉子の相性がバッチリだ。また、コーヒーは神戸の老舗『萩原珈琲』から仕入れた深煎り。心地よい苦みで、体が目を覚ます。

真佐男さんと佳代子さん。
窓の部分や梁の色など、手作業で改修した名残のある店内。おひとり様大歓迎。
住所:東京都品川区小山4-14-22 hanare1F/営業時間:9:00~14:00/定休日:日~水/アクセス:東急目黒線武蔵小山駅から徒歩4分

築地本願寺カフェ Tsumugi

寺の朝餉(あさげ)は 多彩なおかずが華やか。

18品の朝ごはん(日本茶付き)1800円。お粥はおかわり自由。平日25食、土・日・祝35食限定。

「寺の朝食の定番であるお粥に合う味わい」がテーマのおかずは、鴨の山椒焼きやタコの塩麹和え、里芋田楽などに、お粥と味噌汁を足して18品。『つきぢ松露』の卵焼きや『築地 江戸一』の甘口昆布の佃煮など、名だたる築地の総菜もちりばめられている。お粥は富士の天然水で炊き上げ、甘くてもっちりとした口当たりだ。ゆっくり時間をかけて平らげたら、食後の深蒸し茶をすすって、ほっとひと息。

築地本願寺の本堂を眺めながら食事ができる。
セットの日本茶は温茶か冷茶を選ぶ。
住所:東京都中央区築地3-15-1築地本願寺インフォメーションセンター
/営業時間:8:00~21:00(モーニングは~10:30)/定休日:無/アクセス:地下鉄日比谷線築地駅直結

取材・文=teamまめ (佐藤さゆり、高橋健太) 撮影=オカダタカオ、加藤熊三
『散歩の達人』2020年8月号より

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