『Cafe Campana』自慢の美桜鶏とローストビーフの相盛り丼【柏】
柏駅から徒歩約5分。繁華街の一角にある『Cafe Campana』は、昼はカフェレストラン、夜はスナックとして営業する店だ。アーチ状の入り口やレンガの外観が目印で、扉を開けると花に彩られたやわらかな空気が迎えてくれる。
人気の美桜鶏とローストビーフの相盛り丼1300円をオーダー。低温調理された美桜鶏は、胸肉とは思えないほどしっとりとして、噛むほどにやさしいうまみが広がる。卵黄150円を絡めると、味わいはまろやかに変化しごはんが進む。一方、国産牛のローストビーフは赤身のコクがあり、甘じょっぱいソースとホースラディッシュが後味を引き締める。また、厚切りベーコンとキノコのアラビアータ1300円は、ニンニクとトマトの香りが立ち上がる王道のひと皿。ほどよい辛さとベーコンのうまみが重なり、気取らず食べられる安心感がある。
食後にはカタラーナ480円を。表面はパリッと香ばしく、中はとろりと濃厚。食事から甘いものまで無理なく楽しめるのも、この店の魅力だ。
『Cafe Campana』店舗詳細
『kikkake』の隠れた名物、バターで焼いた豆乳シフォン【柏】
柏駅東口から徒歩約7分。柏神社の近くにある『kikkake(きっかけ)』は、街の喧騒から少し離れた場所で、穏やかな時間が流れるカフェだ。オープンは2015年。店主の宮崎恵里子さんにとって、開店は夢を叶えたというより、いくつもの縁が重なった結果だった。
お酒を飲む人もいれば飲まない人もいる、その人が食べたいものも日によって違う。時間を気にせず立ち寄って欲しいから、開店当初から通し営業を続けてきた。昼の名物はカレーとパラタのプレート1200円(14時以降1450円)。パラタとカレーの組み合わせは、ランチタイムの定番として親しまれている。
1日を通して楽しめるのは、豆乳シフォンケーキ(単品)680円とkikkakeオリジナルブレンドコーヒー600円。豆乳シフォンケーキは軽やかな口当たりで、バターで焼くひと手間が芳ばしさを添える。夜は食事とお酒のメニューもそろい、しっかり食べたい人にも、飲みたい人にも対応している。
「お客さんがリセットできる場所であってほしい」と話す宮崎さん。その言葉どおり、今日の気分をそっと受け止めてくれる場所である。
『kikkake』店舗詳細
『GLEEFUL COFFEE』で楽しむ焼き菓子と浅煎りコーヒー【柏】
柏駅東口の旧水戸街道と郵便局通りに挟まれた、通称“裏カシ”と呼ばれるエリアにある『GLEEFUL COFFEE』。古着や雑貨店が集まる感度の高い一角で、2015年にカフェバーとして始まり、2022年3月にコーヒーと焼き菓子の専門店へとリニューアルした。
店内はアメリカ東海岸のアンティークに囲まれ、店舗内の照明やテーブルの一部は購入可能というユニークな空間。ハンドドリップコーヒーは、蔵前にある『LEAVES COFFEE』の浅煎りを中心に、エスプレッソは自家焙煎で提供する。
ショーケースには旬の国産フルーツを使ったグルテンフリーの焼き菓子が常時20種前後並ぶ。ピスタチオのクリームパフ490円は、ザクザクとしたクッキーのような生地の中に生クリームとピスタチオペーストを合わせたクリームがたっぷり。甘さは控えめながら、ナッツの香りがしっかり残り、少し酸味のあるハンドドリップコーヒー・ブラジル600円と最高のペアリングだ。
ほかの焼き菓子も素朴な味わいで、コーヒーとのペアリングも楽しめる。甘い香りに誘われて扉を開ければ、きっと“今日の一品”に出合えるはずだ。
『GLEEFUL COFFEE』店舗詳細
野菜たっぷり!親子で営む『MUM cafe』のやさしい定食【柏】
柏の住宅地にある『MUM cafe』は、母と娘で営む小さなカフェ。アンティークの家具や古い食器棚が置かれた店内には、どこか懐かしく落ち着いた空気が流れている。2009年のオープン以来、地元客を中心に長く愛されてきた。家庭料理をベースにしながら、ひと手間かけたランチを提供しており、定番に加え約3週間ごとに変わる一品や、旬の野菜を使った副菜が並ぶ。
なかでも人気なのが「大豆と大和芋のコロッケ」。大豆とすりおろした大和芋をベースに、タマネギや卵を合わせて仕上げた一品で、外はサクッと軽く、中はなめらかな食感。ごまだれのコクとトマトの酸味がアクセントとなり、やさしい味わいの中に奥行きを感じさせる。
親子で無理なく続けるこの店には、互いを尊重し合う関係から生まれる心地よさがある。そんな空気に包まれながら、ゆったりと食事を楽しめる一軒だ。
『MUM cafe』店舗詳細
吟味を重ねたブレンドが人気、『自家焙煎珈琲 豆屋』で選ぶ日々の一杯【柏】
柏駅前の『ファミリかしわ』1階にある『自家焙煎珈琲 豆屋』は、焙煎珈琲豆の販売を中心に、2席だけの小さなスタンドでコーヒーも味わえる店。1986年に先代が始め、現在は2代目オーナーの松村岳志さんが受け継いでいる。
店頭にはブレンドやストレートなど20種以上の豆が並び、グァテマラやキリマンジャロ、ブラジルのショコラなど、上質な銘柄も無理のない価格で購入できるのが魅力だ。松村さんが大切にしているのは、自分の好みを押しつけるのではなく、客の好みに合わせて豆をすすめること。酸味が苦手、濃い味が好き、香りを重視したいなど、一人ひとりの好みに耳を傾けながら、日々の一杯に合う豆を選んでくれる。購入後の保存方法まで相談できるのも、昔ながらの豆屋らしい心強さだ。
店頭で飲めるのは、マシンで淹れるブレンドコーヒー。デミタスカップ400円で味わえば、ほどよい酸味とコク、香ばしさが立つ。駅前を行き交う人の気配を背中に感じながら小さなカウンターで一杯飲む時間にも、この店ならではの味わいがある。高級志向に振り切らず、毎日の暮らしに寄り添う柏駅前の豆屋だ。
『自家焙煎珈琲 豆屋』店舗詳細
『Sandwich Café PAISIBLE 柏店』で味わう焼きたてホットサンド【柏】
柏市役所に隣接する『ラコルタ柏』にある『Sandwich Café PAISIBLE 柏店』は、ホットサンドを中心に、生のサンドイッチや菓子パンもそろうカフェ。就労継続支援としての役割も持ち、利用者が働くきっかけや職業訓練の場にもなっている。
パンは姉妹店『PAISIBLE柏店』のベーカリー製で、ホットサンドは常時5種類ほど、生のサンドイッチや菓子パンも含めると10数種が並ぶ。具材ごとにパンを使い分け、旬の食材も取り入れながら考案するメニューは、3カ月に1度変わる。
鴨とネギの柚子胡椒風味350円は、スモークの鴨肉と長ネギに照り焼きソースとマヨネーズ、柚子胡椒を合わせ、フレンチ出身の店長らしい味の工夫がのぞく。甘酸っぱい中にスパイスを効かせた、キャロットラペ350円も風味豊かに仕上げている。どちらも注文後に焼き上げるホットサンドで、日々の工夫と手仕事の温度が感じられた。ドリンクは、東ティモール産のフェアトレードのオーガニックコーヒーMサイズ350円を。コクがあって味わい深く、食事のお供はもちろんおやつにもぴったり。
『Sandwich Café PAISIBLE 柏店』店舗詳細
産地ごとの個性を生かしたコーヒーに出合える『ease coffee kashiwa』【柏】
柏駅近くの『ease coffee kashiwa』は、産地ごとの個性を生かしたコーヒーに出合えるカフェ。東武アーバンパークライン高柳駅付近にある本店とは異なり、柏店ではより産地の違いにフォーカスしたラインアップをそろえ、浅めの焙煎を中心に豆の個性を引き出している。
店頭には日常使いしやすいデイリーラインと、より高品質なスペシャルラインが並び、初めてでも香りや好みから一緒に選んでもらえるのがうれしい。この日いただいたルワンダ800円は、すっきりとした飲み口の中にベリーを思わせる甘酸っぱさがあり、レモンアイシングをのせたレモンケーキ630円とも好相性。コーヒーとレモン、それぞれの果実味が自然に引き合っていた。
この店の核にあるのは、トレーサビリティとサステナブルという考え方。生産国に足を運び、生産者と直接つながりながら豆を買い付け、その背景まで伝えようとしている。おしゃれなだけでは終わらない、新しいコーヒー体験がここにある。
『ease coffee kashiwa』店舗詳細
『カフェ マリオ シフォン』の毎朝焼くしっとりシフォンケーキ【柏】
柏駅東口から徒歩3分、レイソルロード沿いの『カフェ マリオ シフォン』は、朝焼きのシフォンケーキが名物のカフェレストラン。
一本隣の路地にある姉妹店『スペイン食堂 フェスタマリオ』も手がけるオーナーシェフがメニューを監修し、料理もスイーツも手作りでそろえる。ショーケースにはテイクアウト用のシフォンやバスクチーズケーキが並び、手土産にも便利だ。
また、黒毛和牛ローストビーフなどのしっかり食べられるごはんに、ケーキとドリンクが付く、プレミアムシフォンCafeごはんセット1958円も人気。
名物のシフォンは定番のモンブランに加え、チョコや桜、旬のフルーツなど季節限定フレーバーがあり、ドリンクとともにいただくプレミアムケーキセット1265円がお得だ。プラス132円で、濃厚なガトーショコラや、本格ティラミス、生プリン、バスクチーズケーキも選べる。モンブランのシフォンは、しっとり弾力があり軽やかなマロンクリームの調和を堪能。カフェラテは、毎回ラテアートの絵柄が変わるのも楽しみのひとつ。食事からデザートまで通しで味わいたい。
『カフェ マリオ シフォン』店舗詳細
洗練されたコーヒーとピザトーストで迎える『FLEHMEN COFFEE』の朝 【柏】
柏市大津ヶ丘団地の入り口にある『FLEHMEN COFFEE』は、会社員として働く夫が本格ハンドドリップのコーヒーを淹れ、妻がフードを担うカフェ。元新聞販売店を改装した白い店内では、店内焙煎の豆を使った一杯と、ピザトーストなどの軽食が楽しめる。
柏市内のコーヒー店で開いていたコーヒー講座で抽出や焙煎を学んだ北木洋平さん。ハンドドリップで淹れるコーヒーは、苦みで押すのではなく、豆の個性を引き出した軽やかな香りと後味が魅力。その時々で状態のいい豆を選び、浅煎りならではの果実味も感じさせてくれる。一方、フードを担当する妻の理恵さんは、何度も試作を重ねながらピザトーストやスイーツを形にしてきた。人気のピザトーストはオーソドックスだが、手作りのピザソースが決め手となっている。
朝になると、新聞を手にした団地の住民や、近くの病院帰りの人たちがふらりと立ち寄り、店の前の景色にゆるやかな時間が流れ始める。駅前とは違う静かな空気のなかで、暮らしの途中にそっと寄り添う一軒だ。駅前のにぎわいとは別の、団地前ならではの穏やかな時間を味わえる。暮らしの途中でひと息つきたくなったとき、思い出したくなる一軒だ。
『FLEHMEN COFFEE』店舗詳細
遊び心が満載!憩える秘密基地『おうちカフェ さんちゃん』【南柏】
自宅の駐車スペースに建てた木造りの狭小店だが、丸窓から庭木がのぞき見えてほっこり。
「駅から距離がある住宅地。近隣の人たちが憩える場にしたくて」と、店主の佃敦之さんが工夫を凝らした店は、庭席、長居必至のロフト席、隠し部屋に加え、「ハシゴが急すぎて運べなくて」とオカモチエレベーターも設置。ワクワクと童心がうずきだす空間だ。
自家製ケーキや、茨城県の親類直送米を用いた軽食とともに、ゆるゆる過ごしたくなる。
『おうちカフェ さんちゃん』店舗詳細
ふんわりパンケーキを味わう静かな午後『Cafe Mana Merry』【北柏】
ランチタイムには、野菜をたっぷり使った数量限定のランチプレートを提供する。総菜、ソースにいたるまで手作りで、やさしい見た目以上に食べ応えがある一皿だ。ランチプレートをめがけて来店する人も、この店では珍しくない。
『Cafe Mana Merry』店舗詳細
胸がすくような景色を甘味と味わう『茶屋 花華』【北柏】
関東三弁天の一つ、布施弁天の境内に隠れるように茶屋が立つ。古美術が彩る室内もいいが、コロナ禍に新設したのが崖上のテラス席。「宮大工さんが造ってくれました」と、店主の明神さん。畑・水路・空が見渡せ、爽快感この上なし。
一緒に味わうならお団子を。取手の農家に特注した米粉で作られ、なめらかな舌触りと弾力、素朴な甘みに驚く。自家製あんこと迷うが、春はいちご団子を。口の中まで一気に春めく!
『茶屋 花華』店舗詳細
取材・文=佐藤さゆり(teamまめ)、パンチ広沢 撮影=井上洋平(おうちカフェ さんちゃん、茶屋 花華)、パンチ広沢





