有機野菜を使ったおいしくてやさしいキッチン『CHIBIKURO-SAMBO』
JR恵比寿駅から徒歩5分、静かな町並みの中にある『CHIBIKURO-SAMBO』は、長年多くのお客さんに愛されているおいしくてからだにやさしいキッチンだ。オーナーの吉田さんが信頼している農家さんや業者さんが届けてくれるこだわりの野菜を出している。
岩塩、合わせ味噌、ナンプラーでシンプルにいただくせいろ蒸しランチは、野菜そのもののおいしさを味わえるので大人気。付け合せの小鉢もこだわりの野菜だ。
みそ汁も有機栽培のかぶやだいこんの葉を使うというこだわり。昔懐かしいオムライスは、平飼たまごの素材そのものの味を楽しめる。
おいしくてからだにやさしい料理だけではなく、オーナーのやさしい人柄も常連客から支持を得ている理由だ。お店での気配りに、癒やされる人も多いそう。おいしさとやさしさにつつまれる、幸せなひとときを過ごすことができるお店だ。
『CHIBIKURO-SAMBO』店舗詳細
恵比寿だからエビ。エビ好きにはたまらない海老かつ丼『海老山』
恵比寿駅を出て明治通りを渋谷駅方面へ。約10分ほど歩くと、通りの左側。そこにはためく白いのれんには黒々と「海老かつ丼」と太く力強文字で書かれ、そのわきには「海老山」の白い提灯がぶら下がっている。
人気のメニューは1日100杯は出る超人気メニュー・海老かつ丼。噂には聞いていたが、まさに海老がてんこ盛り。フタは開いた貝のように立てかけられている。海老のかつ7匹。それが折り重なるように山を形成している。
海老は食べる前からサクサクの食感が伝わってくるような茶色い衣に身を包み、そこにタレがかけられ、脂とタレの甘辛い香りが食欲をそそる。
試みにエビフライの1つを持ち上げてみると、下のご飯を覆いつくすように、ちょっととろみのついた卵が一面に敷かれている。ひたすらにおいしくて幸せ。
大サービスの「かつ追加」「卵追加」で、ボリュームもおいしさも増量中。
『海老山』店舗詳細
『豆富食堂』で国産大豆ミヤギシロメを100%使用した自家製豆腐の豆腐定食
JR恵比寿駅西口から徒歩8分。山手線の線路沿いにある『豆富食堂』は、職人が大豆を水に浸け、毎日しぼりたての豆乳で手作りする豆腐が自慢。店頭で豆腐や惣菜、デザート類が購入できるほか、それらを使ったメニューで食事や酒を提供する飲食店を併設。
ランチは良質なタンパク質がたっぷり摂れるボリューム満点のメニューばかりで、和風のテイストで揃えた豆腐御膳を筆頭に全4種。豆腐料理のバリエーションが豊富な豆腐御膳は、メインに豆腐や野菜など9種の具材が入った豆腐汁があり、豆腐めし、肉がんも、豆腐のぬか漬け、おぼろ豆腐と豆腐づくし! トレーいっぱいに乗ったおかずを見て胸が踊る。そうそう、身近すぎて忘れてたけど豆腐って煮ても焼いても揚げても、もちろん生でも超優秀なグルメだったんだ。
夜は酒場になり、豆腐料理のほかワインを楽しめる料理を提供する。ワインとの相性を考えスパイスを使ったものもあるそうだ。
『豆富食堂』店舗詳細
長崎出身の夫婦が提供するちゃんぽんは野菜たっぷり!『どんく』
地下鉄恵比寿駅2番出口から徒歩2分のところにある『どんく』は、長崎出身のご夫婦が切り盛りする本場のちゃんぽんと皿うどんが自慢の居酒屋だ。“どんく”とは、長崎弁でカエルを意味する。
本場仕込みのちゃんぽんは、まずごま油の香りがぷ〜んときて食欲がモリモリ。まずは野菜や豚肉、アサリ、カマボコなどの具材を炒め、そこに5時間かけて豚骨だけで取る白湯スープ、もちもちとしたちゃんぽん麺を入れて軽く煮込んで提供される。だから、野菜、肉、魚介の調和度を表すように、おだやかでやさしく胃にじんわりしみていく。
野菜も肉も魚介類も、ぜ〜んぶ入ってそれぞれの個性やおいしさがうまく融合している。それでいて、ササッと栄養補給ができるちゃんぽんってものすごく優秀なファストフードなのだ。「はーい、ちゃんぽんどうぞ〜」そう言ってテーブルに運んでくるママの笑顔も隠し味の調味料だ。
『どんく』店舗詳細
『Time Out Cafe &Diner』で200g超の特大パテを挟んだハンバーガーにかぶりつけ!
恵比寿駅西口から徒歩5分。渋谷橋のたもとにあるライブハウス『リキッドルーム』。その2階にあるのが『Time Out Cafe & Diner』だ。DJブースやレコードに囲まれながら16時までランチが楽しめる。
週替わりのランチメニューは900円からと手頃な価格で、ハンバーガーや唐揚げ定食、カレーなどが人気。ドリンクも各種カクテルから国内外のビールまで用意されている。無線LAN(Wi-Fi)環境・電源を使ってのんびりしたい、というならプラス300円でソフトドリンクのドリンクバーとスープバーが付けるのがおすすめだ。
信州和牛100%バーガー1300円は、新鮮な信州牛を急速冷凍した200gものパテを使用した人気メニュー。バンズはカリカリに焼いてありクリスピーで、甘みが出るまでじっくりローストされたオニオンと厚切りトマトの爽やかな酸味が牛肉の旨味を引き立てる。バンズにさりげなく塗られた粒マスタード&マヨネーズが風味を活かしていい仕事してる。ボリューミーで食べごたえ充分だ。
『Time Out Cafe & Diner』店舗詳細
恵比寿の隠れ家カフェ『アナログ カフェ ラウンジ トーキョー』で肉肉ランチ!
恵比寿駅の西口ロータリーからほど近い老舗ビルの最上階に店を構える『アナログ カフェ ラウンジ トーキョー』。広々とした店内には異なる2つの空間が広がっており、入口あたりはアンティーク調のシックで落ち着く空間、奥のほうは欄間や障子を配した居心地のいい和モダンな空間となっている。
ランチメニューは12時から17時まで注文できるので、ワークスタイルが多様化した現代人にとってはありがたい。おしゃれなカフェにもかかわらず、料理のお味は一流レストラン並み。
人気の定番メニュー、フレッシュトマトとモッツアレラのハンバーグ1450円(ライス&ランチドリンク付き)は、肉厚ハンバーグと酸味のあるトマト&クリーミーな焦がしモッツアレラ、バジルのハーモニーが絶品。どのメニューもボリューム満点で、週替わりランチにもご注目あれ。
全席喫煙可能で、犬連れでの来店も歓迎している。
『アナログ カフェ ラウンジ トーキョー』店舗詳細
『KO-SO CAFE BIORISE』。揚げ物&クリームたっぷりのヴィーガン&ハラール料理
恵比寿駅東口からJRの線路と平行に渋谷方向へ進む。交差点に突き当たったら、サンマルクカフェのとい面の道を入るとすぐに『KO-SO CAFE BIORISE』がある。
ヴィーガンは体にいいけど味が薄くて食べにくいんじゃないか、と先入観をもっていたが、メニューを見るとマヨコーンのピザ、クリームたっぷりのケーキまである!
ランチのユーリンチープレートのユーリンチーは鶏肉ではなく、植物肉の大豆ミートをニンニクがきいた秘伝の醤油たれにつけ、カラッと植物油で揚げている。ほんのり大豆の風味がして食感は鶏肉より弾力がありパクパクいける。
ご飯は独自の炊いた白米に焙煎玄米粉を混ぜ込んだもので、ポリフェノールや食物繊維が豊富だそう。サラダのドレッシングやスイーツには65種の自然素材で作られた甘酸っぱい酵素ドリンクを使用している。ランチには+350円でセットスイーツ、さらに+300円してセットドリンクを加えても罪悪感なく食べられる。
『KO-SO CAFE BIORISE』店舗詳細
『ライオンのいるサーカス』で静岡B級グルメのつけナポ。トマトと牛すじの濃厚ソース
恵比寿駅西口から徒歩5分。屋根裏をイメージしたという店内は、アンティークで揃えられどこかノスタルジックな雰囲気。オーナーが静岡・富士市出身で地元のB級グルメ・つけナポリタンと、サイフォンで淹れるコーヒーが楽しめる。
つけナポリタンのソースには、こっくりとしたトマトと濃厚な牛すじがゴロゴロと入っていてもっちもちの中太麺によく合う。甘みとコクのなかにトマトの酸味がいいバランスだ。トッピングは半熟卵、ブロッコリー、コーン、オニオンスライス、がっつり唐辛子、がっつりガーリックから無料で2つ選べる。ブロッコリーの食感や爽やかな味わい、噛んだ途端に黄身があふれ出す半熟玉子、とろ〜りとソースになじむチーズも優秀なトッピングの役割を果たしている。
ちなみに平日は1300円でワンドリンク付き、土日祝はつけナポリタン単品1000円に加えワンドリンクオーダーが必須となる。
『ライオンのいるサーカス』店舗詳細
『cafe&dining nurikabe』 。ミルキーなソースがたっぷり。トリュフが香る白いオムライス
地下鉄恵比寿駅4番出口から徒歩2分、駒沢通りから一本入った路地の雑居ビルの4階にあるカフェダイニング。人気のランチは、ナポリタンなど懐かし系のメニューをイマっぽくアレンジして提供。週替わりのごはんランチ、パスタランチなどがっつり系もありご飯は大盛り無料なのがうれしい。
定番人気のトリュフ香る“白い”オムライスは、純国産鶏の岡崎おうはんを国産の米や飼料で育てた黄身が白い卵・愛媛産の米っ娘たまごを使用。土台のバターライスには赤ワインとシーズニングソースを煮詰めたものとオニオンソテーを混ぜ込んでいる。オムライスの頂には岩中豚の肩ロースの白ワイン煮込みが鎮座。
白い卵だけで食べるとふわっふわで淡白なうえクセがなく、主張の強いご飯や濃厚な生クリームソースをつなグまとめ役になっている。仕上げにかけてあるトリュフオイルの香りがいの一番に口の中に入ってくる。個性が際立つミルキーな要素が強いオムライスに、柔らかくてワインがふんわり香る豚肩ロースのワイン煮は食感に変化をくれる。
『cafe&dining nurikabe』店舗詳細
ビストロ『Rue Favart』のランチは、定食屋さながらのお得感!
JR恵比寿駅東口から徒歩5分。恵比寿ガーデンプレイスの近くに店を構える『Rue Favart』は、1997年創業のおしゃれなビストロ。フレンチのハードルを感じさせることなく、どんな客も幅広く受け入れてくれる店だ。パリのレストランを思わせる店内はアーティスティックな雰囲気で、異国情緒あふれる。
平日のランチタイムは1000円以下で、お肉やお魚、カレーにパスタ、丼ものなど、フレンチの枠に捉われないメニューが並ぶ。どの料理にもサラダ・スープ・パン・ドリンクが付くため、値段・ボリューム・味と3拍子そろって大満足!
ランチ営業は11時半から17時なので、忙しくてランチタイムを逃しがちなビジネスパーソンにおすすめだ。また、休日にもランチをいただけるので、家族連れや観光客にとってもありがたい。ランチを注文すると「プチソフト サービス券」がもらえて、次回ランチをいただく際に利用できるのもうれしい。
『Rue Favart』店舗詳細
5種のオリジナルブレンド味噌が決め手『味噌ラーメン 柿田川ひばり恵比寿本店』
地下鉄恵比寿駅4番出口から徒歩1分、駒沢通りに面した雑居ビル1階の奥にある。立て看板を見つけたら、その奥に進んでみよう。
この店の真髄となるメニューは、特製味噌らーめん1200円。トンコツと鶏ガラでとったスープ寸胴に、『柿田川 ひばり』の味噌ラーメンに欠かせない背脂も一緒に入れる。特徴のある八丁、江戸、仙台、信州、そして熟成と5種類をブレンドした味噌は、風味を生かすため火入れをせず、たっぷり入れた背脂により甘味を出すのが特徴。味噌の塩気と背脂の甘みが溶け合った濃厚な味噌スープは、味噌バターラーメンみたいな味を目指しているという。
味噌好きにはたまらない生味噌の少しツンとした発酵臭や酸味。タピオカ粉が入ったもっちもち太麺は跳ね返すような弾力! チャーシューは、まるで生ハムのようにしっとり。ぷーんと薫る山椒の香りと、ごま油とピーナッツ油も香ばしい香りもクセになる。
『味噌らーめん 柿田川 ひばり 恵比寿本店』店舗詳細
味のベースはあっさりした東京流のとんこつスープ『九十九ラーメン 恵比寿本店』
明治通りの渋谷橋交差点からすぐ近くにある『九十九ラーメン』。1997年にオープンして四半世紀年以上、東京とんこつを提供し続けている人気ラーメン店だ。
元祖〇究(マルキュー=正しくは究を○で囲んだ文字)チーズラーメンは、十勝・花畑牧場のゴールデンゴーダチーズが山盛りになったそのビジュアルにまず目を奪われる。麺にチーズを絡め風味や旨味をダイレクトに感じた後は、溶けたチーズと味噌が香るとんこつスープをいただこう。
もうひとつの看板は、九十九とんこつラーメン。チーズラーメンと同じとんこつスープを使っているとは思えない、濃厚ながら後味は淡麗な塩ベースのスープだ。卓上のネギやもやし、120円の辛い高菜を入れて食べるのもおすすめ。常連客はさらに、スープにご飯を入れて食べるという。満腹になりすぎるて午後からの仕事に影響しないように要注意だ。
『九十九ラーメン 恵比寿本店』店舗詳細
3種の煮干しが集合して襲いかかってくるようなクセだらけのにぼしそば『おおぜき中華そば店』
地下鉄恵比寿駅4番出口から徒歩1分、恵比寿神社の参道にある『おおぜき中華そば店』。メニューは昔ながらの中華そば、鶏と豚ガラ取ったスープの白湯そば、鶏・豚・魚介のつけそば、そして煮干し100%のにぼしそば900円の4本柱。テイストが多いため間口が広く、さまざまな年齢層にささる。
にぼしそばは、3種の煮干しを水出ししたあと、ゆっくり熱を加えて旨味を抽出している。骨から濃厚ないい出汁が出ているという。煮干し100%のワイルドなスープに、コンブやしょっつる、ナンプラーなどを入れてキリリと醤油や塩を利かせた無化調のかえしが加わる。超クセだらけだが、この旨味にやみつきになる。
細めのストレート麺は低加水で、さっくりとした歯応えが残る。チャーシューは鶏と豚の2種。どちらもしっとりして柔らかい。
食後も、いつまでも煮干しの余韻が消えない。シンプルでどストレートなにぼしそばだ。
『おおぜき中華そば店』店舗詳細
油膜が張るほど濃厚だけど最後まで飲み干したくなる珠玉の鶏スープ『らぁめん 冠尾』
地下鉄恵比寿駅2番出口を出て、みずほ銀行と三菱UFJ銀行の間の路地を入って徒歩2分。看板には「純白湯 鶏清湯 鶏辣湯」とあり、この3つを肝にメニューが展開されている。野菜が多めで見た目も鮮やかなため女性客も多い。
白濁したスープに色とりどりのトッピングがそそる特製鶏白湯1200円が定番人気のメニュー。このスープは鶏と水、それから国産の素材だけで取ったもので、「飲み干しても胃もたれしにくいんですよ」と店長は語る。仕事の合間でも安心して食べられそうだ。
トッピングには茹でたキャベツ、ミニトマト、インゲン、紫タマネギ、マッシュルーム。そして、しっとりジューシーに仕上げた胸肉と、提供する直前にバーナーで炙り、スモーキーな味と香りを演出するもも肉の、2種類の鶏チャーシュー。中太の全粒粉麺は香りがよくもっちりとしながら歯切れもいい。ポタージュのように濃厚なのだが後味はサラリとしたスープで、鶏の旨味がギュ~ッと濃縮されている。
『らぁめん 冠尾』店舗詳細
子どもからお年寄りにまで好まれるあっさりスープの特製塩ラーメン『函館らーめん しお貫』
恵比寿駅東口から徒歩8分ほどの住宅街の中にある『函館ラーメン しお貫』。メニューは塩ラーメン、味噌ラーメン、餃子とシンプルだ。
特製塩ラーメン1000円は、魚介と豚のゲンコツ、そして鶏ガラを入れたスープを圧力鍋で炊き、さらに2時間火にかけて煮込んで仕上げたあっさりだが旨味が強くて澄んだ清湯。昆布、ホタテ、カツオなど魚介のうまみたっぷりのタレに、鶏油を加えてコクを出している。
このスープは鮮度が大事なので1日に3度取るそうだ。魚介と動物系がバランス良く配分されたスープにストレートの細麺がよく合い、ツルツルと喉越しよく吸い込まれていく。
トッピングは、しっかり醤油を利かせた厚めの豚バラ肉のチャーシューが3枚ものり、海老ワンタンに半熟の味玉も。手作りの海老ワンタンはプリップリの食感が残るように海老は手切りにし、皮で包む。
こだわりが詰まった珠玉の1杯だ。
『函館らーめん しお貫』店舗詳細
取材・文・撮影=丸山美紀(アート・サプライ)、パンチ広沢、コバヤシヒロミ、羽牟克郎、夏井誠