約6000冊の蔵書が並ぶ 昭和愛あふれる店内は圧巻!『昭和ブック カフェ』[新橋]
コレクターの鈴木清一さんが脱サラし、2020年11月に開業。昭和の漫画や写真集、今では貴重な歴史・報道ものほか約6000冊の蔵書の多くは、旅好きでもある鈴木さんが全国の古書店や古本市を巡り集めたものだ。壁には雑誌の切り抜きや懐かしのポスターがズラリ。鈴木さんおすすめの本が並ぶ入り口脇のラックも要チェック。料金はフリーソフトドリンク制で1時間400円~。食事やお酒コースも。
『昭和ブック カフェ』店舗詳細
自然を満喫しながら写真や絵画などの作品を『PNB-1253』[親鼻]
緑に囲まれた店に一歩入るとギャラリー、その奥にカフェスペースが広がる。「アートを開かれた場にしたい」との思いから、深谷市出身の詩人としても活動する保坂彩樹さんがオープンした。ギャラリーでは、一つひとつの作品にゆっくり向き合ってアート鑑賞できるほか、カフェには詩集やアート関連の写真集が多く並び、自由に閲覧できる。秩父産のそば粉を使ったガレットも絶品。
『PNB-1253』店舗詳細
洗練された空間で美術鑑賞の余韻とともに『フロムトップ』[恵比寿]
「東京都写真美術館」の1階に2021年8月オープンした開放感あふれるカフェ。カレーなどの食事や季節の果物を使ったデザート、ドリンクが楽しめる。房総の直焙煎珈琲店『KUSA.喫茶』に依頼し、写真を愛する人たちのカフェ時間になじむようにと、豆を厳選した「美術館ブレンド」もぜひ。鑑賞後に楽しんでもらえるようにと、今後は展覧会と連動したおみやげの販売やイベントの開催も思案中だ。
『フロムトップ』店舗詳細
有形文化財が生まれ変わった思いを紡ぐ映画館『シネマネコ』[東青梅]
2021年6月、青梅の街に50年ぶりに映画館が復活。「青梅にはエンタメが少ないので、カルチャーを発信する場所を復活できたら、もっと良い街になると思った」と話す代表・菊池さん自身も青梅育ち。建物は、国の有形文化財である旧都立繊維試験場を改修した、都内唯一の木造建築の映画館だ。併設のカフェは、映画のパンフレットはもちろん、猫の街・青梅にちなんだ書籍も充実している。
『シネマネコ』店舗詳細
取材・文=開洋美、仙波絢香 撮影=中村宗徳、新谷敏司、西川節子、原幹和