【散歩コース】
スタート:虎ノ門ヒルズ駅は地下鉄日比谷線で銀座駅から5分・180円、恵比寿駅から10分・180円。
地下鉄日比谷線虎ノ門ヒルズ駅→(6分/0.4㎞)→愛宕神社→( 2分/0.1㎞)→NHK放送博物館→(14分/0.9㎞)→東京タワー→(10分/0.7㎞)→芝公園→(9分/0.6㎞)→増上寺→(6分/0.4㎞)→芝大神宮→(8分/0.5㎞)→旧芝離宮恩賜庭園→(8分/0.5㎞)→ウォーターズ竹芝→(4分/0.2㎞)→竹芝客船ターミナル→(17分/1.1㎞)→JR山手線・東京モノレール浜松町駅
ゴール:浜松町駅からJR山手線で東京駅まで7分・170円、品川駅まで6分・170円。浜松町駅は地下鉄浅草線・大江戸線大門駅に隣接する。
今回のコース◆約5.4㎞/約1時間25分/約7200歩
23区で一番高い標高約26mの山頂神社「愛宕神社」
慶長8年(1603)、徳川家康の命により江戸の防火・防災の守り神として創建。井伊大老を襲撃した水戸藩士が集結した地であり、境内には「桜田烈士愛宕山遺蹟」碑が立つ。徳川家光ゆかりの出世の石段や梅の木がある。
「愛宕神社」詳細
世界初の放送専門のミュージアム『NHK放送博物館』
博物館が立つのは、東京放送局(NHKの前身)が大正時代にラジオの本放送を開始した地。ラジオ放送開始から現在までの放送の歴史を資料や実物展示を通して紹介する。
『NHK放送博物館』詳細
昔も今も東京のシンボル『東京タワー』
1958年に完成した総合電波塔。150mのメインデッキと、予約制の体験型展望ツアー「トップデッキツアー」を楽しめる250mのトップデッキの2つの展望台がある。
『東京タワー』詳細
増上寺を囲む日本最古の公園「芝公園」
明治6年(1873)に開園した日本で最も古い公園の1つ。増上寺や2つのホテルを囲むように環状に広がり、南側には丸山古墳や伊能忠敬測地遺功表、東照宮などがある。
「芝公園」詳細
家康の葬儀を行った寺「増上寺」
明徳4年(1393)創建、慶長3年(1598)に現在地に移転。徳川家の菩提寺であり、墓所には2代秀忠、6代家宣、7代家継、9代家重、12代家慶、14代家茂の6人の徳川将軍が眠る。徳川14代将軍家茂の正室・皇女和宮ゆかりの茶室「貞恭庵」がある。
「増上寺」詳細
期間が長い「だらだら祭」にも注目「芝大神宮」
寛弘2年(1005)創建。源頼朝や徳川幕府の信仰も篤く、歌川広重の浮世絵にも描かれる。毎年9月11~21日の大祭は、「だらだら祭」と呼ばれ、縁起物のショウガを神社で頒布する。
「芝大神宮」詳細
石組を用いた作庭が見事「旧芝離宮恩賜庭園」
延宝6年(1678)、徳川4代将軍家綱に仕えた老中大久保忠朝が邸内に作庭した回遊式泉水庭園「楽壽園」が前身。宮内庁管理の離宮を経て、大正13年(1924)に都立庭園として公開。
「旧芝離宮恩賜庭園」詳細
自然や芸術が融合する複合施設「ウォーターズ竹芝」
「劇団四季」の劇場や商業施設「アトレ竹芝」、ホテル「メムズ東京」などがある水辺の複合施設。浜離宮恩賜庭園や汐留川を望む芝生広場は、リラックスできる憩いの空間。船着場や干潟ではウォーターズフロントの醍醐味を堪能できる。
「ウォーターズ竹芝」詳細
180度広がる東京港の眺望『竹芝客船ターミナル』
伊豆・小笠原諸島に就航する船が発着する。ホテルやレストラン、オフィスが一体となり、3階のボードウォークからは、レインボーブリッジやお台場、晴海などを見渡せる。
『竹芝客船ターミナル』詳細
【芝・竹芝・浜松町グルメを堪能!】
建物に花街の歴史が残る『とんかつ穂久斗』
かつては料亭が立ち並ぶ花街だった路地にある。ラード100%の油で揚げたロースカツは、味噌汁、ご飯が付き1000円。ハンバーグとクリームコロッケが付くハンコロ1000円も人気。
『とんかつ穂久斗』店舗詳細
お箸で食べる日本の洋食『洋食や シェ・ノブ』
すべて手作りし、一人で切り盛りするからランチは毎日1種のみ。この日のランチは濃厚なハヤシソースが絶妙なオムハヤシ1200円。
『洋食や シェ・ノブ』店舗詳細
【街探検】高さ150m、約600段の外階段を歩いて上る!?東京タワーのツウな楽しみ方
『東京タワー』が完成したのは1958年12月。高度成長期にあり、戦後の復興のシンボルとして、たちまち東京の観光名所となった。高さ333mは、当時、自立式鉄塔として世界最高の高さを誇った。
2012年に『東京スカイツリー』が完成した後も地上デジタル放送のバックアップ機能を有しており、一部のFM放送などの電波を発信し続けている。
また、展望台の人気が高く、東京の中心部にあるため、都会のビル群や湾外エリアの眺めはまさに絶景。なかでも夕暮れから夜景に変わる時間帯は、独特の幻想的な風情を見せる。
この眺めをさらに楽しむなら、メインデッキまで約600段の外階段を歩いて上る「オープンエア外階段ウォーク」(展望台入場券が必要)というのがある。一段一段自分の足で上っていくから、高さによる風景の変化もリアルに楽しめる。
取材・⽂・撮影=アド・グリーン
『散歩の達人 歩きたい人のための 東京散歩地図』より






