【おとめ山公園】でゆったり朝散歩
朝散歩からは縁遠そうな新宿区——しかし懐広いこの街には、ピッタリの場所だってあるのだ。
それがココ「おとめ山公園」。全体が緩やかに傾斜しているのが特徴で、目白駅からなら上、高田馬場駅からなら下から入ることになるだろうか。公園はまずまず広く(というか長く)ほどよい起伏はちょっとした散歩にはうってつけ。木に囲まれた池はひんやりと快適で、周辺にはベンチも完備。この時季の日陰は座れないことも珍しくない、が朝なのでそんな心配も必要なし。一文ぐらい得した気分。
散歩している犬も涼しいのだろうか。元気に尻尾を振っている。振り向きざまの笑顔を見るに……おそらく予想はハズレだ。
[QQ0さん]
【水元公園】で朝散歩。ハスだけではなく金魚も
朝9時前に、水元公園にやってきました。水郷の景色や四季の花・樹木の美しさで知られる都内最大の公園です。ハス池の周りは全然混んでいなくて、満開のハスの花をすぐ近くで鑑賞することができます。現地の看板によると、この近くでは数10年前まで食用のハスを作っていたのだそう。住宅地の中のハス田の写真が載っていました。
ハスを楽しんだあとは、「水辺のさと」で金魚の展示池をのぞいたり、トゲトゲの葉を持つ珍しい「オニバス」を見たり。9時半から開館する「水辺の生きもの館」ではスッポンの赤ちゃんまで眺めて、思いがけずたくさんの動植物と出会いました。
金町駅に戻ると、まだ11時前。駅前の『コメダ珈琲』のモーニングに間に合いました。朝の散歩はなんだかお得です。
[へいあらんさん]
【多摩川】で日の出を拝み、モーニングに突入!
夜行性のワタシは、これまで一度も早朝散歩ってものをしたことがありません。
多摩川沿いを朝日を浴びつつ、ゆらゆら歩くのは長年の夢、いろんな行き方がありますが、好きなのは、二子玉川駅から出発するコース、なんせ駅の改札を左手に出たら、ものの5分で多摩川沿いに行けます。その足で、モーニングになだれ込むっていうのも悪くないですよね?
おススメは、なんの変哲もない提案で恐縮ですが、二子玉川ライズ内マクドナルドで、ソーセージエッグマックマフィンをブラックコーヒーで食べること。ご存じ朝マックは10時半までの限定メニュー、夜型人間にとってモーニングあってこその早朝散歩です!
[まやぎはとこさん]
朝早く行った学校の教室で好きな人に会えたようなときめき【鎌倉・小町通り】
上野、川越、浅草……あげればキリがないですが、日中は多くの人でにぎわう観光地を朝早く訪れることが好きです。早朝の街は静かで、人通りもまばら。だけど、なんとなく前日の喧騒の余韻が感じられて、そして今日一日へ向けたウォーミングアップを始めているような気配も。
とある早起きできた日のこと。思い立って、早朝の鎌倉へ行ってみました。小町通りも閑散としていて、いつもと違う表情を見られた特別感があります。鶴岡八幡宮、江ノ電に乗って海沿いへ……。いつもより早く行った学校の教室で、それまで見たことない空気感をまとった気になる人のそんな一面にときめくような感覚、と言って伝わるでしょうか。
[編集部・阿部]
奥多摩にそびえる霊峰【御岳山】で朝からパワーチャージ!
土を踏みながら歩き、力を蓄えたい。そんな気持ちがふつふつと湧き上がってきたら、朝の御岳山で、さくっと気軽な山歩きを楽しむことがしばしばあります。
7時台から運行しているケーブルカーを使い、らくらく山頂付近まで。夏が見頃で“森の妖精”ともいわれるレンゲショウマも、朝なら比較的人が少なく、ゆっくりとみられます。そして山頂に鎮座する武蔵御嶽神社へ参拝し、ニホンオオカミをかたどった狛犬にしばしうっとり。
参拝を済ませたら、『紅葉屋』のくるみうどんを食べつつ帰路に就いてもいいのですが、もし時間があったらぜひ「七代の滝」や「天狗岩」などがあるロックガーデン方面へ。夏の時季の特に美しい苔に力をもらい、潤いあふれる1日が送れます。
[編集部・桑原]
早起きしたら思い切って【築地】へ
学生時代に「早起きして築地市場に行ってみよう」と誘われたときから、朝の選択肢にあるこの周辺。水辺の風景もさわやかで、朝の散歩におすすめの場所です。築地場外市場で朝ごはんを食べるのも楽しい。
あるとき友人が、その前に別の用事を入れておけば、待ち合わせに遅れなくなると言っていたのを思い出します。少し早起きして、海鮮丼でも食べてから一日をはじめてみる、そんな日があっても良いですよね。あるいは朝まで遊んだ日に、締めになにかを食べたいとき、思い切って築地まで…。さわやかな朝の風景が少し違って見えて、それもまた趣があります。
そして写真は豊洲大橋からの風景なのですが、築地からは少し歩きすぎたかもしれません…。
[編集部・小野]
【どこでもできる!】公園でも河原でも、朝のソロ野点
以前『散歩の達人』の企画でチャレンジした“ソロ野点”があまりにも楽しかったので、マイ抹茶茶碗&茶筅(ちゃせん)を入手しました。抹茶、ティースプーンと一緒に小さなザルに入れて、大判のハンカチでお弁当のように包んで常にスタンバイ。保温ボトルに熱湯を入れたら準備完了です。
作法はそこそこに、公園や河川敷ならシートを持って。ベンチなら膝の上でも。お好みの甘いおやつを持っていくと気分が盛り上がります。
氷を持参して冷やすこともできますが、朝は温かい抹茶がしみるんです……。早起きが苦手なので夏はそこそこ日がのぼった時間になってしまいがちですが、それでも清々しさが味わえます。
[編集部・渡邉]
構成=さんたつ編集部




