食べ歩きグルメの新定番!『浅草うなな』で味わう国産うなぎの絶品焼おにぎり
浅草といえばうなぎの老舗が多いことでも有名だ。でもおいしいうなぎを食べたいと思っても、庶民にはなかなか高根の花というのもまた事実。そんな私たちの期待の星となるうなぎ店が『浅草うなな』だ。これまでありそうでなかった、うなぎの食べ歩きグルメが密かな人気。国産鰻焼おにぎり500円の上には、身の締まった国産うなぎがどーんと載っている。その見た目とワンコインで買える手軽さが、お腹も心も満たしてくれる。なんといっても、タレがたっぷりと染み込んだ焼おにぎりとうなぎのコラボがたまらない。この他に、肝串もレバーの独特の味と香りが楽しめ、ファンの多い人気メニューだ。2020年にオープンしたが、知名度はまだまだこれからの店なのでぜひチェックしてみてほしい。
『浅草うなな』店舗詳細
売り切れ続出!行列のできるメロンパン店『アルテリア・ベーカリー浅草店』
全国各地でフランチャイズを展開するメロンパン専門店『アルテリア・ベーカリー』。そのウリは「冷めても次の日でもおいしいメロンパン」だ。『アルテリア・ベーカリー』のメロンパンは、つくり始めから生地の発酵までが約2時間。その後、オーブンで焼き上がるのに12分かかる。浅草店の店先には、焼きたてのメロンパンを買おうという人で、朝早くから行列ができる。メロンパンは次々と店頭に焼きあがってくるが、ときにはそれが追いつかないこともあるほどだ。メロンパンプレーンのほか、ホイップメロンパン、メロンパンラスクなどがある。一口食べるとカリッとした食感だが、中はふんわりと甘すぎないやさしい味のメロンパンだ。
『アルテリア・ベーカリー浅草店』店舗詳細
浅草でお芋スイーツの食べ歩きといえばここ!『舟和仲見世3号店』
まもなく創業して120年を迎える浅草の『舟和』。日本の銘菓として長く愛されてきた「舟和の芋ようかん」はあまりにも有名だ。『舟和仲見世3号店』はそんな人気の芋ようかんなどをアレンジしたお芋スイーツの実演販売店だ。おすすめメニューが数ある中で特に不動の人気を誇るのが、芋バターどら焼き380円と芋ようかんソフトクリーム350円だという。芋バターどら焼きにはたっぷりの芋あんが挟んであり、バターの程よい塩気とあんのやさしい甘さのコラボがたまらない。一方の芋ようかんソフトクリームも、お芋のおいしさをそのまま味わうことができる一品だ。他にも「舟和」ならではのオリジナル商品が目白押しなので、どれにしようか迷ってしまうかも!
『舟和仲見世3号店』店舗詳細
焼きたての炭火手焼せんべいを味わうなら『壱番屋』
『壱番屋』は浅草で明治17年(1884)から続く店。創業以来、時代の流れに合わせながら何度も商売の中身を変え、現在はせんべい店を営む。週末になると、店頭では炭火で醤油せんべいを一枚一枚焼く姿が見られる。店先に漂う香ばしい香りが、食欲を刺激してくる。次々とせんべいを裏返してゆく職人の見事な手さばきは、ずっと見ていても飽きないだろう。焼き上がったせんべいは、上からぶら下げられた竹ざるの中でしばらく乾燥させ、しけないように茶箱に入れて落ち着かせたあと、袋詰めにして店内に並べられる。もちろん焼きたてをその場で楽しむことも。炭火手焼せんべい50円は、ひと口ひと口噛み締めたくなるホッとする味わいだ。
『壱番屋』店舗詳細
可愛いビジュアルが圧倒的人気!『浅草そらつき』の進化系団子
インスタグラムでその人気に火がついたのは、『浅草そらつき』の進化系団子。これまでの地味な団子のイメージを見事に覆してくれる。カラフルな団子の上にいちごが載っていて、ついつい写真を撮らずにはいられない可愛さだ。人気なのはその見た目だけではない。どの団子も300円と分かりやすい上、種類も豊富なのでどれにしようかとつい迷ってしまう。「団子は全部で10種類あり、そのうちのひとつは日替わりです。毎日その日の作り手が考えて作っているんですよ。」と店長の山田さん。あんは9種類あり、マンゴーあんなど他ではなかなかお目にかかれないフレーバーも多い。いちご四色団子は、4種類のあんがそれぞれ何味なのか考えながら食べるのも楽しい。
『浅草そらつき』店舗詳細
本当の焼きたてにこだわる人形焼の店『三鳩堂』
仲見世通り沿いにある『三鳩堂』は焼きたての人形焼にこだわる店。店内では人形焼を焼く機械が絶えず動き、次から次へと人形焼が出来上がっていく。それを特殊なラップで温かいまま包装し、店頭に並べるのだ。食べ歩き用の人形焼は甘さ控えめのなめらかなあんこが、甘いカステラ生地に包まれている。しっとりとした口当たりで、思わずもうひとつ食べたくなるおいしさだ。人形焼の形は全部で3種類ある。雷門のちょうちん、鳩、そして浅草寺にある五重塔だ。店頭では人形焼のほか、雷おこしも扱っている。南京ねじと呼ばれる『三鳩堂』オリジナルのおこしは、20年近くにわたって愛されてきた味。柿の種とピーナッツが入っており、後を引くおいしさなのでこちらもぜひ味わいたい。
『三鳩堂』店舗詳細
浅草メロンパンブームの火付け役『浅草花月堂本店』
『浅草花月堂』は浅草のメロンパンブームの火付け役となった店だ。本店のほか、浅草に2店舗をかまえる。八丈島出身のご店主が2004年、浅草で蕎麦と甘味の店を開いたのが『浅草花月堂』の始まりだ。現在はメロンパンの専門店として知られる。名物のジャンボめろんぱんは、2012年頃からバスガイドさんの口コミで広がるようになり、YouTubeやSNS、ガイドブックなどによって海外客にも知られるようになったという。その名の通り、大きさは手のひらほどもあり、フワフワとした食感がウリだ。なんでも発酵時間は、通常のパンの約3倍なのだとか。季節や気温、湿度にあわせ、酵母の活性状態を常にチェックしながらつくりあげる。発酵学を学んだ店主がその経験や知識を生かして完成させたメロンパンだ。
『浅草花月堂本店』店舗詳細
『浅草ちょうちんもなか』で自分好みのアイスもなかを
『浅草ちょうちんもなか』はちょっと珍しいもなかの専門店。店頭にはアイスクリームのショーケースが並び、その中から好きなフレーバーを選んでもなかに挟んでもらう。アイスは全部で8種類。黒ごまや紅いもなどの定番の6種類のほか、季節のメニューが2種類ある。濃厚なアイスの味が、薄くて繊細なこだわりもなかとよくマッチする。齧った瞬間、ぱりぱりともなかが音を立てて割れ、香ばしい香りがたつ。もなかの形は浅草の雷門のちょうちんをイメージしたオリジナルだ。そこにはちょうちんもなかが浅草の食べ歩き定番スイーツになるように、という店主の山本さんの願いが込められている。
『浅草ちょうちんもなか』店舗詳細
江戸の参拝客が食べた味を再現『浅草きびだんご あづま』
店先から元気のよい掛け声が聞こえてくる『浅草きびだんご あづま』は、出来たてのきびだんごが味わえる店だ。江戸時代に仲見世に実在したというきびだんごの店の味を再現している。『あづま』のきびだんごの原料は「たかきび」と呼ばれる雑穀。ビタミンやポリフェノールなどの栄養素が多く含まれ、食物繊維たっぷりの健康食品なのだ。店頭では売り子さんが慣れた手つきで、出来たてのきびだんごにたっぷりときなこをまぶしていく。それはさながらショーのようで見ていて楽しい。きびだんご5本セット400円は手頃なひと口サイズなので、食べ歩きにはちょうどよいボリュームだ。あっという間にペロリと平らげてしまうだろう。すぐに硬くなるのでぜひ出来たてをその場で味わいたい。
『浅草きびだんご あづま』店舗詳細
復活した幻の「高座豚」の旨さを味わう『浅草メンチ』
その昔「幻の豚」と呼ばれた「高座豚(こうざぶた)」。一時絶滅状態になりながらも、有志の養豚家たちにより復活を遂げた神奈川のブランド豚である。現在は「かながわの名産100選」にも認定されているほどだ。「高座豚」の特徴は肉質のきめ細かさと柔らかさ、そして上質の脂だ。そして浅草メンチ300円は、そんな高座豚のおいしさを最大限に引き出して作られたこだわりのメンチカツ。店の前には揚げたての浅草メンチを買う人たちの列が絶えない。粗挽きのひき肉と大きめに刻まれた玉ねぎの相性もバツグンで、食べた後も口の中に余韻が残る。高座豚の肉の旨味をしっかりと堪能するため、ぜひ何もつけずに味わってみてほしい。
『浅草メンチ』店舗詳細
構成=フリート 取材・文・撮影=千葉深雪