創業90数年の老舗が営む菓子店

新仲見世通りと交差する角に店を構える。
新仲見世通りと交差する角に店を構える。

雷門をくぐり徒歩1分ほどの場所にある『菊水堂』は創業90年超えの老舗だ。

今回お話を伺った、株式会社菊水堂の代表取締役専務・冨永龍司さんは代々この地で商売を営む、生粋の浅草っ子!「創業当初は浅草六区のあたりで菓子店を営んでいました。1964年の東京オリンピックをきっかけにテレビが普及すると、六区の映画館へ足を運ぶ人が激減し、和菓子を買い求める客も減ったことから商売替えをし、そば屋『十和田』を開業しました。現在はこのそば屋と、洋菓子店『ICE Tokyo』を含め3店舗を展開しています」と話す。

台東区議会議員も務め、地元浅草や区内の商店街の魅力発信などを行っている。
台東区議会議員も務め、地元浅草や区内の商店街の魅力発信などを行っている。
あげまんじゅう1個130円は4種類の味を用意する。
あげまんじゅう1個130円は4種類の味を用意する。

店頭にはあげまんじゅうやイチゴ大福など、食べ歩きや手みやげにも最適なスイーツが並ぶ。冨永さんは「時代に合わせていろいろ考えています。いちごカステラ串 恋みくじ付きもその一つですね。お陰様でSNSを通じて人気が出て、多いときでは1日1200本ほど売れました」と話す。

一口サイズで食べやすいスイーツ串

いちご大福もこしあんやカスタードなど味のバリエーションも豊富。
いちご大福もこしあんやカスタードなど味のバリエーションも豊富。
クマ型やハート型などのかわいさ満載のスイーツ串が勢ぞろい。
クマ型やハート型などのかわいさ満載のスイーツ串が勢ぞろい。

早速注文しようとメニューを見ると、くまちゃんもなか串やいちご大福串に加え、すでにかき氷も始まり、タピオカミルクティーもあるなど人気スイーツ大集合だ。

 

おみじくじは吉がでるか、凶がでるかドキドキ。
おみじくじは吉がでるか、凶がでるかドキドキ。

注文したのは、「恋みくじ付きいちごカステラ串」1本400円。好きな串を自分で選ぶことができるので、おみくじの結果も気になるところ。

一口サイズのハート型のカステラは、食べてしまうのがもったいないほどのかわいさ。生地がしっとりしていてやさしい甘さだ。カステラとほぼ同じ大きさのイチゴもジューシーで、甘さと酸味が交互にくる味がクセになる。

隠れた恋愛パワースポット!?

ハート型カステラ専用の鉄板。
ハート型カステラ専用の鉄板。

カステラはその日に売る分だけを生地から流し込み焼き上げているのだが、作業は徒歩1分の場所にある姉妹店の『ICE Tokyo』で準備をして運んでいる。だからこそ、出来たてを提供できるのだ。そして、作りたてのカステラを少し蒸らすことでしっとり食感のカステラが完成するのだという。

アッという間に食べ終えたところで気になるのはおみくじ。結果は小吉でそんなに悪いこともなさそうだと思いながら、おみくじ箱に結びつける。

隣では女性グループがおみくじを見て歓声をあげながら、カステラを頬張っていた。浅草の新恋愛パワースポットとしても注目なので、これからも恋に悩める人々を惹きつけることだろう。

愛情運に注意喚起が…。
愛情運に注意喚起が…。
住所:東京都台東区浅草1-30-1 仲見世通り/営業時間:9:30~18:00/定休日:不定/アクセス:私鉄・地下鉄浅草駅から徒歩5分

取材・文・撮影=千葉香苗 構成=アド・グリーン