カウンターで出来たてスイーツ『ATELIER KOHTA』[神楽坂]
2012年3月、神楽坂駅近くの横丁にオープン。ショーケースに並ぶテイクアウト用のケーキ類だけでも、ボリューム満点かつ結構なおいしさだが、ゆったりしたカウンター席で、店主が目の前で仕立ててくれる特製デザートの数々がステキすぎる。ほかほかふわふわのスフレや、自家製アイスに温かいソースをからめたり、作り置きでは味わえない新鮮かつ複雑な甘さは、お試しの価値大。混雑する週末は電話予約がおすすめ。
『ATELIER KOHTA』店舗詳細
カウンターデザートは11:00~16:00・17:00~19:00(月13:00~16:00、火は11:00~16:00、土・日・祝は11:00~17:00)
※月、火、17:00~19:00はメニュー制限あり/定休日:無/アクセス:地下鉄東西線神楽坂駅から徒歩2分
住宅地に潜むおしゃれなオトナ・プリン『ACHO』[神楽坂]
2013年4月オープンのテイクアウト専門店。静岡で営むカフェで大好評を得た地養卵製の濃厚プリンを磨き上げ、具材を工夫、9種類に増やして提供。しっかりした食感と濃い味が特徴。ブランデーやカルバトスをたっぷり使ったお酒プリンは、ここならではの正にオトナの一品。容器から皿にうつしてシロップをよくなじませて食すべし。スコーンなど焼き菓子類もナチュラル味でなかなか。包装もおしゃれで贈り物にもよし。
『ACHO』店舗詳細
温故知新で我が道をゆくフランス菓子『Bon Riviere』[神楽坂]
2013 年8月、船堀から満を持して神楽坂駅の通り沿いに移転。名菓子店ルノートル仕込みの腕で手がける菓子は、原点を忠実に守りつつ、お客さまの声を取り入れた品々。甘さ控えめラム酒つゆだくのサヴァランや、絶妙の柔らかさのチーズケーキ(スフレ・フロマージュ)など、オーソドックスな品の質の高さにまず驚く。酒を多用した品は多く、ケーキの名札にアルコールの有無が記されているほど。子供も大人も満喫できる。
『Bon Riviere』店舗詳細
神楽坂で一番季節感のある和菓子たち『梅花亭本店』[神楽坂]
扱う菓子は店の奥で全て手作り。餡だけで11種類を使い分ける。イチオシは2週間ごとに入れ替わる、見た目も繊細な上生菓子だ。写真手前は、今が旬のうさぎを模した薯蕷(じょうよ)饅頭286円、奥が萩の月440円。薯蕷饅頭は、丹波の山芋を練り込んだもっちりとした皮に、上品な黒餡が絶妙。萩の月は白餡のサッパリ味。
『梅花亭本店』店舗詳細
素材の風味を存分に味わえるジェラート『ジェラテリア テオブロマ』[神楽坂]
チョコレートで有名なケーキ店の支店だが、ここは、加えてジェラートがウリ。店内で頂くスパイラルジェラート・グルグル735円は、アイスの種類+ミックスするフルーツ+トッピングを選ぶシステム。写真はミルク+ブルーベリー+メイプルクッキー+アーモンドで、ゴージャス味。添えられたパイもさすがの旨さ。
『ジェラテリア テオブロマ』店舗詳細
まるで国産メロンのミュージアム 『果房 メロンとロマン』[牛込神楽坂]
日本初のメロン専門工房。運営はなんと青森県つがる市。実はつがる市は、全国屈指のメロンの名産地なのだ。そのおいしさを都心でアピールすべく、2019年に開店した。メロンへの愛情は半端なく、冊子やグッズも用意。当然スイーツにも凝っていて、本物のメロンだけで作ったメロンクリームソーダの深みは衝撃的だし、フルーツサンドはメロンとクリーム、レーズンパンの取り合わせが絶妙だ。
『果房 メロンとロマン』店舗詳細
フランス度満点のシンプルな郷土菓子『オー・メルべイユ・ドゥ・フレッド』[神楽坂]
北フランスの伝統菓子・メルべイユの老舗で、アジア1号店。メルべイユはメレンゲをホイップクリームで包み込み、チョコをまぶしたもの。サクサクのメレンゲと新鮮でふわふわなクリームの食感が混ざり合い、口内に甘みが品良く広がる。オリジナルドリンクは、甘党にはたまらぬひと品。お持ち帰りは30分以内に冷蔵庫に入れるのが推奨のため、イートインの利用もおすすめ。
『オー・メルべイユ・ドゥ・フレッド』店舗詳細
“飲む点滴”と呼ばれる甘酒で健康に『のレン MURO』[飯田橋]
全国から無添加の麹甘酒をセレクトする日本初の甘酒専門店。ノンアルコールの上質な甘酒が常時100種類ほど揃っているんだからスゴイ。オリジナル商品の神楽坂甘酒は、麹の優しい甘みと香りに加え、お米の粒感が心地よく、甘酒の美味を再発見させられる。体にもよく、店では継続して飲むのを推奨。疲れた時にもぴったりだ。
『のレン MURO』店舗詳細
引っ越してスイーツ以外の美味も登場『patisserie petit tomo』[神楽坂]
今年、近くの裏筋から移転。一見オーソドックスながら、独自のこだわりを込めたフランス菓子が魅力。ことにカマンベールチーズケーキは甘みの中に濃厚なチーズの風味をしっかり残した大人味の一品だ。モンブランもさくっとした底の生地と、深みあるクリームが美味な安定感ある仕上がり。自家製パンや果物の販売にも注目。
『patisserie petit tomo』店舗詳細
旬のフルーツとスイーツをお手頃に『ハピマルフルーツ神楽坂 本店』[牛込神楽坂]
青果業ならではの目利きを活かした旬の果物と、それを使ったスイーツを販売する専門店。言葉の響きも懐かしい具だくさんなフルーツポンチは、果物をコンポートで味付けせず、直にシロップに詰め込み、果実本来の味が生かされる。ヨーグルトなどを添えるのもおすすめで男性ファンも多い。
『ハピマルフルーツ神楽坂 本店』店舗詳細
酒も合わせたくなる、ごちそうホットケーキ『熊木ホットケーキ店』[神楽坂]
洋食店『オリホン』(休業中)の週末スイーツ部門として始まったホットケーキ店。厳選食材でフランス菓子の製法を活かしたシンプルなオリジナルホットケーキは、独特のコクと張りのある生地が絶品。ブランデーでも合わせたくなる。旬の果物を用いた焼き菓子類もかなりの出来。通販も可。試す価値あり。
『熊木ホットケーキ店』店舗詳細
取材・文=奥谷道草 撮影=佐藤侑治、鈴木愛子、門馬央馬