Latteria BeBè kamakura

兄弟コラボが生む魅惑のピッツァ

ピッツァロマーナ。 ランチは1400円のセットで注文可。

自家製モッツァレラとナポリピッツァを看板に掲げる、路地奥の古民家を改装したチーズ工房併設の一軒家レストラン。手作りチーズ全般を弟の山崎大志郎さんが、薪窯で焼き上げるピッツァを兄の健太郎さんが担当する。早朝に戸塚の酪農家を訪れ、搾りたての生乳を仕入れて作るモッツァレラは、ピッツァの具となってもコクと爽やかさを失わない。おなか満杯食べても胃にやさしい、魔法の一枚なのである。

ブリーア州名物ブッラータ1800円。 自家製フレッシュチーズを生ハムやトマト、柑橘類と一緒に。
「地元に愛される店に」と山崎さん兄弟。
正真正銘のナポリピッツァ。

『Latteria BeBè kamakura』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市御成町11-17/営業時間:11:00~21:00/定休日:月/アクセス:JR 横須賀線・江ノ電鎌倉駅から徒歩3分

鎌倉峰本 本店

まじめな老舗はみんなの見方

地さざえと帆立の健康黒酢黒胡麻そば1650円(税別)。

懐石料理と手打ちそばの店として知られる、大正13年(1924)創業の和食の老舗。入りやすい雰囲気づくりや、わかりやすいメニュー表記など、歴史にあぐらをかかない姿勢がうれしい。隠れた名物が創作そば。「日本中を探してもここでしか味わえない」という、地さざえと帆立の健康黒酢黒胡麻そばは、地サザエの身をそばに、肝を小鉢に使用した贅沢な一品。サザエとそばの滋味、黒ごまのコクと黒酢の調和のとれた絶妙な味わいだ。

店内は1階席だけで100席を超える広さ。 2階の座敷席は団体利用可能。
桜海老のバラかき揚げと湘南しらすのぶっ掛け蕎麦1640円(税別)。

『鎌倉峰本 本店』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-8-35/営業時間:11:00~20:30/定休日:無/アクセス:JR 横須賀線・江ノ電鎌倉駅から徒歩8分

魚介伊料理 Cazama

相模湾の魚介が活きる南伊スタイル

前菜盛合せ(小)800円と本日のパスタ1200円〜。

塩とオリーブ油で素材を活かすのが南イタリアのスタンダート。そこに相模湾の魚介が合わさり、皿の上で輝きを放つ。作り手はイタリア各地で1年半、修行を重ねたオーナーシェフ・風間理芳さん。彼は全ての前菜の盛り合わせに魚介を使用するほどの「魚のおいしさ」の伝道師。市場で自ら選んだ魚介に、ハーブとスパイスを使うだけで、しっかりとした旨味を際立たせる。鎌倉にいながら本場南イタリアの味が満喫できるのだ。

三崎、小坪、平塚など相模湾全域を中心に、 俊と鮮度を意識した素材選びを行う。
カウンタ―7席のみのアットホームな店。

『魚介伊料理 Cazama』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市大町1-1-12 Walk大町Ⅱ-C/営業時間:11:30~ 21:00LO/定休日:不定/アクセス:JR 横須賀線・江ノ電鎌倉駅から徒歩5分

香菜軒 寓

秘密基地の本格インドカレー

勉さんと、みのりさん。

古民家の裏に隠れて立つのは、トタン屋根の小さな食堂だ。3席しかないが、表に出れば店主の三浦勉さんお手製のテラス席もあり、まるで秘密基地のよう。東京都中野区で20年以上カレー店を営んできた三浦さんは、昨年5月に故郷の鎌倉へ移転。動物性の食材を使わず、タマネギや大根、ニンジンなど、いろいろな野菜をたっぷり使ったインドカレーを提供している。風船のように膨らんだインドの大衆的なパン「プーリー」をちぎり、カレーと一緒に口へと運ぶと、煮込まれた野菜から染み出した旨味が広がる。後から感じるスパイスの香りが、次のひと口へと誘うようだ。

材木座の潮風で干した野菜をふんだんに使う風干し野菜カレー1300円。濃縮された野菜の甘みが、スパイスと好相性。
野菜だけ定食1000円。

『香菜軒 寓』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市材木座3-1-7/営業時間:11:00~19:00LO(土は8:00~20:00LO、日は8:00~19:00LO、早期閉店の場合あり)/定休日:不定/アクセス:JR 横須賀線・江ノ電鎌倉駅から徒歩20分

ちくあん

喉越しに命をかけた二八そば

するっと喉を通り抜けるそばは、せいろで食べるのが◎ 一番人気のごぼう天せいろ1330円。

「すすったときの喉越しの良さを、一番大切にしています」とは、店長の御代川洋平さん。しなやかな二八そばは、北海道の幌加内産玄そば粉を使用。絶妙な水加減で、毎日同じクオリティのそばを打つ。本がつおと宗田がつお、2種類の出汁を合わせた香り高いそば汁にチョンと付けて一気にすすると、ツルシコのそばが口の中でも躍る。また、一緒にごぼう天も注文したい。特性の山椒塩を振れば、日本酒のお伴にしてもごきげんだ。

御代川さんは、そばを打ち続け20年以上。 3代目の店主だ。
蔵のような外観が特徴的。 1989年創業。

『ちくあん』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市十二所937-12/営業時間:11:30~ 15:00LO・17:00~ 20:30LO/定休日:無/アクセス:JR 横須賀線・江ノ電鎌倉駅から京浜急行バス「ハイランド」行き約10分の「ハイランド入口」下車1分

味噌屋 鎌倉INOUE

味噌を愛する気持ちが半端ない!

MISOフライドチキン1320円。 ごはんとみそ汁はおかわり自由。

「日本人のソウルフードなのに、味噌離れはどんどん進んでいて悲しい!」と、嘆く店主の井上遊太さん。16年間、レストランのシェフとして培ってきた技術を活かして味噌料理を開発。
いろいろな土地の味噌を、食材や料理に合わせて使い分ける。ランチでは、味噌漬けした鶏肉をフライドチキンに。酵素の力で、ふんわり柔らかな揚がり具合だ。オーダーが入ってから包丁を入れるシャキシャキの鎌倉野菜と一緒に食べよう。

井上さん(右)とスタッフの鈴木椋さん(左)。 近所の子供たちに大人気。
奄美の蘇鉄味噌など、 珍しい味噌の販売も。

『味噌屋 鎌倉INOUE』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市佐助1-15-13/営業時間:11:00~15:00・15:00~22:00/定休日:月/アクセス:JR 横須賀線・江ノ電鎌倉駅から徒歩15分

BISTROT La PEKNIKOVA

帰りたくなる、至福の昼食

ランチAコース2600円 Bコースならば、メインが魚料理&肉料理に。

帝国ホテルで20年余り勤めた店主の馬場周吾さんは、料理ありきでメニューを決めるのではなく、その瞬間に手に入る食材で料理を考えたいと、独立を決意。地の食材が豊富な鎌倉に店を構えた。今日のメインは小坪産マトダイのボワレ。パリッと焼いた皮と、ふわふわの白身は、バターソースの豊潤な香りと相まって、白ワインとぴったり。見晴らしのよいテラス席で、四季折々の自然を眺めながら本格フレンチのコースを食す贅沢さときたら、もうたまらない。

テラス席には、燻製器も。 自家製ハムをここで作っている。
民家を思わせる店舗外観。
馬場周吾さんと好子さん。 お揃いのロゴ入りブローチがかわいらしい。

『BISTROTLa PEKNIKOVA』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市山ノ内1149-8/営業時間:11:30 ~ 13:30LO(閉店15:30)・18:00~20:00LO(閉店22:00)/定休日:水夜・木/アクセス:JR 横須賀線北鎌倉駅から徒歩15 分

茶飯事

季節を常に意識した親方の定食を

おぞう炊膳1320円。 餡やワサビと混ぜながら召し上がれ。

この地で20年間、懐石料理店として愛されていた「口悦」が生まれ変わったのは2016年6月のこと。親方の嘉山伸二さんと、女将のアイ子さんが「お客さんには、時間を気にせずにゆっくりしてほしい」と定食屋として再出発した。炊いた米を水で洗って作る雑炊は、さらさらのごはんが口当たりよく、薄めの塩味が優しい味。小鉢3つと煮物は懐石時代と変わらぬクオリティで、たっぷり時間をかけて楽しみたい、贅沢な昼食だ。雑炊以外にもご飯物メニューが人気。

和食一筋50年。 嘉山伸二さんは鎌倉の旬を常に意識して料理を作る。
店舗は懐石屋だった頃のまま。
伸二さんとアイ子さん。2人の細やか な気配りで、ゆったり。

『茶飯事』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市山ノ内376-2/営業時間:11:30~14:00LO
/定休日:水/アクセス:JR 横須賀線北鎌倉駅から徒歩8分

Pho RASCAL

鶏スープで安らぐ味 さっぱりフォーに舌鼓

チキンのフォー900円。

「ラーメンのような感覚で、フォーを身近に味わってほしくて」と、店主の新井秀明さん。鶏や香味野菜、ホールスパイスで引いたスープには、蒸し鶏を作る際に染み出たエキスも加える。はっきりした塩味の奥に、甘みがちらりと顔を出し、ぷるっと弾力ある麺との相性バッチリ。最後の一滴まで飲み干せそうな優しさだ。春巻きやなますなどのつまみとともに、だらりと昼酒モードに入るのも◎

白壁で明るい店内。
エビと豚、コリアンダーの春巻き500円。 自家製ジンジャーエール600円。 ベトナムなます(辛)150円。 ビールなど酒類もそろえる。

『Pho RASCAL』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市小町1-15-5/営業時間:11:00~17:00/定休日:日・月/アクセス:JR横須賀線・江ノ電鎌倉駅から徒歩4分

zebrA

くるくる味わい変化 鎌倉野菜に目を見張る

ランチセット1700円はドリンク付き。 写真は鎌倉野菜と粗挽き肉のボロネーゼリッシェマファルディーネ。

まず、サラダにため息。素朴な鎌倉野菜の山盛りに見えるが、ジャガイモのスパイス煮、干し芋、揚げハトムギ、ドライフルーツなどが潜み、異なる食感と香りが次々と顔を出す。パスタ4種とピザから選ぶメインも野菜がごろごろ。しかも、豚ひき肉の大粗挽きを用いたボロネーゼは夏になると、仕上げにレモンが搾られ、軽やか。「野菜を食べることって贅沢」と目を輝かす渡邊夫妻の工夫に惚れる。

ピスタチオのムースフランボアーズソース。 スイーツ300円。
渡邊さん(中央)。

『zebrA』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市大町2-15-1/営業時間:11:30~13:30LO ・18:00~22:00/定休日:月(祝の場合は木)/アクセス:JR 横須賀線・江ノ電鎌倉駅から徒歩14分

和処 大むら

サクふわのフライは、昼でもビール恋しや

本日のフライ定食1300円。 この日は、エビ、アジ、イワシ、ホタテだった。

地元民御用達の飲み屋に、昼も客がひっきりなし。海鮮丼、分厚いとんかつなど、それぞれにファンが付くが、本日のフライ定食もはずせない。仲買と小坪の漁師からの入手状況で変わるが、アジ、カマスなど、手切りキャベツを背に3、4種が屹立。サラダ油で揚げられ、軽い歯触りのあと、ふくよかな香味に頬が緩む。店主の大村篤男さんは宮城県の洋野菜農家だった頃から料理好きだったという。

鮮魚をさばく大村さんは「ランチはときどきさぼりますよ」と笑う。
萌黄色ののれんが営業の合図。

『和処 大むら』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下3-3-26/営業時間:11:30~14:30(14:15LO)・18:00~22:30/定休日:水昼・火/アクセス:JR 横須賀線・江ノ電鎌倉駅から徒歩13分

構成=フラップネクスト 取材・文=四宮明子、佐藤さゆり・高橋健太(teamまめ) 撮影=猪俣慎吾、木村心保、鈴木奈保子、原 幹和、淵江亮一

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