海光庵

精進料理の手法が極上の味を生む

お寺のカレー1000円は10種類以上のスパイスを使用。

1200年以上前から続く古寺・長谷寺の境内にある食事処でいただける。住職による発案から、構想5年を費やしたのだとか。ご飯は五色米でヘルシーに。コンニャクや大豆がトッピングされている。動物性の食材は一切使っていないのに、濃厚なコクと旨味に驚く。その秘密は、じっくり炒った大豆を一晩水に漬けてとっただしにある。この料理法、精進料理の基本なのだとか。レトルトのお寺のカレー540円は、店内と正門前のお土産店で販売している。

大きな窓から由比ガ浜を望む。
緑茶500円には鎌倉の老舗枝村園の煎茶を使用。大吉だんご2本350円と一緒に。

『海光庵』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市長谷3-11-2/営業時間:10:00~16:00(食事は15:00まで)/定休日:無/アクセス:江ノ電長谷駅から徒歩5分

麺屋ウエーブ

麺とお茶漬けで2倍楽しめる

カレーつけ麺 並盛(150g)1000円。お茶漬けにすれば最後の一滴までおいしくいただける。

サーフィン好きの店主・野村政人さんが営む、鎌倉唯一、全国でも珍しいカレーつけ麺の専門店。都内でカレー店を16年営んでいたカレーのプロである野村さんは、子どもが生まれたタイミングで自然が身近な鎌倉に引っ越してきた。カレーの老舗が多い地で勝負するため、考え抜いてたどり着いたのが「つけ麺」だった。麺を食べ終えると、ご飯とだし汁が供されて、今度はお茶漬けでサラサラッと。カレー茶漬けが楽しみで来店するという人も多い。

店主・野村さんと奥様の可奈子さん。
並盛には季節の鎌倉野菜5~6品と鶏チャーシューがトッピング。太麺か細麺を選ぶ。

『麺屋ウエーブ』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-22-2/営業時間:11:00~17:00/定休日:月(祝の場合は翌)/アクセス:江ノ電和田塚駅から徒歩8分

香菜軒 寓

秘密基地の本格インドカレー

勉さんと、みのりさん。

3席しかない小さな食堂だが、表に出れば店主の三浦勉さんお手製のテラス席もあり、まるで秘密基地のよう。動物性の食材を使わず、タマネギや大根、ニンジンなど、いろいろな野菜をたっぷり使ったインドカレーを提供している。カレーと「プーリー」を一緒に口へと運ぶと、煮込まれた野菜から染み出した旨味が広がる。後から感じるスパイスの香りが、次のひと口へと誘うようだ。

材木座の潮風で干した野菜をふんだんに使う風干し野菜カレー。風船のように膨らんだインドの大衆的なパン「プーリー」とともに。

『香菜軒 寓』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市材木座3-1-7/営業時間:11:00~19:00LO(土は8:00~20:00LO、日は8:00~19:00LO、早期閉店の場合あり)/定休日:不定/アクセス:JR 横須賀線・江ノ電鎌倉駅から徒歩20分

構成=フラップネクスト 取材・文=大海渡宏美(風来堂)、林加奈子 撮影=金井塚太郎