スタート:JR中央線・総武線阿佐ケ谷駅ー(5分/0.3㎞)→阿佐ケ谷神明宮ー(5分/0.3㎞)→阿佐谷パールセンターー(33分/1.7㎞)→善福寺川緑地ー(32分/1.7㎞)→釣り堀 武蔵野園ー(2分/0.1㎞)→松ノ木遺跡ー(1分/0.1㎞)→和田堀公園ー(8分/0.4㎞)→大宮八幡宮ー(13分/0.7㎞)→杉並区立郷土博物館ー(18分/1.0㎞)→妙法寺ー(20分/1.1㎞)→高円寺パル商店街ー(18分/1.0㎞)→気象神社ー(5分/0.3㎞)→高円寺純情商店街ー(6分/0.3㎞)→小杉湯ー(12分/0.6㎞)→ゴール:JR中央線・総武線高円寺駅

今回のコース◆約9.6km/約3時間/約1万2000歩

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1 阿佐ケ谷神明宮

八難除祈祷で厄払いを

三貴子と呼ばれる天照大御神(あまてらすおおみかみ)、月読尊(つくよみのみこと)、須佐之男尊(すさのおのみこと)を祀った伊勢神宮勧請の神社。巨木に抱かれた境内は約3000坪あり、平成の大改修の際に、神明造りの御殿や神門、新しく祈祷殿や能楽殿などが誕生した。レースブレスレット型の「神(かん)むすび」1200円は、運気向上の御利益が期待される人気のお守り。

住所:東京都杉並区阿佐谷北1-25-5/営業時間:境内自由(開門時間は季節により異なる)、社務所は9:00~17:00/定休日:無/アクセス:JR中央線阿佐ケ谷駅から徒歩2分
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2 阿佐谷パールセンター

個性派ぞろいの約240店舗が連なる

阿佐ケ谷駅から青梅街道にかけて約700m続く商店街。1954年にスタートした「阿佐谷七夕まつり」は、日本三大七夕まつりに数えられ、くす玉と吹き流しを合わせた飾りで覆われ、毎年50万人以上が足を運ぶ。ハロウィンや写真展など、各種イベントも開催。

住所:東京都杉並区阿佐谷南1・2ほか/アクセス:JR中央線阿佐ケ谷駅から徒歩2分
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3 善福寺川緑地

桜から紅葉まで四季の変化を楽しむ

善福寺川に沿った全長約2.2kmの公園。川に沿って、子供広場や、大小の野球場、テニスコートなどが配され、整備された遊歩道でつながっている。3月下旬から4月上旬になると、両岸に植えられた約400本の桜が見事な景観を見せる。

住所:東京都杉並区成田東2・3・4ほか/営業時間:園内自由/アクセス:京王電鉄井の頭線西永福駅、または浜田山駅から徒歩15分
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4 釣り堀 武蔵野園

30分から釣りを楽しめ、食事もうまい

和田堀公園内にある釣り堀。コイとフナを釣ることができ、レンタル釣り竿とエサが用意され、30分から手頃に楽しめる。併設の食事処はドラマ『孤独のグルメ』に登場し、親子丼900円や餃子定食750円のほか、つまみ類などメニューが豊富。

住所:東京都杉並区大宮2-22-3/営業時間:9:00〜17:00/定休日:火(祝の場合は営業)/アクセス:京王電鉄井の頭線西永福駅から徒歩15分
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5 松ノ木遺跡

区内最大級規模の複合遺跡

区立松ノ木中学校南側にある区営グランドを中心に広がる、約2万㎡もある舌状台地上の遺跡。旧石器から古墳時代にかけての土器や石器類、住居跡などが発見されている。1954年に発掘された竪穴住居址が保存、展示される。

住所:東京都杉並区松ノ木1-3  /営業時間:見学自由/アクセス:京王電鉄井の頭線永福町駅から徒歩18分
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6 和田堀公園

23区内屈指のバードウォッチングエリア

善福寺川の白山前橋から武蔵野橋まで、12本の橋が架かる。深い緑に囲まれた静かな公園は、都内でも数少なくなった野鳥の姿を見ることもできる。2つの競技場と、区内で唯一バーベキューができる広場も備わり、休日は家族連れでにぎわう。

住所:東京都杉並区大宮1・2ほか/営業時間:園内自由/アクセス:京王電鉄井の頭線西永福駅から徒歩15分
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7 大宮八幡宮

東京の重心(へそ)は子育てパワースポット

武蔵三大大宮の一つで、康平6年(1063)に京都の石清水八幡宮より勧請し、創建。安産、子育ての信仰を厚め、戌(いぬ)の日になると安産祈願を詣でる人でにぎわう。別名“子育厄除八幡さま”として親しまれている。

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8 杉並区立郷土博物館

博物館入り口の長屋門は区指定有形文化財

旧石器時代から現代までの杉並区の変遷を、区内で出土された遺物、貴重な資料や写真を通して学べる。敷地内には、江戸時代・寛政年間に建築されたという「旧篠崎家住宅主屋」も移築され、週末には囲炉裏に火が入れられる。

住所: 杉並区大宮1-20-8/営業時間:9:00〜17:00/定休日:月・第3木(祝の場合は翌)/アクセス:京王電鉄井の頭線永福町駅から徒歩15分
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9 妙法寺

古典落語の題材にもなった厄除けの古刹

約400年前、日逕上人(にちけいしょうにん)が真言宗だった寺を日蓮宗に改宗。その後に碑文谷法華寺から譲り受けた日蓮の祖師像に厄除けの御利益があることから、“除厄けのお祖師さま”と呼ばれ、江戸時代から今日まで多くの信仰を集めている。

住所:東京都杉並区堀ノ内3-48-8/営業時間:5:30〜17:00(9月23日〜3月19日は6:00〜16:30)/定休日:無/アクセス:地下鉄丸ノ内線新高円寺駅から徒歩13分
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10 高円寺パル商店街

高円寺夏の一大イベントはここが始まり

高円寺にある商店街の中で唯一アーケードがあり、約250m続く。毎年8月中旬に行われる「東京高円寺阿波おどり」は、パル商店街の青年部が始めた「バカ踊り」が起源とされ、商店街入り口付近には男・女踊りの各石柱がある。延べ7000人の踊り手、約100万人もの見物客で熱気にあふれる。

住所:杉並区高円寺南3ほか/アクセス:JR中央線高円寺駅から徒歩すぐ
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11 気象神社

日本で唯一のお天気の神様を参拝

旧陸軍気象部の気象観測員が、気象予報の的中を祈願し、構内(現在の高円寺北4丁目)に昭和19年(1944)に創建。戦後、気象部隊解散にともない、現在の高円寺氷川神社に遷座された。8つの気象現象を制御する八意思兼命(おもいかね)を祀る。

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12 高円寺純情商店街

純情祭りやびっくり市などイベントも開催

高円寺駅北口目の前にあり、約250店舗が並ぶ。商店街発足当時は「高円寺銀座商店会」と名乗っていたが、同商店街出身の詩人・作家であるねじめ正一さんが「第101回直木賞」を受賞した『高円寺純情商店街』の舞台になったことを記念し、小説の名にあやかり名を改めた。

住所:東京都杉並区高円寺北2ほか/アクセス:JR中央線高円寺駅から徒歩すぐ
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13 小杉湯

ギャラリー併設の待合室では芸術鑑賞

唐破風屋根を構える重厚な建物が目を引く、昭和8年(1933)創業の銭湯。名物はミルク風呂で、新陳代謝がよくなり、体を芯から温めてくれる。このほか、日替わり湯や温度の違う湯船などが男女ともに備わり、多彩な機能浴で疲れを癒やせる。

住所:東京都杉並区高円寺北3-32-2/営業時間:15:30〜翌1:45/定休日:木/アクセス:JR中央線高円寺駅から徒歩5分
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14 沖縄居酒屋 抱瓶

エイサー姿のスタッフも歓迎。創業40年の老舗沖縄料理店

店内に一歩足を踏み入れると南国・沖縄の世界観が広がる。メニューにはオリオンビールや泡盛などの沖縄の地酒80種類以上、沖縄家庭料理も100種類以上並ぶ。おすすめはゴーヤーチャンプル770円、島ラッキョウ550円。

住所:東京都杉並区高円寺北3-2-13/営業時間:17:00~翌5:00/定休日:無/アクセス:JR中央線高円寺駅から徒歩4分
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15 おさかな食堂

鮮度のよさは折り紙付き。各地から取り寄せた旬魚

阿佐谷パールセンター内にある魚料理専門店。産地から直接仕入れた旬の魚を刺し身や、天ぷら、丼などで味わえる。おすすめは、開店以来の人気メニューさばの味噌煮定食1160円。味噌だれがよく染みて柔らかく、ご飯がすすむ。

住所:杉並区阿佐谷南2-14-12/営業時間:11:30〜15:00LO、17:00〜21:30LO(日・祝は11:30〜21:00LO)/定休日:不定/アクセス:JR中央線阿佐ケ谷駅から徒歩2分

取材・文・撮影=アド・グリーン

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