アウトドア・スポーツの記事一覧

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千葉県山武市 ~雄大な太平洋に面した日本一魅力のない市~
民間シンクタンクによる地域ブランド調査の魅力度ランキングで、下位の常連だった千葉県山武市。昨秋発表された同調査では、対象となった全国1000の市区町村のうち、ついに最下位に甘んじたという。「いったいどれほど魅力に欠けるところなのだろう?」と野次馬根性丸出しで、県東部、太平洋に面した山武市へと足を運んでみた。出鼻をくじかれたのは山武の読み方だ。市名が“さんむ”であるのに対し、合併前の町名、山武杉、インターチェンジなどは“さんぶ”とある。そんな戸惑いを現地で漏らすと、「住んでいる我々も違いがよく分からないんですよ」との答えが苦笑交じりに返ってきた。これでは知名度アップもおぼつかない。ところが下総台地と九十九里平野からなる市内を訪ね歩くと、九十九里浜の白砂や自然の残る森、海鮮グルメに今が旬のイチゴ、歴史ある酒蔵、貴重な文化財など、思いのほか多くの出合いが待ち受けていた。興味本位の野次馬としてはいい意味で裏切られた気分だが、こんな目論見(もくろみ)外れなら文句はあるまい。
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簡単! おいしい! 山ごはん ~レシピ by『長男堂』~
眺めのいい山で湯気上がるごはんが食べたい。手持ちの道具や、なじみある食材を使って、ぶきっちょでも作りたくなるレシピはないか? 山と料理の達人に3つのレシピを教わった。
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三ノ輪駅からはじめる町屋・王子さんぽ〜都電荒川線沿線の昭和レトロさんぽコース〜
都電荒川線に沿って歩く沿線さんぽ。再現された都電の停留場、昔ながらの商店街、懐かしいぬり絵、広大な原っぱ……。次々と現れるノスタルジックな下町風景は、昭和の時代に時間旅行をしている気分。仕上げはセンベロ酒場ののれんをくぐり、ホッピーで乾杯!
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【東京発日帰り旅】草戸山から南高尾山稜へ ~東京都八王子市・町田市と神奈川県相模原市~
『散歩の達人 首都圏日帰りさんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。高尾山の南側に高尾山を取り囲むように峰々がある。その尾根道は関東ふれあいの道として整備されていて歩きやすいコース。展望のいいところもあり、喧騒の高尾山を避けたい人におすすめ。
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街の中でふと発見する保存車両、つまり「こんなところに電車?」の愉しみ
昔から「動かない電車」に、何とも言えない興奮を覚えるたちであった。駅に停車しているとか、車庫に入っている電車ということではない。新しく製造され工場からトレーラーで道路陸送されたり、引退後に地面に固定され再利用されたりする保存電車のことを指している。
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脳科学者・加藤俊徳先生が解説! 脳にいい散歩術 ~歩くことで、脳では何が起こっているのか~
散歩をするとスッキリする。よく寝られる。体がラクになる。よほどの無理をしない限り、歩くことは気持ちいい。その“気持ちいい”の原因を、脳の働きから検証します。
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早稲田駅からはじめる神楽坂・九段さんぽ〜芸術と文化の薫りが漂う路地と坂道の街〜
夏目漱石ゆかりの早稲田から神楽坂へ。三味線の音が聞こえてきそうな小粋な路地裏にもおしゃれな店が立ち並ぶ。外濠を渡れば、縁結びに御利益ありと評判の東京大神宮。最後に靖国神社に参拝したら、お濠を眺めながら外濠公園をのんびり散策。
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栃木県大田原市 ~歴史と自然が交錯する日本一のとうがらしタウン~
八溝(やみぞ)山地を隔てて茨城県および福島県と接する栃木県北東部の大田原市。松尾芭蕉が「おくのほそ道」の道中で長逗留した旧黒羽町、貴重な史跡が数多く残る旧湯津上村を編入し、2005年に現在の大田原市が誕生したこともあり、市内を訪ね歩くと新しい表情だけでなく、各地区で培われてきたであろう伝統や文化の残り香が今なお色濃く漂っているのに気づく。これが数百年、あるいは千年以上の時が刻んできた歴史の重みなのだろう。その大田原市が、とうがらし生産量日本一の地であると今回の旅で初めて知った。地域おこしの一環として“とうがらしの郷 大田原”をうたい文句に、栃木三鷹(さんたか)と呼ばれる品種のとうがらしと鶏の唐揚げを組み合わせた「さんたからあげ」をはじめ、とうがらし関連の料理や銘品を鋭意開発中だという。塩原や那須といった知名度の高い地に隣接しながら、交通の大動脈である新幹線や東北道がすぐ脇をすり抜ける立地もあり見過ごされがちだが、足を運べばピリッと刺激のある新鮮な出合いが待ち受けているに違いない。
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学芸大学駅からはじめる学芸大学・目黒さんぽ〜住宅地に点在する緑の公園と名刹を巡るさんぽコース〜
碑文谷公園をはじめ、自然を満喫できる公園が点在。圓融寺や目黒不動尊、成就院といった奈良時代の高僧・慈覚大師ゆかりの名刹もぜひ回りたい。世界で唯一ともいう目黒寄生虫館の見学は不思議な体験。恐いもの見たさの方におすすめスポットだ。
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二子玉川駅からはじめる等々力・ 自由が丘さんぽ〜23区内唯一の渓谷とおしゃれタウン満喫さんぽコース〜
二子玉川ライズ誕生以降、ますます活気づく二子玉川。ここから始まる散歩道は、上野毛自然公園や五島美術館など、自然豊かな公園や施設をたどる。緑豊かな等々力渓谷の水辺を歩けば、ここが都内であることさえ忘れそう。自由が丘ではおしゃれな街並みを散策しよう。
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駒場東大前駅からはじめる代々木・新宿さんぽ〜民藝、文学、音楽など知的スポット満載さんぽコース
農学校跡の公園、民藝の殿堂、文学や音楽、服飾のミュージアムなど、知的好奇心を満たしてくれる施設が点在。旧前田侯爵邸がある駒場公園やイスラム教に触れられる日本ジャーミイ、代々木ポニー公園、都庁展望室など、無料で楽しめるのも魅力だ。
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東向島駅からはじめる向島・押上・曳舟散歩~古さと新しさが同居するディープな下町コース
花街があり、職人が住む渋い街も、東京スカイツリー誕生してさぞかし垢抜けた街になったかと思いきや、ディープ度は変わらない。向島百花園や隅田川七福神の寺社を巡って東京スカイツリーへ。ひと足のばせば、これぞ下町商店街というキラキラ橘商店街がある。
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群馬県藤岡市 ~良質の土が文化を育んだ群馬県南部のゲートウェイ~
神流(かんな)川を挟んで埼玉県と接する群馬県南部の藤岡市。車に乗る県外の人にとって「藤岡」と聞いて最初に思い浮かべるのは「ジャンクション」らしい。交通の要衝としてその名が広く知られているが、必ずしも土地柄についてまで十分に認知されているわけではない。聞けば市内では1511基もの古墳が見つかっており、遺跡から出土した埴輪や土器も数限りないとか。古墳や遺跡が多い理由は定かではないが、埴輪を生産した窯址(かまあと)も残っており、この地から良質の粘土が産出したことは間違いないよう。時代は下り、地元で採れる粘土は藤岡を瓦の一大産地へと押し上げたが、時代の趨勢(すうせい)もあり往時の活気はない。そんななか、しぶとく生き延びているのが鬼瓦だ。鬼には疫病退散や魔除けの願いが込められているが、奇(く)しくも冬桜で知られる桜山公園や三波石峡などの景勝地を擁するのが旧鬼石町地区(2006年編入)。鬼瓦と鬼石に直接のつながりはないものの、こんな時代だからこそ、世にはびこる現代のもののけどもを、「鬼」の念力で一掃してもらいたいものである。
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【チェアリング】こんな時代だからこそ選択したい?「チェアワーク」という働きかた
「チェアワーク」という言葉がある。「ある」と断言したが、正確には、もっとも敷居の低いアウトドアアクティビティこと「チェアリング」と、働くこと「ワーク」を合わせた、僕が考えた言葉だ。考えた僕があると言ってるんだから、あるということで話を進めさせてもらいたい。新型コロナウイルスの影響により、いまだリモートワークを継続中の方も多いことだろう。また、「ワーク」と「バケーション」を合わせた「ワーケーション」なんて新しい言葉が生まれたりと、今、世界中で働きかたの常識がガラッと変わろうとしている。そこで僕は考えた。チェアリングとは、アウトドア用の折りたたみ椅子だけを持って外に出て、公園や水辺などの好きな場所に座り、そこをひとときのパーソナルスペースとして好きなように過ごすというもの。その精神的リラックス効果は当サイトでも何度も紹介してきた。そして、ならばチェアリングをしながら仕事をしたっていいんじゃないの? と思いついたわけだ。実際にやってみたところ、これが想像以上に快適で、最近の僕はすっかり「チェアワーカー」。もちろん、リモートワークだからといって好き勝手に家を出られない人も多いだろうし、世の中にはさまざまな道具が必要な仕事があるわけで、そもそも外で仕事なんてできないという方も多いだろう。当記事は、あくまで僕がノートPCひとつあれば事足りてしまう「フリーライター」であるから実践できる内容。なので、新しい働きかたの可能性のひとつとして、お読みいただければ幸いだ。
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【水島新司引退に寄せて】野球の素晴らしさを教えてくれた最大の恩人は水島新司先生です
あれは僕が中学生の頃。TBSの朝の帯番組はNHKから独立したばかりの草野仁さんが司会をしていた。その番組では毎朝8時過ぎ、月から金まで同じゲストに来てもらい、生放送で10分ほど喋ってもらうコーナーがあった。いま考えると、いや当時から無茶な企画だった。そのコーナーに手塚治虫が出演したことがあった。おなじみのベレー帽。はみ出た後れ毛。メガネの奥の充血した目。アホで観察眼のまるきりない僕から見ても、手塚が毎朝完徹でスタジオ入りしているのはわかった。その中でこんなやり取りがあった。草野さんが質問をした。「手塚先生は描いてないマンガのジャンルはあるのですか?」手塚は一瞬言い澱んでからこう答えた。「まあ……野球ぐらいですかねえ」手塚はこの数年後に亡くなる。
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新習志野駅からはじめる谷津・船橋散歩~干潟・バラ園・港町・寺町と見どころ満載さんぽコース
ラムサール条約登録湿地である谷津干潟で自然観察を楽しんだあとは、世界のバラが咲き誇るバラの名園へ。船橋競馬場を横に見て、住宅街の坂道を行けば、古社寺や史跡が点在する成田街道沿いのエリア。港町情緒が漂う海老川水門あたりの風景も心に残る。
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【チェアリング】100均グッズだけでどこまで快適になるか? チェアカスタム大検証!
アウトドア用の椅子だけを持って街に出かけ、公園や水辺などの好きな場所に座り、ひとときリラックスして過ごすという、もっとも敷居の低いアウトドアアクティビティ「チェアリング」。ライターのスズキナオさんと僕とで考え、始めた遊びで、当サイトでも何度か記事として紹介させてもらいました。ただ椅子に座ってぼーっとしているだけでも最高なチェアリングなのですが、酒飲みの僕は、お酒やつまみを合わせて楽しむのが定番スタイル。となると、「ここにちょっとしたテーブルがあったらいいのにな……」なんて感じることも少なくありません。これまでにも、食器棚用の折りたたみ式ラックを簡易テーブルとして使うなど、100均グッズを本来の目的とは視点を変えてチェアリングに利用してみる、というようなことは積極的にやってきた僕。そこでふと思いました。「100均に売っている商品で、どこまで椅子およびその周囲を便利にカスタムできるか、検証してみたいな」と。というわけで今回は、「100均グッズだけでチェアリングはどこまで快適になるか? チェアカスタム大検証!」と題した、試行錯誤の様子をご覧ください。
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北鎌倉駅からはじめる鶴岡八幡宮・源氏山散歩~歴史を映す寺社を巡る古都さんぽコース
北鎌倉駅に降りれば、目の前に円覚寺の緑が広がる。北鎌倉には名刹が多く、豊かな自然と相まって心が洗われる。鶴岡八幡宮に参詣したら源氏山方面に歩いてみよう。規模は小さいが趣のある寺ばかり。銭洗弁財天にお参りすれば、お金が増えるかも……。
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茨城県取手市 ~利根川の彼岸でぶらり無頼さんぽ~
東京と茨城を最短で結ぶJR常磐線と国道6号。その最南端にある茨城の玄関口が取手市である。水戸街道の宿場町として栄え、現在は10万人強が住む東京のベッドタウン。東京藝大のキャンパスもあり、アート作品があちこちに展示されている。大きな川に挟まれた水辺の町はまた、平将門伝説が多く残る歴史の町でもある。ときに『散歩の達人』2020年11月号の特集のテーマが読書と聞いて、真っ先に浮かんだ顔は谷崎三島に坂口安吾。私の偏った趣向はともかく、安吾は取手に少々縁がある。各地を転々とした安吾は、この町にも8カ月ほど住んだことがあり、いくつかの随筆に取手が登場する。安吾は「トンカツ屋とソバ屋以外に食堂がない」と書いた。江戸時代末期には水戸街道沿いに200を超える店が軒を連ね、小さいが遊郭もあった。安吾がいた昭和初期は、鉄道も通じてさらににぎやかだったはず。都会人の安吾に取手は「小さな町」と感じたのかもしれない。令和の今、利根川の向こうに何を感じるか。自分の目で確かめてみよう。
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令和顔ハメ看板考~なぜ顔を出すのか?そこに穴があるからだ~
顔ハメ看板。それは昭和の時代から観光地で我々を出迎えてくれていた。現在のようにスマホやデジカメで気軽に写真が撮れる時代ではなかったから、ご当地の名物や有名人を盛り込んだ顔ハメ看板は「いかにも楽しげな記念写真」を演出するのに最適のアイテムだった。古いアルバムをめくれば、顔ハメ看板から顔を出して微笑む幼少時の自分の写真を何枚か発見することができる。「顔ハメ看板の思い出」とはすなわち「懐かしい家族旅行の思い出」でもあったのだ。
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