お酒ってこんなに柔軟。そう思わせる、店主の自由な発想が光る酒場をご紹介。普通の居酒屋で一杯もいいけれど、荻窪・西荻窪は今、フリースタイルが楽しいですよ。
飲んべえひしめく横丁は、毎日お祭り騒ぎのにぎわい。粒ぞろいの名店を巡るのもいいが、地元民の帰り道に潜む隠れ家酒場を探すのも一興。表通りも裏通りも、注意深く観察すべし!
つまみや酒に妥協したくないし、お財布にもやさしい店がいい。もちろん、くつろげるのも外せない。ハードルが高いと思いつつも、方々を飲み歩き、ようやく見つけた良心酒場。高すぎず、若すぎず、気取らず、求めていたのはそんな店。

よるべ[荻窪]

おひとりさま女子も安心して飲める店

タパス280円~。

2014年オープンの立ち飲み屋。美大出身の店主がDIYで仕上げた内装はセンス抜群で、足場板を磨き込んだカウンターや漆喰塗りの壁など、隅々にまで美意識が感じられる。旬の野菜のタパス(小皿料理)や生搾りフルーツのお酒など、フードコーディネーターの資格を持つ店主が作るメニューは味も見た目も◎。女性客が多いのもうなずける。

センス抜群の店内。

『よるべ』店舗詳細

住所:東京都杉並区上荻1-6-11 荻窪北口駅前商店街/営業時間:18:30~24:00/定休日:水・日/アクセス:JR・地下鉄荻窪駅から徒歩1分

鳥もと本店[荻窪]

北海道から直送される魚介類がうまい!

もちろん焼き鳥もうまいが、移転後は海鮮も店の主力メニューに加わった。

かつて北口駅前にあった焼き鳥の老舗『鳥もと本店』が荻窪銀座街に移転。北海道音別町出身の店主が漁師の友人のつてを頼って仕入れているという白糠漁港で水揚げされた海の幸は、何を食べても間違い無し!  脂がのった貴重な「ますのすけ」も一年中味わえる。

『鳥もと本店』店舗詳細

住所:東京都杉並区上荻1-4-3/営業時間:13:00〜24:00(土は12:00〜23:30、日・祝は12:00〜23:00)/定休日:無/アクセス:JR中央線・地下鉄丸ノ内線荻窪駅から徒歩3分

田中家[荻窪]

正統派の一軒家酒場で女将の手料理に酔う

小鍋で供される湯豆腐。

昭和35年創業の昔ながらの小料理屋。田中家と染め上げられた白いのれんをくぐって引き戸を開けると、年季の入ったL字形のカウンター(9席)と、お団子ヘアーのキュートな女将がお出迎え。壁の短冊に書かれたメニューは梅干し、かぼちゃ煮、湯豆腐など、どれも良心価格でハズレ無し。一人で訪れても落ち着けます!

『田中家』店舗詳細

住所:東京都杉並区上荻1-4-8/営業時間:17:00~22:00/定休日:不定/アクセス:JR中央線・地下鉄丸ノ内線荻窪駅から徒歩3分

焼とり よね田[西荻窪]

デカすぎるのか 安すぎるのか

この店のメニューは、ヤケになってるんじゃないかと思うほど何でもデカイ。

大山地鶏の焼き鳥とマグロが名物だが、特筆すべきはそのボリューム。串はどれもずっしりと大ぶりだし、煮込み豆腐418円はこぼれんばかりの山盛りだ(大572円は言わずもがな)。極め付きはハンバーグほどもある巨大つくね275円。飲んべえなら一度は訪ねたい名店である。

『焼とり よね田』店舗詳細

住所:無/営業時間:17:00~23:30(土は16:00~、日・祝は~22:30)/定休日:無/アクセス:JR中央線西荻窪駅から徒歩1分

ハンサム食堂[西荻窪]

東京でもっともタイに近い場所!?

アジアンな外観と店内のカオスな雰囲気に圧倒される。

西荻窪の横丁を代表するタイ居酒屋。タイ研修で腕を磨いたスタッフによる料理は、リーズナブルながら、どれもハズレなしの優良店。クイッティアオ・ナーム(タイ屋台汁そば)は、パクチーてんこもりのタイサワーと相性抜群。柳小路をはさんで、2つの店舗がある。料金は店舗に問い合わせてください。

クイッティアオ・ナーム(タイ屋台汁そば)640円。

『ハンサム食堂』店舗詳細

住所:東京都杉並区西荻南3-11-5/営業時間:18:00~22:00(金は18:00~24:00、土・日は17:00~24:00)/定休日:月、火(月2回)/アクセス:JR中央線西荻窪駅から徒歩1分

構成=フラップネクスト 取材・文・撮影=鈴木さや香、中村宏覚