自家農園の野菜が織りなす仏料理『RESTAURANT けんぞう』[田無]

本日の魚料理は、さごしの白ワインとユズのソー ス。ポタージュにはメークインを使用。
本日の魚料理は、さごしの白ワインとユズのソー ス。ポタージュにはメークインを使用。

2001年の開店当初から、地産地消を信条に営むフランス料理店。父・村田建三さんの思いを受け継ぎ、息子の大樹さんが2代目シェフとして腕を振るう。「近隣農家さんと父が育てる野菜が主役」と大樹シェフ。メインの皿は、魚or肉、野菜の量は半々を目指している。取材時は、サゴシの下にブイヨンで煮たみずみずしい大根が鎮座し、周囲にはチンゲン菜や紅芯大根など色鮮やかな冬野菜満載。ユズ香るソースも愛おしく、畑の恵みに感謝。ランチコースは1925円より。

「畑でじっくり熟(う)らすから色も味も濃い」と大樹シェフ。「メニューは畑で野菜を見て考えます」。
「畑でじっくり熟(う)らすから色も味も濃い」と大樹シェフ。「メニューは畑で野菜を見て考えます」。

『RESTAURANT けんぞう』店舗詳細

住所:東京都西東京市田無町6-16-13/営業時間:11:30~14:00LO・17:30~21:00LO/定休日:月(祝は営業、翌火)・月1日不定/アクセス:西武鉄道新宿線田無駅から徒歩5分

薬膳+武蔵境トウガラシが最強!『ハイナン焼きショーロンポー』[武蔵境]

カレー単品950円、スープセット1300円。
カレー単品950円、スープセット1300円。

香港で味わった薬膳の底力を知り、専門店を始めた早川さん。その後、かつて武蔵境特産だった唐辛子の栽培に、地元が着手したと知り、カレーの辛口に用いることに。「八つ房という唐辛子で、旨味が濃いんです。体が軽くなったっていう人も多いですよ」。たっぷり野菜を自慢の薬膳スープで煮出したルーは、初めまろやか。しかしその後、ヒリヒリヒリヒリ。全身から汗が噴き出して、爽快痛快。

『ハイナン焼きショーロンポー』店舗詳細

住所:東京都武蔵野市境2-3-1/営業時間:11:00~20:30/定休日:不定/アクセス:JR中央線・西武多摩川線武蔵境駅から徒歩6分

旬の味覚の香りを満喫するアイス『和風ジェラート おかじ TOKYO』[武蔵小金井]

シングル350円、ダブル450円、トリプル550円。写真は、小金井産のゆずミルク、紫芋、はちみつくるみ。
シングル350円、ダブル450円、トリプル550円。写真は、小金井産のゆずミルク、紫芋、はちみつくるみ。

新潟出身の山本絢さんは、生まれ故郷の食材と、嫁ぎ先である小金井の食材でジェラートを手作り。「ジェラートは食材の味がそのまま出るので」と、農家さんにお願いして、完熟に実らせてから収穫した果物や、野菜を用いている。それゆえ、口の中でふわっとふくらむ香りが格別だ。日ごと変わる色、味、香りを毎度確かめ、仕上げや配合は臨機応変。酒に合う旬味もあり、冷凍庫に常備したくなる。

2016年6月開店。
2016年6月開店。

『和風ジェラート おかじ TOKYO』店舗詳細

住所:東京都小金井市本町5-4-29/営業時間:10:00~17:00/定休日:月/アクセス:JR中央線武蔵小金井駅から徒歩9分

身体に優しく、心に残るおやつ。『フォレスト・マム』[武蔵小金井]

マムを代表する人気のあるマフィンの数々。
マムを代表する人気のあるマフィンの数々。

自宅の老舗カフェ『自然館』で焼菓子担当だったマムさん。食物アレルギーの切なさを知り、ヴィーガン&グルテンフリーに転向し、独立した。さらに、「野菜全てにパワーがある」と学び、地元野菜を中心に仕入れて、スパイス、豆乳、ココナッツミルクなどを用いた、体にやさしい菓子へと変身させた。2月には、ゴボウの香りを活かした独創的なショコラのお菓子も登場。意外な組み合わせもお手のものだ。

テイクアウト専門だ。
テイクアウト専門だ。

『フォレスト・マム』店舗詳細

住所:東京都小金井市前原町3-41-28/営業時間:11:00~17:00/定休日:土・日・月(イベント等で変更あり)/アクセス:JR中央線武蔵小金井駅から徒歩5分

色とりどりの珍しき西洋野菜。『カラフル野菜 鈴木農園 直売』[西武立川]

旬野菜のジュース250円~やスープ300円は直売名物。
旬野菜のジュース250円~やスープ300円は直売名物。

23年前、それまでの野菜作りから一転、鶏糞を加えた自家堆肥を用いて土作りからする、無農薬栽培に取り組んだ。そして、雑誌記者からの「野菜がカラフルですね」の言葉をヒントに、13年前より色鮮やかな西洋野菜を中心に作付け。現在、年間130種を栽培し、週2日、直売所に並べる。また、夏と秋には直売所で「1日だけの農園レストラン」を開催(現在休止中)。敷地内にお菓子工房やドライフラワーのお店もありにぎやかだ。

ニンジンだけでも7種が並び、カラフル。
ニンジンだけでも7種が並び、カラフル。
6代目の富善さん。
6代目の富善さん。
草取りはヤギの畝丸くん担当。
草取りはヤギの畝丸くん担当。

『カラフル野菜 鈴木農園 直売』店舗詳細

住所:東京都立川市西砂町5-6-2/営業時間:水・土10:00~14:00/アクセス:西武拝島線西武立川駅から徒歩15分

地元野菜を使った絶品焼きそば。『チャイニーズレストラン オトメ』[国分寺]

しめじとブロッコリーの海鮮ペペロンチーノ風焼きそば1512円。ナバナなど、野菜は時季で変わる。
しめじとブロッコリーの海鮮ペペロンチーノ風焼きそば1512円。ナバナなど、野菜は時季で変わる。

栄養バランスを考えて海鮮にこくベジ(国分寺市内の農家がつくる地産野菜の愛称)をたっぷり加え、仕上げの日本酒で旨味をまとめ上げている。油通しでビタミンを閉じ込めたブロッコリーが歯ざわり抜群だが、「春のナバナもうまいんだよ」。ボリューミーゆえ、持ち帰りもできる。

右から五十嵐さん、落合さん、佐伯さん。
右から五十嵐さん、落合さん、佐伯さん。

『チャイニーズレストラン オトメ』店舗詳細

住所: 東京都国分寺市南町3-13-10/営業時間:11 :40~15:00、18:00~21:30LO/定休日:水/アクセス:国分寺駅から徒歩3分

旬野菜を使った料理。『ラヂオキッチン』[国分寺]

自家製ブルーベリー酒のソーダ割り850円、塩漬け豚のポトフ。お新香やお茶も国分寺産。
自家製ブルーベリー酒のソーダ割り850円、塩漬け豚のポトフ。お新香やお茶も国分寺産。

ワインと煮込みとこくベジ(国分寺市内の農家がつくる地産野菜の愛称)が店の看板。野菜と塩漬け豚の旨味が滋味深い冬限定ポトフは「常連さんはごはんと梅干で定食風に召しあがります」。春からはクスクスを添えた鶏のトマト煮込みが登場する。「旬野菜を使うよう工夫することで、引き出しが増えました。農家さんの人柄や考え方に触れることが、楽しいんです」。

店主の堀田さん。
店主の堀田さん。

『ラヂオキッチン』店舗詳細

住所:東京都国分寺市本町2-17-2/営業時間:18:00~23:30(土・日・祝は~22:30)/定休日:月・火/アクセス:JR・私鉄国分寺駅から徒歩5分

生産者直売の青果に加え加工品も種類多彩!『JA八王子 ふれあい市場』[八王子]

右中から天狗のロール185円、ジャム1200円、ワイン500㎖1500円、果汁入り飲料390円。
右中から天狗のロール185円、ジャム1200円、ワイン500㎖1500円、果汁入り飲料390円。

八王子に2つあるJAの直売所。野菜や米などに加え、今、注目を浴びているのがパッションフルーツだ。市外製造のワイン、果汁入り飲料、ジャムに始まり、爽やかな酸味を生かした市内菓子店製のどら焼き、ロールケーキ、クッキーも新たに登場。8~10月に収穫期を迎える生果実も並ぶので、旬の味覚をまずは味わってみて。

生果実の箱入りはみやげに。
生果実の箱入りはみやげに。
店頭のグリーンカーテンはパッションフルーツ。
店頭のグリーンカーテンはパッションフルーツ。

『JA八王子 ふれあい市場』店舗詳細

住所:東京都八王子市大和田町5-15-3/営業時間:9:00~16:30/定休日:無/アクセス:JR八王子駅から西東京バス「東海大学八王子病院」行き約6分の「大和田」下車2分

取材・文=佐藤さゆり・松井一恵(teamまめ) 撮影=猪俣慎吾、加藤昌人、加藤熊三、高野尚人