【散歩コース】
スタート:中野駅はJR中央線快速で新宿駅から4分・170円、高田馬場駅から地下鉄東西線で6分・180円。
JR中央線・地下鉄東西線中野駅→(5分/0.4㎞)→中野セントラルパーク→(14分/1.0㎞)→中野ブロードウェイ→(1分/0.1㎞)→まんだらけ中野店→(12分/0.8㎞)→キャピックショップなかの→(5分/0.4㎞)→新井天神 北野神社→(2分/0.2㎞)→新井薬師 梅照院→(12分/0.8㎞)→「たきび」の歌発祥の地→(5分/0.4㎞)→西武新宿線新井薬師前駅
ゴール:新井薬師前駅から西武新宿線で高田馬場駅まで6分・160円、西武新宿駅まで9分・190円。
今回のコース◆約4.1㎞/約1時間/約5500歩
警察大学校跡地に生まれた中野の新しいランドマーク「中野セントラルパーク」
中野四季の森公園を挟むように、カフェやコンビニ、オフィスが入るイースト棟、飲食店や大規模なコンベンションホールを備えたサウス棟の2棟が立つ。エリア内には大学もあり、ビアガーデンや屋外バーベキュー施設、キッチンカーの出店のほか、フリーマーケットにも利用される。
「中野セントラルパーク」詳細
最新ポップカルチャーの発信地「中野ブロードウェイ」
JR中野駅からサンモール商店街を経由してすぐ。サブカルの聖地として有名だが、マニアックな店だけでなく、雑貨や衣料、飲食店など約300の店が連なる。高層階は住居になっており、入居者しか入れない空中庭園がある。
「中野ブロードウェイ」詳細
「あの日なくしたものがここにある」がモットー『まんだらけ中野店』
中野サブカル文化の先駆者で、スタートは漫画専門の古書店。現在はアニメ、ゲーム、古いおもちゃに加えて、同人誌、ドールなど、幅広く、かつマニアックに展開中。中野ブロードウェイ内だけでも33店舗を構える。
『まんだらけ中野店』店舗詳細
安くて高品質!刑務所作業製品『キャピックショップなかの』
中野刑務所があった場所に立つ刑務所作業製品の常設展示場。日用品や家具、伝統工芸品などと幅広い。人気の「マル獄」シリーズは、小袋710円~、ブックカバー710円~、前かけ1510円~。
『キャピックショップなかの』店舗詳細
新本殿と撫で牛が見どころ「新井天神 北野神社」
新井一円の総鎮守で、文武両道の神である菅原道真と食物を司る保食神(うけもちのかみ)を祀る。創建年代は不詳だが、近隣の新井薬師を開基した僧・行春が建立したといわれている。2020年7月に本殿が新しくなった。
「新井天神 北野神社」詳細
「目の薬師」として篤く信仰「新井薬師 梅照院」
この地の清水に触れ、祈願をしたところ、眼病が寛解したという謂(いわ)れから「目の薬師」として有名。毎月8・18・28日に護摩法要が行われ、第1日曜には「関東随一の骨董市」を開催。桜の開花時季はキッチンカーも出る。
「新井薬師 梅照院」詳細
長い竹の垣根が目印 「たきび」の歌発祥の地
「かきねの かきねの まがりかど~」で始まる童謡「たきび」。昭和初期、近くに住んでいた童謡作家の巽聖歌(たつみせいか)が散歩しながら作詞したという。今では珍しい垣根の続く風景が残されている。
「「たきび」の歌発祥の地」詳細
【中野・新井薬師のグルメを堪能!】
フレッシュなハーブティーとワッフル『クロシェットカフェ』
中野の老舗青果店が始めたカフェ。注文ごとに焼き上げる熱々のワッフルと、冷たいアイスクリーム、新鮮なフルーツのハーモニーが抜群だ。アップルシナモンワッフル(LL)1270円。
『クロシェットカフェ』店舗詳細
懐かしい洋食が勢ぞろい『ハヤシ屋中野荘』
コック帽をかぶった子供のイラストや「懐古洋食」の文字がレトロな雰囲気。オムライス、ハヤシライス、カレー、ナポリタンなどの定番の洋食が勢ぞろい。一番人気はオムハヤシ900円。
『ハヤシ屋中野荘』店舗詳細
焼き菓子はアメリカの家庭の味『Kyle’s Good Finds』
アメリカ・ペンシルベニア出身のカイルさんが作る焼き菓子は、祖国のママの味。キャロットケーキ、チーズケーキ各500円、ブラウニー330円。ホールケーキは2日前までに予約を。
『Kyle’s Good Finds』店舗詳細
大正時代から続く製麺所直営『麺彩房』
麺のおいしさが際立っているのは製麺所直営店ならでは。一番人気は「つけそば」900円。もちもちしたこだわりの太麺に10時間以上かけて煮込む濃厚な鶏豚骨魚介スープがよくからむ。
『麺彩房』店舗詳細
【街探検】『まんだらけ』が火をつけた「サブカルの聖地」!中野ブロードウェイ
「サブカルの聖地」として海外にも名を知られる「中野ブロードウェイ」。1966年の開業当時は、住宅と商業施設が同居するビルというのは珍しく、1階中央部に通り抜けできる通路を設けるなど、先駆的なビルとして注目を集めた。
しかし、1980年代中頃から1990年代にかけては、新宿や池袋、吉祥寺などに客を奪われるなど商業環境が変化し、空き店舗が目立つようになった。
この期に台頭してきたのが、1980年にわずか2坪のスペースで開業した漫画古書専門店『まんだらけ』だった。小さな店舗を次々と増やし、扱う商品もアンティークやブリキのおもちゃ、アニメ、ペコちゃん人形など、独特な品ぞろえでファンをつかみ、またたく間に中野ブロードウェイの一大勢力となった。
この『まんだらけ』の成功によってサブカル系の店が呼応するように集まり、「サブカルの聖地」へと発展していったのだ。
現在では、最新モデルからビンテージまで、高級時計を扱う店も増え、「時計の聖地」としても注目されている。
取材・⽂・撮影=アド・グリーン
『散歩の達人 歩きたい人のための 東京散歩地図』より






