本格中華料理店が手がけるカフェ

カフェのレジカウンターは、『過門香 上野バンブーガーデン店』に隣接する。
カフェのレジカウンターは、『過門香 上野バンブーガーデン店』に隣接する。

『VOLO Coffee&Tea』は、同じく1階に出店する『過門香 上野バンブーガーデン店』が営むカフェで、メニューの一部はこちらの厨房で作っている。

生タピオカを使ったドリンクをメインに、『過門香 上野バンブーガーデン店』の点心師が手がけるパンダまん、コーヒーやアルコール類などメニューのラインナップも幅広い。

ソフトドリンクやアルコールメニューも充実している。
ソフトドリンクやアルコールメニューも充実している。
全12席が配され、上野駅を行き交う電車の眺めもよい。
全12席が配され、上野駅を行き交う電車の眺めもよい。

店名の「VOLO」はイタリア語で“飛翔“を意味しており、店が羽ばたいていけるようにという意味がこめられている。

レジカウンター隣にはテラス席が設けられ、壁面にはフィレンツェにある教会「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」とその街並みの写真がディスプレイされ、ここだけイタリアンな雰囲気に。

1度食べるとハマる生タピオカの旨さ

一番人気の生タピオカミルクティー450円。
一番人気の生タピオカミルクティー450円。

生タピオカのドリンクは、全8種類。マンゴーや宇治抹茶ミルクティーなど味のバリーエーションが豊富。

生タピオカは台湾から取り寄せており、乾燥タピオカと違ってとても柔らかく、それでいて弾力のある食感が特徴だ。まろやかで、紅茶本来の旨味も感じられるミルクティー味は人気が高く、1杯飲めばお腹にもしっかりたまる。

カップの底に沈殿している生タピオカは、ズズッとストローで吸いあげて。
カップの底に沈殿している生タピオカは、ズズッとストローで吸いあげて。
原料となる黒糖風味の生タピオカ。これを茹でて使用している。
原料となる黒糖風味の生タピオカ。これを茹でて使用している。

合わせて注文したい上野限定パンダまん。さっぱりソフトクリームも美味

かわいい表情のパンダまん。割って食べるのもためらわれる……。
かわいい表情のパンダまん。割って食べるのもためらわれる……。
『過門香 上野バンブーガーデン店』でも販売するパンダまんは、本格派の味わい。※通常は紙に包んで提供
『過門香 上野バンブーガーデン店』でも販売するパンダまんは、本格派の味わい。※通常は紙に包んで提供

特級点心師(中国における点心を作るプロ)が材料を厳選し、試行錯誤のすえ完成したというパンダまん2種各500円も、合わせて注文したい。

添加物不使用で、生地にみっしりと具が詰まっている。肉まんは、具の肉と野菜の食感もしっかりと感じられ、小腹が空いた時にはもってこいだ。

カカオパウダーを練り込んだ生地に、フランス産のクーベルチュールチョコレートを使った自家製チョコレート餡のパンダチョコまんも好評で、お子様に大人気なのだとか。

北海道ソフトクリーム450円。
北海道ソフトクリーム450円。

もう一つおすすめしたいのが、北海道産生乳を使ったソフトクリーム。ミルクの濃厚さが感じられるが、後味はさっぱりしているので、口直しにぴったりだ。

コースで味わう中華料理にも注目を

カフェの母体となる『過門香 上野バンブーガーデン店』についても少し紹介したい。

ラグジュアリーな空間が広がる店内は全280席あり、テーブル席のほか5名~最大40名まで利用できる個室も。家族連れのほかグループでの会食など、さまざまなシーンでの利用が可能だ。

広東や北京、四川、上海など中国全土の料理が並び、特級料理師による一品料理から特級点心師による点心まで、昼はセットメニューを、夜はコース料理で味わうことができる。

ランチコースは3500円~、ディナーコースは4000円~で用意。(写真=過門香 上野バンブーガーデン店)
ランチコースは3500円~、ディナーコースは4000円~で用意。(写真=過門香 上野バンブーガーデン店)

カフェで休憩しつつ、夜はレストランで中華料理を味わうこともできるので、合わせて利用するのもおすすめだ。

住所:東京都台東区上野公園1-52 上野バンブーガーデン 1F/営業時間:11:30~20:30/定休日:無/アクセス:JR・私鉄・地下鉄上野駅から徒歩1分

取材・文・撮影=千葉香苗 構成=アド・グリーン