【地理を楽しむ箱根駅伝:戸塚〜平塚】尾根道から遊行寺坂、海沿いをゆく3区・8区を歩く
東京~箱根間を往復10区間に分け、10人で襷をつなぎながら走るリレー形式のレース・箱根駅伝。スポーツとしてのおもしろさは言わずもがな、レースの展開を左右する「地理」も箱根駅伝の大きな魅力のひとつだ。土地勘があれば中継に見知った景色が映って楽しい。距離感がわかれば選手たちの“速さ”を実感できる。地形を理解すると勝負どころもより深く理解できる。さらに、コースの大もとである東海道の歴史を知れば、その道のりがより立体的に見えてくるはずだ。箱根駅伝のコースを「散歩の達人」目線で地理的に紐解くシリーズ第3回。今回は、3区・8区にあたる戸塚~平塚を歩く。