魚草

立ち飲みと魚屋の二毛作店

アメ横センタービル東側に立地。

「それは、アメ横史上最高の1000円」と書かれたPOPに惹かれて品書きを見れば、手のひらサイズのプリプリ岩ガキL が3個1000円、甘い身がぎっしりの極太タラバガニまで1000円!「鮮魚は長崎などの漁師から直送、タラバは前職時代から付き合いのある業者から質の高いものを仕入れているから、安く出せるんです」と大橋磨州(ましゅう)さん。立ち飲みではビアガーデン気分を味わえる。

極太タラバガニ1000円、日替わりの刺盛りとビールのセット1000円。
海の幸に合う地酒も約20種と充実。

『魚草』店舗詳細

住所:東京都台東区上野6-10-7 アメ横プラザ/営業時間:11:00~20:00LO(土・日・祝は~19:00LO)/定休日:第2水/アクセス:JR・地下鉄・私鉄上野駅から徒歩5分

もつ焼き酒場 豚坊

山ほどのもつ焼きとビール

見よ、この開放感!

「10年以上付き合いのある肉屋から生肉で仕入れてる。小さく切っても食べた気しないでしょ?」と河合さん。バンバン豪快に切って串に打つハラミやレバはどれも大ぶりだ。ハラミと腕はジューシーで肉塊感があり、肉好きにはたまらない。大ぶりのシロとガツがたっぷり入ったもつ煮込みも欠かせない。山手線のガード真下で電車の音も肴に加わり、ビールがどんどん加速する!

もつ焼きの部位は全て豚肉。どれも大ぶり。
手前から反時計回りにテッポウ、腕、レバ2 本各220 円、もつ煮込み270円ほか。生中450円。

『もつ焼き酒場 豚坊』店舗詳細

住所:東京都台東区上野6-11-6/営業時間:16:00~23:00(土・日・祝は12:00~)/定休日:第3月/アクセス:JR・地下鉄・私鉄上野駅から徒歩2分

肉の大山

昼はランチで、夜は飲み客で大人気

コロッケ77円とやみつきメンチ143円。

安くおいしくさっと飲みたいときに最高のアテを提供してくれるのがこの店。まず注文したいのはコロッケ。そして、やみつきメンチ。外はバリっと、中はクリーミーで、特製ソースもフルーティな味わいだ。揚げたてアツアツの揚げものを頬張り、そこにビールを流し込む……カウンターに並ぶ客たちの幸せそうな顔を見たら、ここで飲まずにはいられない!

サッポロ中生590円。
揚げる手つきが鮮やかなベテランの佐藤さん。
サクっと飲むなら店先のカウンターも。

『肉の大山』店舗詳細

住所:東京都台東区上野6-13-2/営業時間:11:00~22:00LO(日・祝は~21:00LO)/定休日:無/アクセス:JR・地下鉄・私鉄上野駅から徒歩2分

あおもり湯島

八戸出身の店主が繰り出す、青森ずくめの美味

店主の故郷は八戸。名物料理・せんべい汁をはじめ、特産の八戸船凍サバやスルメイカなど、食材からお酒、ソフトドリンクに至るまで徹底して青森産にこだわっている。品でも注文できるが、八寸、お造り、旬の一品、強肴(コースの中のメインディッシュ)、せんべい汁が付く「基本のおまかせ」3500円(税別)か「旬のおまかせ」4300円(税別)で味わって、青森ずくめの夜を過ごそう。

コースで出される八戸せんべい汁、八戸船凍サバ・お造り、スルメイカのガッパリ焼。地酒「稲生 夏純・華吹雪60」(正1合)864円ほか。

『あおもり湯島』店舗詳細

住所:東京都文京区湯島3-37-3/営業時間:17:00~22:00/定休日:日・祝/アクセス:地下鉄千代田線湯島駅から徒歩5 分

味の笛 御徒町本店

魚介専門店『吉池』のつまみと新潟の地酒

御徒町駅前にある魚介専門店『吉池』の直営店。北海道・別海にある自社加工場から魚を直送。新鮮な魚介はもちろん、干物や練り物、煮込み料理などつまみの種類も豊富。カウンターで好きな料理を選び、その場で支払うスタイルなのでコスパも抜群だ。1000円で飲める「せんべろ」の店としても人気が高い。創業者が新潟出身なこともあり、新潟の地酒にも力を入れている。1階は立ち飲み、2階はテーブル席がある。

刺身2点盛り400円は外せないが、別海の水産加工場から直送された干物もぜひ味わってほしい。
上越の『越の白鳥』と、佐渡の銘酒『北雪金星』(各1瓶350円)。

『味の笛 御徒町本店』店舗詳細

住所:東京都台東区上野5-27-5/営業時間:15:00〜22:00(21:45LO)/定休日:日/アクセス:JR御徒町駅すぐ

本格焼酎の店 金魚

本格焼酎をそろえるノスタルジックな居酒屋

JR御徒町駅の高架下にある居酒屋。九州出身の歌田憲子さんと歌田さんの弟、福本和憲さんが営んでいる。独自のルートで仕入れる焼酎の品揃えは圧巻。間口は狭いが、店内右奥には細長く客席が続き、奥には4卓のスペースもある。全65席と想像以上に広い。2003年のオープン当初は立ち飲みで、料理も家庭料理だったが、現在はプロの料理人が腕をふるう。BGMに70年代のフォークソングが流れるなど、ノスタルジックな雰囲気も魅力だ。

鹿児島産キビナゴの一夜干し500円、長崎剣先スルメ500円、ぬか漬け350円。
料理3品にドリンク1杯が付いて950円というお得な「金魚セット」。

『本格焼酎の店 金魚』店舗詳細

住所:東京都台東区上野5-27-7/営業時間:15:00〜22:30LO(ドリンクは22:45LO)
※土・日・祝は〜22:00LO(ドリンクは22:15LO)/定休日:無/アクセス:JR山手線御徒町駅からすぐ

十勝 DINING 豚っく

口の中で溶ける十勝豚をご賞味あれ

かつおベースとジンギスカン風の2種のタレで味わうしゃぶしゃぶ三種盛り3000円。十勝ワイン「トカッ プ」グラス550円~。

店名に冠している通り、オーナーは北海道十勝出身。味わうべきは、なんといっても現地から直送される十勝豚を使ったバラ肉のしゃぶしゃぶ1600円だ。十勝豚は脂身が多く赤身肉が柔らかいのが特徴だが、しゃぶしゃぶにすることでさらに脂身の甘さが際立つ。肉を口に放り込むと、まるで溶けるような食感! ほかにも、エゾシカ肉とラム肉を加えた三種盛り(写真)もおすすめだ。北海道産の日本酒や焼酎のほか、十勝ワイン「トカップ」と合わせていただこう。

1階カウンター席も賑わう。

『十勝 DINING 豚っく』店舗詳細

住所:東京都台東区上野3-18-4 蓬莱ビル1F/営業時間:平日16:30~22:45LO(土は11:30~14:00LO・16:30~22:45LO、日祝は11:30~14:00・17:30~21:00LO)/定休日:月/アクセス:JR山手線御徒町駅から徒歩4分

鴨一ワイン酒場 SUN

生産者直送の「あいち鴨」は旨味が濃厚

あいち鴨ロースの炭火焼き3300円、鴨寿司12貫セット3000円。

前菜、寿司、炭火焼き、パスタなどさまざまな食べ方で鴨を楽しめる、日本でも数少ない鴨肉料理専門店。ここで味わえるのは、愛知県豊橋市で生産される「あいち鴨」だ。通常の3倍以上もの広さがある飼育場で平飼いされるため、くせがなく濃厚な味になるそう。生産者直送のため、レバーやハツなどの内臓も食べることができるのもうれしい。鴨肉のおいしさを再認識させられる。

ワインは赤5種、白5種、泡2種が定番。グラス680円~。
前菜3種盛り合わせが980円。

『鴨一ワイン酒場 SUN』店舗詳細

住所:東京都台東区東上野1-18-4 ピースビル1F/営業時間:11:00~13:30LO・17:30~23:00LO(土は夜のみ)/定休日:日/アクセス:地下鉄日比谷線仲御徒町駅から徒歩3分

上野 れんこん

とことんレンコンが美味い店

左上から時計回りに、れんこんとえびのはさみ揚げ880円、フライドレンコン700円、れんこんまんじゅう750円。

名物は、前菜からデザートまで20種類以上そろうレンコン料理! れんこんづくしコース6000円(飲み放題付き、4名以上で要予約)がおすすめだ。レンコンずくめにするなら、ドリンクにはレンコン茶560円やれんこん焼酎「荷葉のしずく」580円を選んでみよう。日本酒も各地の銘酒がそろい、「寫楽」「黒龍」「獺祭」などが680円~。店名は、上野公園の不忍池に咲くハスの花が由来なんだとか。

古材を多用した趣のある店内。

『上野 れんこん』店舗詳細

住所:東京都台東区上野4-9-1/営業時間:17:00~22:30LO(土は16:00~22:40LO)/定休日:無/アクセス:JR・地下鉄上野駅から徒歩3分

東京苑

新鮮な極上肉をビールとともに

手前がハラミ1320円、左がホルモン(シマチョウ)1100円など。瓶ビール大660円。

店主・福島英和さんの祖父が創業してから半世紀以上。東上野コリアンタウンにあるキムチ横丁の裏路地に店を構える老舗だ。「新鮮な部位を、ビールに合う塩コショウ味で堪能してほしい」と福島さん。祖父には「新鮮なものを大きく切って出しなさい」といわれたそうで、ハラミは肉厚、ハツ塩1100円はシャキシャキとした歯ごたえが心地いい。創業当時から付き合いのある業者から肉を仕入れており、赤身はほぼ和牛のA4クラス以上という。

1階の雰囲気も渋い。
ディープアジアな横丁。2階から見下ろす路地の風景も格別。

『東京苑』店舗詳細

住所:東京都台東区東上野2-15-7/営業時間:11:30~22:30/定休日:月/アクセス:JR・地下鉄上野駅から徒歩5分

てんぷら天庄 湯島店(本館)

繊細な天ぷらと一番搾りプレミアムを

さつまいも「シルクスイート」(時価・600円前後)は驚くほど甘い。

軽やかで繊細な天ぷらは、太白ごま油とサラダ油1対1で揚げる。3代目・綱島克年さんが選び抜いた食材の天ぷらのお供には、ぜひとも生ビールを。「一番搾りプレミアム」を提供する、それは品質管理の高さがメーカーに認められた店の証なのだ。明治42年(1909)から続く老舗で、生ビールを導入したのは10年以上前だという。「泡の割合ときめ細かさ、グラスの内壁に気泡がつかないこと。大切にしているのは、基本だけです」と綱島さん。

店主の右腕・森勝敏さんはドラフトマイスターの資格も取得。

『てんぷら天庄 湯島店(本館)』店舗詳細

住所:東京都文京区湯島2-26-9/営業時間:11:30~14:00・17:00~21:00/定休日:水/アクセス:地下鉄千代田線湯島駅から徒歩3分

取材=鈴木健太、かつとんたろう、新井鏡子、塙 広明(アド・グリーン)、川端美穂(きいろ舎) 撮影=丸毛 透、小野広幸、山出高士、金井塚太郎、新井鏡子