【川越エリア】

『Little Edo Coffee』老舗酒店でゆるやかにカフェが拡張中

道端の看板は柳屋酒店の文字。でも店に入れば、コーヒーの香りが鼻をくすぐる。店主の鵜野友大さんは「創業70年の酒屋は父が現役で続けてますが、僕はコーヒーがやりたくて」と間借りし、2023年7月にカフェ空間を拡張。一面の窓に向かうソファ席がラグジュアリーだ。ラテをすすれば、東松山のロースターから仕入れたスペシャルティコーヒーのすっきりした苦味を、ふんわり泡が包むよう。さらにフレンチ出身の兄も参戦、フードの充実化も楽しみだ。

酒店+カフェの二刀流で営業。
酒店+カフェの二刀流で営業。
カフェラテ600円、エスプレッソぷりん650円はカラメルにチョコをしのばせたビター&スイートな味。
カフェラテ600円、エスプレッソぷりん650円はカラメルにチョコをしのばせたビター&スイートな味。
COEDO鞠花~Marihana~の生750円、自家製ピクルス250円。
COEDO鞠花~Marihana~の生750円、自家製ピクルス250円。
右が店主の友大さん。フレンチ出身の兄・広大さんがフード&スイーツを担当。棚は酒売場。
右が店主の友大さん。フレンチ出身の兄・広大さんがフード&スイーツを担当。棚は酒売場。

『Little Edo Coffee』店舗詳細

住所:埼玉県川越市志多町2-1/営業時間:11:00~18:00/定休日:水・不定/アクセス:西武鉄道新宿線本川越駅から徒歩20分

『百足屋(むかでや)』かぐわしき川越の今昔を味わう

靴を脱いで上がるカフェと雑貨店は行き来できる。予約制の着物レンタルもあり。
靴を脱いで上がるカフェと雑貨店は行き来できる。予約制の着物レンタルもあり。

黒漆喰仕上げの蔵造りが風格を漂わせた店構え。明治29年(1896)築の路面に面した店蔵は、川越周辺の民芸品を揃える雑貨店だが、隣の門扉はカフェへの入り口。大正期にかけて建てられた木造家屋、明治後期の文庫蔵が奥へ延び、蔵の壁、木枠のガラス戸、庭を眺めてお茶が楽しめる。もとより川越はお茶の産地。河越抹茶を当世風にアフォガードで味わえたり、席に着いたまま自分で点てられたり。川越の和文化をゆるゆる体験したい。

抹茶アフォガード900円は、抹茶をそのまま飲むのもいい。
抹茶アフォガード900円は、抹茶をそのまま飲むのもいい。
クリームソーダの蔵800円は墨入りの黒漆喰の色を再現。ベリー味。
クリームソーダの蔵800円は墨入りの黒漆喰の色を再現。ベリー味。
往時の座売りの姿を残す店蔵は稀有な存在。
往時の座売りの姿を残す店蔵は稀有な存在。
川越界隈の手作り民芸も手に入る。
川越界隈の手作り民芸も手に入る。

『百足屋』店舗詳細

住所:埼玉県川越市松江町2-5-11/営業時間:12:00~17:00(時間外も含め、要予約で料亭『福登美』の懐石料理3500円~もあり)/定休日:火・水/アクセス:西武鉄道新宿線本川越駅から徒歩13分

『RAG CAFE Ragged edge coffee house』旅するカフェで世界を味わう

北欧定番のパンカーカはもちもちのパンケーキ600円。日替わりのコーヒー500円~とセットで100円引き。
北欧定番のパンカーカはもちもちのパンケーキ600円。日替わりのコーヒー500円~とセットで100円引き。

猫とバイクを愛する渡邊剛政さんと、北欧留学経験のある夕衣さん夫妻が「旅気分を味わってほしい」と、地球儀やトランクをディスプレー。フェアトレードや、炭火で手炙(あぶ)りする自家焙煎コーヒーを軸に、「本場の味というより、アレンジ」と笑いつつ、北欧のおやつ、パキスタン出身の知人のレシピを再現したビリヤニやカレーなど、旅心くすぐる味揃い。川越周辺の地粉や果実を用いたスイーツがホームのようで、まったりとボーダーレスな時間へと誘われる。

帆布を張った、パオのような空間。
帆布を張った、パオのような空間。
渡邊一家。はるちゃんは看板娘。
渡邊一家。はるちゃんは看板娘。
ムグライマトンカレー1000円。バスマティライスが香り良く、途中でライムを絞れば異国感アップ。
ムグライマトンカレー1000円。バスマティライスが香り良く、途中でライムを絞れば異国感アップ。

『RAG CAFE Ragged edge coffee house』店舗詳細

住所:埼玉県川越市南通町16-5ヨシダビル2F/営業時間:11:30~19:00(日・祝は9:00~11:00にモーニング営業あり)/定休日:月・不定/アクセス:JR川越線・東武鉄道東上線川越駅から徒歩5分

『あぶり珈琲』専属コーヒー鑑定士と店主が厳選するコーヒー

注文を受けてから、店主がハンドドリップで淹れる。
注文を受けてから、店主がハンドドリップで淹れる。

由緒正しき珈琲専門店。店名の「あぶり」とはフランス語の「abri=隠れ家・避難所」に由来している。「訪れる人に豊かな1人時間を過ごしてほしい」と願う店主の林さんによるセルフビルドの内装はセンスが光る。穏やかで居心地がよく、まさに“ぜいたくな暇つぶし”を体感できる場所だ。専属のコーヒー鑑定士と店主が選んだ豆を、毎日自家焙煎して作り上げるコーヒーは地元の人にも観光客にも人気。

スコーン630円、あぶりブレンドNo.3 600円。フードはコーヒーとのセットで200円引となる。
スコーン630円、あぶりブレンドNo.3 600円。フードはコーヒーとのセットで200円引となる。

『あぶり珈琲』店舗詳細

住所:埼玉県川越市大手町15-8/営業時間:10:00~17:00LO/定休日:火/アクセス:西武鉄道新宿線本川越駅から徒歩14分、JR川越線・東武鉄道東上線川越駅から徒歩25分。いずれもバス利用の場合、東武バス「蔵のまち」と表示のある便で「一番街」あるいは「札の辻」で下車。

『音楽喫茶アマンダ』香味と音粒にとろける時間

冬季限定のアップルパイ390円とチャイ530円。
冬季限定のアップルパイ390円とチャイ530円。

階段に誘われると、カフェ空間。ソファ椅子とボックスのベンチシートが窓辺に設えられ、幻想文学の本棚が隅に控える。静けさを埋めるのは、ピアノ曲を中心とした静かな楽曲。レーベルや演奏家の聴き比べもでき、ファンにはたまらない。真空管アンプと自作スピーカーにより、温かく丸い音粒がきらめくようだ。お供には、ショウガを隠し味にしたスパイシーなチャイとアップルパイを。紅玉リンゴの甘酸っぱい香りにもキュンとなる。

リクエストにも応じてくれる。
リクエストにも応じてくれる。
お隣のクラシックレコード店『アマデオ』セレクトが並ぶ。
お隣のクラシックレコード店『アマデオ』セレクトが並ぶ。
戦後建築のオレンジの扉、中央階段を活かして2008年より営む。
戦後建築のオレンジの扉、中央階段を活かして2008年より営む。

『音楽喫茶アマンダ』店舗詳細

住所:埼玉県川越市大手町7-4/営業時間:11:00~19:00(『アマンダ』は18:30L.O.)/定休日:火/アクセス:西武新宿線本川越駅から徒歩15分

『CAFFE1925』アンティーク空間で男の手料理を

ランチセットの大海老とたっぷり魚介のパスタ(ペスカトーレ)。
ランチセットの大海老とたっぷり魚介のパスタ(ペスカトーレ)。

ダンスホール、アパートメントと変遷した建物にイタリア国旗が揺れる。「アンティーク店を営むオーナーがここで喫茶を始めたくなって」と、イタリア人が手ほどきする男の料理教室で、フルコースまで手がけていた内山清高さんが腕を振るうことに。ワタリガニや、大エビなどを用い、手間を重ねた贅沢な生パスタはさらにグレードアップ! 窓、内装、庭を望むテラス席などを手作りした空間は、まるで英国の田園カフェのようで、優雅な心地になれる。

大正14年(1925)築。
大正14年(1925)築。

『CAFFE1925』店舗詳細

住所:埼玉県川越市連雀町32-1/営業時間:11:30~17:00(パスタは~15:00)/定休日:月~木(祝は営業)/アクセス:西武新宿線本川越駅から徒歩8分

『Banon』わくわくとまったりを満喫!

「喫茶だけじゃなく、あれこれやってます」と白土さん。
「喫茶だけじゃなく、あれこれやってます」と白土さん。

築100年と噂(うわさ)の木造の店前に「喫茶とあれこれ」の文字。テーブルの間に、ドイツ製木工雑貨、古道具、手作り靴下などが同居する。「好きなものを集めたらこうなりました」と朗らかに笑うのは、古い街並みにほれて、2014年より店を始めた白土(しらつち)真弓さんだ。旬の果実や狭山茶を、日替わりケーキやドリンクに用い、ハンドドリップのコーヒーは作家の器で供される。「でも、誰の作か忘れちゃった」。のどかな空気にとどまりたくなる。

今日のケーキから和栗のモンブラン650円とカフェオレ630円。
今日のケーキから和栗のモンブラン650円とカフェオレ630円。
古本、古道具、雑貨も販売。
古本、古道具、雑貨も販売。
2軒長屋のひとつ。2Fは作家iroiroのアトリエとショップに。
2軒長屋のひとつ。2Fは作家iroiroのアトリエとショップに。

『Banon』店舗詳細

住所:埼玉県川越市元町1-12-7/営業時間:12:00~18:00LO/定休日:月~水/アクセス:西武新宿線本川越駅から徒歩15分

『バニトイベーグルカフェ』小麦香る、ずんぐりむっくりベーグル

ベーグルフレンチトーストと酸っぱ苦いシークァーサーフローズン。
ベーグルフレンチトーストと酸っぱ苦いシークァーサーフローズン。

もともとパン作りが趣味だったオーナーの加島裕子さん。「作り過ぎで、食べてくれる人がいなくなって(笑)」とベーグルの移動販売をはじめ、今では人気の路面店となった。ベーグルに使うのは北海道産の小麦粉。きめ細かく、より多くの水分を閉じ込められるため、従来のものよりモッチモチに。「ふっくら感を楽しんでほしいので、径を小さくぷっくり仕上げています」。1階でテイクアウトするもよし、2階でサンドイッチとして楽しむのもさらによし!

ベーグル同様、スタッフもふんわり系。
ベーグル同様、スタッフもふんわり系。
1階ではカボチャなど約20種のベーグルを販売。
1階ではカボチャなど約20種のベーグルを販売。

『バニトイベーグルカフェ』店舗詳細

住所:埼玉県川越市幸町10-3/営業時間:10:00~19:00(火は~19:00)/定休日:水/アクセス:西武新宿線本川越駅から徒歩15分

『Ehon Cafe イングリッシュ・ブルーベル』ここはまるでリトル・イギリス

国内外問わず長く読み継がれる絵本を中心にセレクト。
国内外問わず長く読み継がれる絵本を中心にセレクト。

バラのツルやハーブに彩られた瀟洒な外観に誘われ、中に入ればイギリスのティールームのような雰囲気。「児童文学や絵本が好きで、そのうち児童文学が盛んなイギリスの文化全体が好きになって」と店長の片居木薫さん。店内右手の棚は約1300冊の絵本で埋め尽くされ、自由に手に取り購入できる。イギリスの田舎のスコーンのように大きなシナモンロールスコーンを片手に買った絵本をパラパラ――そんな優雅な時間がここにはあります。

外はカリッ、中はしっとりとしたシナモンロールスコーンとダージリンを使った紅茶。
外はカリッ、中はしっとりとしたシナモンロールスコーンとダージリンを使った紅茶。
もともとは図書館員だった片居木さん。
もともとは図書館員だった片居木さん。

『Ehon Cafe イングリッシュ・ブルーベル』店舗詳細

住所:埼玉県川越市仙波町1-14-2/営業時間:11:00~19:00/定休日:火・第4水/アクセス:JR・私鉄川越駅から徒歩10分

『さつまいもCafe』老舗和菓子店が運営する文化財指定の蔵喫茶

店1番のおすすめメニュー、べにあかパフェ770円。たっぷりのボリュームでお腹も大満足。
店1番のおすすめメニュー、べにあかパフェ770円。たっぷりのボリュームでお腹も大満足。

埼玉県を代表する和菓子店『くらづくり本舗』が営む唯一の喫茶処、『さつまいもCafe』。市の有形文化財である蔵を利用した空間は、まるで時代をタイムスリップしたかのような雰囲気だ。和菓子店の商品を活かした甘味だけではなく、秘伝のレシピを守りながら作り上げるわっぱ飯「蔵飯」や、その他の食事メニューも豊富にある。しっかり食事をしたい時、小腹が空いた時と、いつでも足を伸ばしたいメニューが揃っている。

風情漂う喫茶スペース。文化財として丁寧に維持されており、重厚な歴史を感じる。
風情漂う喫茶スペース。文化財として丁寧に維持されており、重厚な歴史を感じる。

『さつまいもCafe』店舗詳細

住所:埼玉県川越市幸町2-16 川越菓匠くらづくり本舗内/営業時間:10:00~16:00LO/定休日:不定休/アクセス:西武鉄道新宿線本川越駅から徒歩12分

『アートカフェエレバート』レトロな洋建築で味わう厳選コーヒーとビール

トアルコトラジャコーヒー600円、自家製さつまいもプリン550円。セットで100円引き。
トアルコトラジャコーヒー600円、自家製さつまいもプリン550円。セットで100円引き。

一際モダンな雰囲気を醸し出す洋館建築に入る『アートカフェエレバート』は、2007年に美術館の跡地で開店した。蔵の雰囲気を残した店内は、地元画家による水彩画が点在し、落ち着いた雰囲気。洋建築の外観とは異なる様相を楽しめる。キーコーヒーのマイスター店舗でしか扱わない貴重なコーヒーをはじめ、川越産さつまいもをふんだんに使用した「自家製さつまいもプリン」、気鋭のクラフトビール「COEDOビール」を多種類のメニューを揃える。

大正ロマンを感じる洋建築『田中屋住宅』。この1・2階部分が『アートカフェエレバート』。
大正ロマンを感じる洋建築『田中屋住宅』。この1・2階部分が『アートカフェエレバート』。

『アートカフェエレバート』店舗詳細

住所:埼玉県川越市仲町6-4/営業時間:11:30~17:30LO/定休日:水/アクセス:西武鉄道新宿線本川越駅から徒歩10分

『カフェマチルダ』熱々パンケーキと懐かしクリームソーダ

熱々のパンケーキに懐かしのクリームソーダ。心が躍るベストセレクション!
熱々のパンケーキに懐かしのクリームソーダ。心が躍るベストセレクション!

中学の同級生2人で始めた、パンケーキ専門のアメリカンカフェ&ダイナー。店内の鉄板で焼き上げるパンケーキは昔ながらの薄くてもちもちの生地。人気のスイーツメニューの他に、バリエーション豊かでボリューミーな食事系メニューも揃える。キッシュなアメリカン雑貨が並ぶ雰囲気満載の店内で、ビッグサイズのメニューを頬張れば、気分はすっかりオールドアメリカンに。「パンケーキを日常の食事の一つにしたい」という店主の2人の願いから、モーニング・ランチ・ディナーと朝から晩まで長い時間楽しめるはうれしいところだ。

店主のコレクションであるアメリカン雑貨が賑わっている店内。
店主のコレクションであるアメリカン雑貨が賑わっている店内。

『カフェマチルダ』店舗詳細

住所:埼玉県川越市中原町1-5-17/営業時間:7:30~9:30LO・11:00~16:00LO・17:30~22:30LO/定休日:不定休/アクセス:西武新宿線本川越駅から徒歩3分

『CAFE & SPACE NANAWATA』食と芸術の文化交流スペース

厳選素材を使用した可愛らしいエクレアの数々。
厳選素材を使用した可愛らしいエクレアの数々。

パティシエである妻・淑子さん、美術館で学芸員として働く夫・幸宣さんの願いを叶える形で始めた『CAFE & SPACE NANAWATA』。それぞれの持ち味を活かすためカフェとギャラリーを同空間で営んでいる。「生産者の顔が見える素材」にこだわったエクレアや焼菓子の数々は、パティシエ淑子さんの真骨頂の品。食事メニューも充実だ。幸宣さんが自ら企画する芸術家の個展やサロンコンサートは、季節に応じて開催される。食との交流だけではなく、芸術との交流もできるこの空間は、訪れる人それぞれの楽しみ方を見つけられる。

国産のグランドピアノを持つ、明るく開放的なギャラリー・ホール。
国産のグランドピアノを持つ、明るく開放的なギャラリー・ホール。

『CAFE & SPACE NANAWATA』店舗詳細

住所:埼玉県川越市松江町2-4-4/営業時間:10:30〜16:30LO/定休日:木・第1第3金、不定休あり/アクセス:西武鉄道新宿線本川越駅から徒歩10分

『glin coffee』手にするだけで心躍る多彩なメニュー

厳選した珈琲に始まり、色鮮やかなドリンクやフード、多彩なメニュー。に心躍る。
厳選した珈琲に始まり、色鮮やかなドリンクやフード、多彩なメニュー。に心躍る。

“1杯のコーヒーを介してワクワクした時間と場所を提供したい”という想いで開店した、川越近郊で展開する気鋭のコーヒー店。直焙煎所では豆の選定作業や焙煎も行うほど力を注ぐ。コーヒー以外のドリンクや人気メニューのかわごえコッペパンなど、見た目や色合いも鮮やかな、手にするだけで心躍る商品を取り揃えている。

焙煎士が厳選した珈琲を丁寧に抽出する。
焙煎士が厳選した珈琲を丁寧に抽出する。

『glin coffee』店舗詳細

住所:埼玉県川越市元町1-1-20/営業時間:8:00〜17:30LO
/定休日:無/アクセス:西武鉄道新宿線本川越駅から徒歩15分

【ちょっと足を延ばして】

『onocafe』農家の庭先が農園野菜カフェ

ずんだ餅コッタ450円は粗挽き枝豆の風味を生かしたパンナコッタ。小野文製茶の紅茶400円は向かいに建つ親類が栽培・製茶。
ずんだ餅コッタ450円は粗挽き枝豆の風味を生かしたパンナコッタ。小野文製茶の紅茶400円は向かいに建つ親類が栽培・製茶。

「使う野菜は全部、自家の無農薬栽培です」と小野夫妻は、料理人の真智子さんをはじめとした仲間を引き込み、2023年8月にカフェを誕生させた。場所は『小野農園』の庭先。青色のトレーラーハウスで注文し、納屋改装の粋な空間で味わうオープン&牧歌的風情も魅力だ。「品種でも香味や水分が変わるので」と、都度レシピを変えたベジランチ、ベジスイーツがずらり。素朴なカップに注がれた川越紅茶のやわらかな香りと一緒にのんびり味わいたい。

旬野菜満載のキーマカレー1200円。
旬野菜満載のキーマカレー1200円。
元納屋のカフェは、蔵で眠っていた欄間や引き戸などの古材を活用。しゃれた風情だ。
元納屋のカフェは、蔵で眠っていた欄間や引き戸などの古材を活用。しゃれた風情だ。
前列の小野一家(前列)を軸に、仲間たちと運営する。
前列の小野一家(前列)を軸に、仲間たちと運営する。
直売所で無農薬野菜も買えます。
直売所で無農薬野菜も買えます。

『onocafe』店舗詳細

住所:埼玉県川越市下赤坂394/営業時間:10:00~15:30LO/定休日:月・火/アクセス:東武鉄道東上線上福岡駅から東武バス「ビバモール前先回り鶴ヶ丘循環」行き4分の「ホンダ学園前」下車、徒歩19分

取材・文=林さゆり、鈴木健太、佐藤成美(風来堂)、永見薫 撮影=木村心保、加藤昌人、金井塚太郎、永見薫、佐藤侑治