音楽喫茶 アマンダ&アマデオ [本川越]

隣り合う2店で音の魅力を伝える

オーディオの相談ができる『アマデオ』にて、晟さんと博子さん。「いい音には人の心を引く力があるね」。

2棟続きの昭和な建物。向かって右は『アマンダ』、左はレコードとオーディオの『アマデオ』だ。「もともと、1978年に好きなクラシックをかける名曲喫茶として開店しました」と、斉藤晟(あきら)・博子さん夫妻。日々レコードに向き合い、よりいい音を求めて音響装置を開発、販売もするようになった。2008年には喫茶部門を物置だった右棟を改装して移設、カフェ風にリニューアルした。吹き抜け階段を上がると、本棚も充実する落ち着いた空間。頭上のスピーカーこそ、晟さんの名作だ。手動ミルでコーヒー豆を挽く音とレコード音が重なる一瞬を、聴き逃さないよう。

レコード販売コーナーがある『アマンダ』1階。「カフェではリクエストもできますよ」。
コーヒー400円とパウンドケーキ420円。
ラム肉入りカシミールカレー700円は博子さんのレシピで。

『音楽喫茶 アマンダ&アマデオ』店舗詳細

住所:埼玉県川越市大手町7-4/営業時間:11:00~19:00(『アマンダ』は18:30L.O.)/定休日:火/アクセス:西武新宿線本川越駅から徒歩15分

レレレノレコード [本川越]

中古も新譜もノージャンルで集合

「このプレーヤーは1万円。即聴けますよ!」と小島さん。「小さい頃このジャケが怖かったぁ」というビートルズに並んで、昭和の歌謡曲も発見!

夕食時、テレビを消してレコードを聴く環境で育った。「でも、一切触らせてもらえなかったんです」と、店主の小島大補さんが振り返る。自分で買い始めたのは、音楽の自作に凝った高校時代からだ。以来ずっと音楽人生を進み、ついにレコードを主役に据えた、飲食やライブができる場を開いた。「世界中にいろんな音楽があって、国境や世代を超えて同じ感覚の人がいる面白さを伝えたい」。

花椒が効いた新しいキーマカレーとアイスチャイのセット1100円。

『レレレノレコード』店舗詳細

住所:埼玉県川越市連雀町8-2-2/営業時間:11:30~22:00/定休日:木・日/アクセス:本川越駅蔵のまち口(東口)から徒歩5分

Metti, una sera a cena [川越]

ワインとレコードで、時間旅行を

プレーヤーのすぐ横で調理する樺澤さん。「レコードにうっかり油が飛ぶことも」。

店名は日本非公開のイタリア映画のタイトル。「映画はB級でも、音楽がね、いいんです」。店主の樺澤大介さんは、20歳でレコードに目覚め、ロックやソウルに親しんできた。が、「今、好きなのはサウンドトラック。特にヨーロッパのものはジャズやブラジル音楽の影響もあって幅広く、とてもきれいです」。暇な日は寂しいのでボーカルものを、にぎわう時はアップテンポをかけるという。

パテドカンパーニュ(ハーフ)680円と、秋にまったり飲みたいロワール産自然派ワイン6800円。
およそ3千枚、所有する。

『Metti, una sera a cena 』店舗詳細

住所:埼玉県川越市脇田本町10-2 開運ビル1F/営業時間:18:00~24:00/定休日:日/アクセス:JR川越線・東武東上線川越駅西口から徒歩4分

取材・文=松井一恵(teamまめ) 撮影=鈴木奈保子
『散歩の達人』2020年10月号より