改札内でサクッと飲みたい→『北出TACOS』
もちっとして香ばしいトルティーヤは本場超え
名物は、北海道産トウモロコシ粉100%の自家製トルティーヤ生地を使ったタコス。もちもちとしてやわらかい生地は噛むほどに旨味が広がり、口中を満たすトウモロコシの香ばしさがたまらない。一人でいろいろつまみたいなら、定番タコス2種にチキンウィングやチップスなどを合わせたグラシャスセット! 爽快な辛さのサルサソースやアボカドソースでタコスが進み、マルガリータやモヒートなどラテンなお酒の後押しで長居してしまうキケンあり。
『北出TACOS』店舗詳細
高架下で飲みたい→『徳田酒店 丸の内高架下店』
本気を感じるつまみと酒に大満足
大阪発人気居酒屋の東京進出2号店。創業が酒販店とあって、日本酒の品揃えはなかなかのもの。社長の出身地・秋田の銘柄が充実し、東京ではあまり流通していない、大阪・池田の銘酒「呉春」も蔵元から直送で常備。特大お猪口に並々注ぐ豪快さも気分が上がる。大衆酒場風情で手ごろな価格なのに刺し身は厚みがあって活きがよく、一から手作りするローストビーフなどアテも一切妥協なし。12時からの営業なので昼飲みも大歓迎!
『徳田酒店 丸の内高架下店』店舗詳細
ガチ中華が食べたい→『味坊之家』
魅惑の味坊ワールドがグッと身近な存在に
中国東北地方の本場の味と粋なセンスで注目を集める神田『味坊』の新店が東京駅近くに登場。野菜から手作りする発酵白菜の料理はもちろん、より気軽に足を運べるように日本人好みの点心が加わった。クミンが際立つ看板料理のラムの串焼きは2本からOK。合わせるお酒は、スパイスと相性抜群の自然派ワインだ。「安くてもおいしくてたくさん飲んで食べてほしい」と、驚くほどリーズナブル。ここではぜひボトルをシェアして楽しもう。
『味坊之家』店舗詳細
しっぽり飲みたい→『酛TOKYO』
割烹料理とレア日本酒の贅沢な組み合わせ
日本酒スタディングバーで知られる「酛グループ」の原点である立ち飲みとさらに食を極めた割烹が共存。共有キッチンで、立ち飲みのアテも割烹の料理人が調理する。食材も同じで、レアなウツボや山菜ハンターが採った天然の山菜など希少な旬の味覚も。日本酒は全国から吟味された60~70種類が揃い、オリジナルの「左大臣」のほか、「而今」や「作」など一度は飲んでみたい憧れの銘柄も常備。60mlの提供で少しずついろいろな種類を楽しめるのも魅力。
『酛TOKYO』店舗詳細
お店が決められない!→『ヤエスパブリック』
巷で話題の店を自由にいいとこ取り
仲間の好みや食べたいものがバラバラで店選びに困るならここ! フードコートスタイルで全9店舗が勢揃い。しかも、イマドキの店ばかりで何を食べようか迷ってしまう。今回は、『ta.bacco』のイタリアン前菜、『オルソー』のワンタンとパイコー豚、『立喰酒場 金獅子』のビフテキなど、肉々しさ全開のセレクトになったが、これもアリ。立ち飲みでサクっと立ち寄ったり、待ち合わせ、食事やスイーツだけもOK。使い方はあなた次第!
A:クラフト麦酒酒場シトラバ
クラフトビールとレモンサワーの人気店。ひと口 サイズに食べやすくした大山鶏のシトラバチキン990円や胡麻かつお1210円の名物は必須。ジューシーパイン850円など映えるフルーツサワーはヤエパブ限定。
B:ta.bacco
恵比寿の隠れ家イタリアンがよりカジュアルな雰囲気で登場。スターターに迷ったら、自家製ロースハムや季節の冷菜が楽しめる前菜盛り合わせ2800円がお得。イタリアのナチュラルワインはグラスで赤白8種が揃う。
C:立喰酒場 金獅子
大阪で連日にぎわう名酒場が東京進出。煮込みやポテサラなど定番つまみだけでなく肉も魚も充実。ビフテキ1430円や丼でガッツリ食事もできる。サワーにハイボール、日本酒までお酒も多彩!
D:オルソー
実店舗の台湾ストリートフードらしさを残しつつ酒のつまみを意識。肉とエビの粗めの食感が楽しいミックスワンタン820円、パイコー豚の唐揚げ790円。ワンタンの皮を加えているという「ワンタンヘイジーIPA」1100円。
『ヤエスパブリック』店舗詳細
取材・文= 井島加恵 撮影= 加藤熊三
『散歩の達人』2025年6月号より