書店の枠を超え、可能性広がる場所『TSUTAYA BOOKSTORE 下北沢』

心地よい店内は、10~30代の利用が特に多いとか。
心地よい店内は、10~30代の利用が特に多いとか。

雑誌やビジネス書のほか、洋書やデザイン・アート関連も充実。別フロアのコミック売り場はエリア随一の品揃えを誇る。2024年に拡張されたシェアラウンジは、3冊までなら購入前の本を持ち込んで試し読みできるのがうれしい。ポップアップコーナーやクリエイターの展示スペースも訪れるたびチェックしたい。

週末のラウンジ利用はアプリからの予約がおすすめ。
週末のラウンジ利用はアプリからの予約がおすすめ。

これがイチオシ本!

『たべるノヲト。』 松重 豊 著/マガジンハウス
独自の視点で食にまつわる長年の記憶や思いをつづったエッセイ集。下北沢のエピソードも収録!

『TSUTAYA BOOKSTORE 下北沢』店舗詳細

住所:東京都世田谷区北沢2-11-15 ミカン下北A街区2F・3F/営業時間:9:00~22:00/定休日:無/アクセス:小田急電鉄小田原線・京王電鉄井の頭線下北沢駅から徒歩1分

工夫に彩られた棚は眺める価値あり『TSUTAYA 三軒茶屋店』

駅直結という立地もありがたい。
駅直結という立地もありがたい。

「三茶の店舗らしさを出せるように工夫しています」とスタッフの安藤さん。通勤電車で読める文庫やビジネス本が人気で、旬の情報や話題作がわかりやすい棚は常にアンテナを張って配置していることがうかがえる。スタッフ手作りの解説やPOPに注目すると、本選びがよりいっそう楽しくなりそうだ。

ホラーの雰囲気が目を引く一角。
ホラーの雰囲気が目を引く一角。
「三軒茶屋新聞」と題した解説は読み応えあり。
「三軒茶屋新聞」と題した解説は読み応えあり。

これがイチオシ本!

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆 著/集英社
社会人なら一度は感じたことがある悩みを、労働と読書の歴史をたどりながらひもとく話題作。

『TSUTAYA 三軒茶屋店』店舗詳細

住所:東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー2F/営業時間:10:00~24:00/定休日:無/アクセス:東急電鉄田園都市線・世田谷線三軒茶屋駅直結

街を見守ってきた、ほっとできる場所『あおい書店 池尻大橋店』

通学途中の学生の姿もちらほら。参考書や文具売り場も充実。
通学途中の学生の姿もちらほら。参考書や文具売り場も充実。

ファミリーの利用も多く、特に児童書コーナーは飾り付けもされてにぎやか。ギフト用のラッピングも可能だ。「大型店舗ではなかなかできないような交流を増やしていきたいです」とスタッフの川﨑さん。コミュニケーションを大切にしていると言い、常連の好きそうな本を見つけておすすめすることも多いとか。

クリスマスムードが満載の児童書の棚(取材時)。
クリスマスムードが満載の児童書の棚(取材時)。

これがイチオシ本!

『泣ける映画大全』大友しゅうま 著/ KADOKAWA
SNSで人気の投稿・連載が単行本に! 8コマのマンガで「号泣映画」の名作72選を紹介する。

『あおい書店 池尻大橋店』店舗詳細

住所:東京都世田谷区池尻3-1-3 MUTOH池尻ビルB1/営業時間:9:30~22:00(土・日・祝は~21:00)/定休日:無/アクセス:東急電鉄田園都市線池尻大橋駅直結

取材・文・撮影=中村こより
『散歩の達人』2025年1月号より

松重豊氏が監督・脚本を務める『劇映画 孤独のグルメ』。その主題歌を担ったのは、40年来の友人である甲本ヒロト氏だ。二人が出会った下北沢『珉亭(みんてい)』にて、出会いからタッグに至るまでを語っていただいた。
プレイヤー、リスナー、あらゆる音楽フォロワー憧れの的である下北沢『SHELTER(シェルター)』。全国的にも知名度が高く、小沢健二の楽曲の歌詞にも登場する。足を運んだことがない人も、その店名は耳にしたことがあるかもしれない。今回はこの歴史あるライブハウスの店長、義村智秋さんにお話をうかがい、店の重ねてきた30年以上の歴史を追体験し、今のライブハウスのスタンスについても考えていく。 ※TOP画像提供:『SHELTER』 ankライブ風景撮影:Akira“TERU”Sugihara