『EN VEDETTE(アン ヴデット) 清澄白河店』気鋭のケーキ屋が手掛けるかき氷[清澄白河]

果肉の食感を残し、甘みを生かしたマンゴーのかき氷972円。
果肉の食感を残し、甘みを生かしたマンゴーのかき氷972円。

ショーケースには、見目麗しいケーキたち。夏季限定のかき氷にも進化系フランス菓子の旗手らしい工夫が宿る。キメの細かいふわっとした「口どけ氷」は、頬張った途端スッと溶け、心身を潤す。マンゴーのかき氷はソースやシロップも自家製なので、フレッシュな果実の甘みがあふれ、さらに生クリームのほどよい温度のおかげかキーンと冷えすぎることなく、ホッと落ち着いて味わえるのがうれしい。

シェフ・森大祐さんが考案した美しいケーキがずらり。
シェフ・森大祐さんが考案した美しいケーキがずらり。
軒先に「氷」の旗が出たら、かき氷シーズン到来。
軒先に「氷」の旗が出たら、かき氷シーズン到来。

『EN VEDETTE 清澄白河店』店舗詳細

住所:東京都江東区三好2-1-3/営業時間:10:00~19:00(日・祝は~18:30)/定休日:火・水(不定あり)/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩6分

『Artichoke chocolate(アーティチョーク チョコレート)』カカオの風味が全体のまとめ役に[清澄白河]

農家直送の八朔とヘーゼルナッツのパルフェミニョン1200円。
農家直送の八朔とヘーゼルナッツのパルフェミニョン1200円。

指定農園から仕入れたカカオ豆で作るクラフトチョコレートの専門店。夏季限定のパルフェミニョンは時季によって内容が異なり、主役はチョコレートアイスクリームと、農家から直送される旬のフルーツだ。ハッサクをコンポートにしたり、ナッツを香ばしくキャラメリゼしたりとそれぞれにひと手間加えるのは、食材を互いになじみやすくするため。最後に残るカカオの風味が全体をキリッとまとめる。

ボンボンショコラ10個入り3300円。1個から購入可。
ボンボンショコラ10個入り3300円。1個から購入可。
宮下雄樹さん(右)が製造、田中美緒さんが接客を担当。
宮下雄樹さん(右)が製造、田中美緒さんが接客を担当。

『Artichoke chocolate』店舗詳細

『TUTTO(トゥット) 木場公園店』素材の味が際立つ自然派ジェラート[清澄白河]

ジェラート(コーン)のダブル880円。上が季節限定のアサイー。
ジェラート(コーン)のダブル880円。上が季節限定のアサイー。

お目当てはプラントベースのヴィーガンジェラート。フレーバーはストロベリーミルク、八女玉露抹茶など約15種類あり、その味を引き出しているのがすべてのフレーバーでベースになっているアーモンドミルクだ。アサイーなら、口の中でみずみずしい果実味がパッと広がり、やがてほのかにナッツの香りが漂う。奥行きがありつつ、従来の生乳ベースとは違うすっきりした味わいに癒やされる。

 

自家製コーンはプレーン、カカオの2種類。
自家製コーンはプレーン、カカオの2種類。
店内でゆっくりドリンクと一緒に楽しめる。クレープも人気。
店内でゆっくりドリンクと一緒に楽しめる。クレープも人気。

『TUTTO 木場公園店』店舗詳細

住所:東京都江東区平野3-7-21/営業時間:10:00~18:00/定休日:月(祝の場合は翌火)/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩10分

『甘味処 由(ゆ)はら』滋味あふれる甘味処の花形メニュー[門前仲町]

リピーターが多い、一番人気の白玉クリームあんみつ900円。
リピーターが多い、一番人気の白玉クリームあんみつ900円。

あんこは小豆の風味がはっきり伝わるように、独自にブレンドした砂糖で甘さ控えめに。寒天も手作りしていて、形はきれいで雑味がなく、しっかりした歯応えが目を覚ましてくれる。おすすめは白玉クリームあんみつで、白玉がつるっと舌の上を滑るとわくわく。黒砂糖から作る黒蜜はコクのある甘みが体の奥まで染み渡るようで、食べ進めるうちにアイスと絡み、溶け残ったものまで味わい深い。

女将の湯原育代さん。
女将の湯原育代さん。
明治時代に代筆屋として創業。1989年、女将の息子である5代目が甘味処に。
明治時代に代筆屋として創業。1989年、女将の息子である5代目が甘味処に。

『甘味処 由はら』店舗詳細

住所:東京都江東区富岡1-10-8/営業時間:11:00~21:00LO/定休日:不定/アクセス:地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅から徒歩1分

『MONZ CAFE(モンズカフェ)』ひとくち食べた瞬間、華やかに香る[門前仲町]

ミニ アラモ640円。季節のフルーツを4、5種類使用している。
ミニ アラモ640円。季節のフルーツを4、5種類使用している。

フルーツ満載の、ミニサイズのプリン・ア・ラ・モード。ちゅるんとしたゼリーに閉じ込められたフルーツは、新鮮なものをカットして使っているため果汁がほとばしるほど豊かだ。スプーンですくって食べると、コーディアルシロップを加えたゼリーの花のような香りと合わさり、うっとり。北海道産牛乳と生クリームをたっぷり使ったミルキーなプリンは、ほろ苦いカラメルとのコントラストも秀逸。

「夏限定の水出しアイスコーヒーも評判です」と店長の新井薫さん。
「夏限定の水出しアイスコーヒーも評判です」と店長の新井薫さん。
おなかを満たすフードメニューも揃う。
おなかを満たすフードメニューも揃う。

『MONZ CAFE』店舗詳細

住所:東京都江東区富岡1-14-5/営業時間:9:00~17:30LO/定休日:無/アクセス:地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅から徒歩2分

『Maison heureux(メゾン ウル)』揺るぎないマリアージュにハマる[清澄白河]

季節のパフェ。最新のパフェはHPを参照(写真は2024年6月末まで提供のパイナップル/国産グレープフルーツ/スパイス2500円)。
季節のパフェ。最新のパフェはHPを参照(写真は2024年6月末まで提供のパイナップル/国産グレープフルーツ/スパイス2500円)。

崩すのは惜しいと思わせる一方、その美しさでかえって食欲をそそるパフェ。農家直送のフルーツをメインに据えながら、その魅力をより一層磨くべく食材1つ1つに手を加え、全体のマリアージュを目指す。沖縄県産スナックパインはソルベにし、愛媛県産グレープフルーツはチャイのシロップ漬けに。ライチとグレープフルーツのジュレを底に隠して爽やかに締めくくるなど、食べ終わるまでの起承転結が見事。

おみやげにぴったりの焼き菓子も販売。
おみやげにぴったりの焼き菓子も販売。
店内はオープンキッチン。パフェの内容は時季によって替わる。
店内はオープンキッチン。パフェの内容は時季によって替わる。

『Maison heureux』店舗詳細

住所:東京都江東区白河2-14-2 1F/営業時間:12:00~17:00LO/定休日:日・月/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩1分

取材・文=信藤舞子 撮影=鈴木愛子
『散歩の達人』2024年7月号より