半世紀に渡って愛される自家焙煎の老舗カフェ『麻生珈琲店』
親子2代で営む1972年創業の老舗カフェ。“煎りたて”“挽きたて”“淹れたて”にこだわり、創業からこの“三立て”を守り抜いている。昭和レトロな雰囲気の店内には、江戸中期から明治、大正にかけて輸出用につくられたコーヒーカップや、今では見ることのないドーム型のエスプレッソマシンが飾られ、まるでタイムスリップしたような感覚に。
コーヒーだけでなく、紅茶や中国茶のラインナップも充実している。ランチやディナーで提供しているハンバーガーは、アメリカ留学の時に食べたローカルバーガーを目指したオリジナル。肉や野菜のおいしさはもちろん、具材の水分に負けないパンも特注品だ。新しいものと古いものが交わる魅力的なカフェである。
『麻生珈琲店』店舗詳細
/営業時間:12:00~21:00/定休日:水/アクセス: JR総武線市川駅から徒歩7分
『Café WANISHAN』一度食べたら忘れられない個性派イタリアン
市川駅北口から徒歩約6分、個性的なワニのキャラクターが迎えてくれる『Café WANISHAN(カフェ ワニシャン)』。イタリアンの経験を持つ佐藤店長が、独自に開発するオリジナルイタリアンメニューが味わえる。
代表メニューはオムライスとパスタ。オムライスは定番のケチャップオムライス880円をはじめ全5種類、パスタは定番のカルボナーラ924円をはじめ全10種類がそろい、意外な素材同士の出合いや北陸地方の珍味も堪能できる。デザートには北海道産あんことバターの甘味と塩気が堪らない、あんバタークレープ418円がおすすめ。絵本の蔵書や配慮の行き届いた店内、そして店長のあたたかい人柄に引き寄せられ、市川市近隣の子育て世代が自然と集まる店。メニューはテイクアウトやデリバリーでも注文できる。
『Café WANISHAN(カフェ ワニシャン)』店舗詳細
絶品タルトとこだわりのコーヒー『M_ARBRÉ』で至福の時を
京成電鉄市川真間駅から徒歩1分、住宅地の中におしゃれな外観のお店が現れる。フランス菓子の店『M_ARBRÉ』だ。作りたてのお菓子は、テイクアウトもできる。特にきまぐれタルトは、その時々の旬の食材を繊細に使った一品だ。コーヒーも、船橋の『アダチコーヒー』から取り寄せた、お菓子に合う豆を厳選したもの。
オーナーは“市川に安らげる空間を”という思いのもと、民藝を意識した店づくりを行っている。コーヒーやケーキの器もこだわりがあり、店内にはオーナーが選んだ雑貨コーナーもある。店内は温もりに満ちていて、周辺の人々の憩いの空間になっている。絶品のタルトとコーヒーを、この温かみに満ちた空間で味わうことができるのだ。
『M_ARBRÉ』店舗詳細
一人一人のオーダー合わせた厳選コーヒー『グリーン珈琲焙煎所市川店』
駅から徒歩2分。『グリーン珈琲焙煎所市川店』は、注文されてからコーヒー豆を焙煎する、こだわりのコーヒー豆が一押しだ。コーヒー豆の種類は常時50種類を取り揃え、すべて生の状態で売られている。お客さんの好みに合わせて焙煎の度合いを自由に変えることもできるのが特徴だ。
お店には会員カードがあり、個人が飲んだコーヒーの種類や焙煎の度合いが記録されるので、いつでも自分の最も好きなコーヒーを飲むことができるのだ。店内にはオリジナルのデザインにすることができるドリップコーヒーや、妊婦でも安心して飲めるデカフェのコーヒー豆も。“気軽に話すことのできる憩いの空間”を目指すコーヒーショップで、こだわりの豆を使った厳選コーヒーをどうぞ。
『グリーン珈琲焙煎所市川店』店舗詳細
“人”を大事に。笑顔あふれる落ち着けるカフェ『n COFFEE & BAKE』
駅の程近くにある『n COFFEE & BAKE』は、手作りケーキと、厳選されたスペシャルティコーヒーがおすすめのお店だ。ケーキは、それぞれに工夫が凝らされていて、一口食べた時の感動や驚きを大事にしている。コーヒーはすべてスペシャルティコーヒーで、日常空間から離れた非日常の空間をコーヒーで味わってもらいたいという願いが込められている。
オーナーの西方さんは、この店の売りは“人”にもあるという。スタッフの成長やスタッフとのコミュニケーションに喜びを見出して、“人”の魅力でお客さんにも居心地の良さを感じてもらいたいという。スタッフたちの間には笑顔が絶えず、楽しい雰囲気がお店にはあふれている。そんな温かい雰囲気の中で絶品のケーキとコーヒーを召し上がってみてほしい。
『n COFFEE & BAKE』店舗詳細
チキン南蛮とかき氷が美味しいカフェ『Mogu-Mogu Cafe』
駅から徒歩約5分の場所に店を構える『Mogu-Mogu Cafe』では、おいしいカフェ飯と写真映え抜群の絶品かき氷が楽しめる。
中でもおすすめなのは、創業当初から圧倒的人気を誇るMogu-Moguプレート1485円。お店秘伝のレシピで作られた出来たてのチキン南蛮は、市川を訪れたら一度は味わっておきたい一品だ。ザク切りの玉ねぎとまろやかな卵がたっぷり入った自家製タルタルソースと、サクふわのお肉は相性抜群!
サラダ、スープ、ご飯、副菜2品もついてくるので、ボリューム抜群なのもうれしいところ。かき氷は通年提供しており、食後に丁度良いミニサイズのかき氷も提供しているので、デザートまでしっかり楽しみたい方はぜひ。
『Mogu-Mogu Cafe』店舗詳細
市川駅前にラテアートが可愛い『Cafe Orbit』がリニューアルオープン
市川駅から歩いて2分ほどの場所に『Cafe Orbit』はある。2021年から今の場所でテイクアウト専門店として営業していたが、2024年1月にイートインができるようにリニューアル。ラテアートを堪能しながら、店内でゆっくりと過ごせるようになった。
エスプレッソマシーンで淹れるカフェラテは、苦味が少なめでクリーミー。店主の渡辺さんのかわいいラテアートを見ると、おもわず笑顔になってしまう。手作りの焼き菓子は、優しい甘さでコーヒーに合う。ほんのりスパイシーなキャロットケーキは、後を引くおいしさ。「長く愛される店にしたい」と話す地元出身の店主夫妻の温かいおもてなしにほっこり癒やされる。
『Cafe Orbit』店舗詳細
動物愛にあふれたオーナー2人がつくるハワイアンカフェ『プウホヌア』
JR市川駅から徒歩約6分。居酒屋やレストラン、商店や公園と住宅がバランス良く並ぶ、平和な雰囲気の街の一角に『プウホヌア』はある。ハワイの調度品が並ぶ店内は居心地がよく、ワンちゃんの鳴き声と2人の女性オーナーの元気な笑い声が迎え入れてくれる。
食育に力を入れるオーナーたちが選ぶ自然派の素材はどれも安心して食べることができる。もちろん、ワンちゃんメニューもあるのでご安心を。いただいたパンケーキは卵の香りがしっかりとするふわふわとろとろパンケーキ。食べる手が止まらなくなる魅惑の味わいだ。トッピングをどれにするか迷うのも楽しい。
ライブやワークショップなども充実しており、どんな人でも楽しめる陽気なお店だ。ワンちゃんの散歩の合間に行くのも良いかもしれない。
『プウホヌア』店舗詳細
イタリアンシェフが手掛けるデリと天然酵母パン『オープンオーブン』
市川駅から徒歩約10分。レトロで小じゃれた雰囲気が漂う一角に、ベーカリー『オープンオーブン』はある。お店に近づくとふんわりと焼きたてパンの香りがし、お店の方が優しく出迎えてくれる。アレルギー対応のパンもたくさんあり、赤ちゃんやお子さん連れでも安心だ。
パンもデリも全体的に優しい味で、食べているだけで身体が健康になっていく心地すらする。シェフのこだわりがしっかりと詰まっており、「提供するその日の朝にパンやデリを作る」というルールを徹底しているので、外部のイベントにも出展せず、この市川のお店でのみ楽しめる味になっている。
朝から地域の方がわんさか詰めかける、地元民にも大人気のお店だ。
『オープンオーブン』店舗詳細
老舗和菓子店『市川ちもと』の和菓子で心もふわふわ満足に
JR市川駅から徒歩5分の場所に位置する和菓子屋『市川ちもと』は創業70年以上続く老舗の和菓子屋だ。喫茶メニューは豊富で、季節ごとに冬メニューと夏メニューに分かれている。冬メニューでは主に温かいおしるこなどがあり、おでんやお雑煮なども楽しめる。夏メニューで人気なのは、かき氷。通年題しているメニューの中で、店主のおすすめがクリームあんみつ。ここでは蜜がかけ放題となっている。
お土産でも人気の名物・手児奈の里は、ふわとろ食感の求肥の中に、ようかんがちりばめられている。毎月10日には“お団子の日”を開催しており、通常価格よりお安くお団子を買うことができる。この日には100本以上もお団子を買い求める強者もいるそうだ。
『市川ちもと』店舗詳細
構成=ASTER 取材・文・撮影=菊地翔子・谷頭 和希・杉井亜希・村田幸音・濱田美枝・HOKU・関田光