【神楽坂絶品ランチ】
そば粉クレープ"ガレット"の伝道師『ル ブルターニュ』[神楽坂]
ブルターニュ地方の伝統料理であるガレットを1996年、日本で初めて提供したクレープリー。郷土の味を広めたいと来日したラーシェ・ベルトランさんが住む街として選んだのが神楽坂だった。「古いものが残る歴史ある街に住みたかった。石畳や商店が多くあるのもいいですね」。メニューにはガレットと小麦粉のクレープがざっと30種ずつ。国内産そば粉とゲランドの塩で作るガレットは現地調達の鉄板により高温で焼き上げるから、外はカリカリ、中はモチモチ。この味わいには思わずため息。
『ル ブルターニュ』店舗詳細
店のポテンシャルと店主の技の結晶『神楽坂 とんかつ 本家 あげづき』[神楽坂]
和食職人だった時代も、根っこに「とんかつ好き」があったという店主の保科剛さん。脂が甘くてさらっと軽く、味が濃い、宮崎県永田種豚場育成の「南の島豚」が看板メニューだ。まず低温でゆっくりと火を通し、仕上げに数秒高温の鍋で油を切ったロースは、艶やかな薄いピンク色。塩出で食すと、しっとりとした断面から凝縮した旨味がジュワ~とにじみ出す。
『神楽坂 とんかつ 本家 あげづき』店舗詳細
【神楽坂お値打ちランチ】
黒酢酢豚が幸せを呼ぶ、贅沢中華コース『ENGINE』[神楽坂]
店主の松下和昌さんは「旬の日本食材の味を活かした創作中華」をテーマに、華やかで奥行きある味わいの品々を作り出す。季節を感じる前菜をゆっくり堪能すると、いよいよメインの黒酢酢豚がお目見え。ひと口かじれば衣がザクっと音を立て、やわらかなやまと豚の旨味とタレの酸味が口中を埋め尽くす。また、小鉢サイズの担々麺は白ゴマの香りがふわっ。ほのかな辛味で次のひと口へと誘われる。
『ENGINE』店舗詳細
目に舌によろこび運ぶ八寸の見目麗しさよ『神楽坂 和らく』[神楽坂]
昭和初期に建てられた古民家に足を踏み入れると、そこはレトロモダンな空間。店の風情に合わせ、品書きにも和洋のメニューが並ぶ。ランチの定番は白木御膳。彩り豊かな八寸の美しさに息をのむ。ふんわり焼かれたサワラの照り焼きや、味噌の風味でご飯が進むカキのネギ味噌焼き、ヨモギ麩田楽など、おかずは20種類以上。一つひとつに舌鼓を打ち、ゆったりとしたひと時を過ごしたい。
『神楽坂 和らく』店舗詳細
【飯田橋駅からアクセス良好】
神楽坂エリアの最寄りは神楽坂駅と飯田橋駅。JRと地下鉄が通っている飯田橋駅を使えば、神楽坂にも行きやすい。
圧巻ボリュームの能登名産御膳に感動!『ご馳走や 叶え』[飯田橋]
店の食材は、ほぼ全て能登半島産。漁師から直送の魚介や、契約農家から仕入れた野菜を使って、御膳を埋め尽くさんばかりの料理をこしらえる。ランチの名物はアジフライ定食だ。刺し身でもいける新鮮なアジは、衣を付け、高温の油でサッと揚げられる。何もつけずにかじれば、サクサク衣の中のフワッフワの身の食感に恍惚(こうこつ)となる。醤油や大根おろしも◎。土鍋で炊いたご飯との相性は言わずもがなだ。
『ご馳走や 叶え』店舗詳細
眼前で握られる極上寿司に舌鼓『鮨 三國』[飯田橋]
「ウチは寿司6割、料理4割の寿司割烹」と、店主の三上洋水さん。カウンターに腰かけると、早速前菜が。つまみながら、目の前で寿司が握られる様を眺める。この日はキンメダイとタイの昆布締め、コハダ、マグロ、イクラの5種。しっとりとしたネタとほぐれるシャリの口当たりに頬が緩み、次の一貫に手が伸びる。締めは長野県小諸市産の粉を使った手打ちそば。ツルツルの喉越しが心地よい。
『鮨 三國』店舗詳細
学生の声に応えて生まれた満腹"かつそば"!『翁庵』[飯田橋]
「日本初かはわからないんです。でも、珍しいでしょ? 他店にあってもうちは古いほうだと思いますけど」とは店主夫妻を手伝う娘の会田久子さん。明治17年創業のそば店で名物のかつそば。残念ながらできた年は不明だが、東京理科大が物理学校と呼ばれた昔から「カツ丼も食べたいけどそばも食べたい」という学生の声に応え生み出された。近所の肉屋から仕入れて揚げる豚ロースのとんかつは器を覆うほど大きいが、濃いつゆが染みるようあえて薄切りがポイント。その下に隠れる自家製そばも2人前はあろう量で満腹必至!
『翁庵』店舗詳細
/定休日:日・祝日の月(臨時休業はFacebookで告知)/アクセス:JR・地下鉄飯田橋駅から徒歩1分
新しい中華を模索するラボ的料理店『膳楽房』[飯田橋]
店主・榛澤知弥さんは、幡ヶ谷の人気店『龍口酒家』で10年学んだのを機に独立した。コンセプトは、中華料理のLabo=研究所。その時手に入る野菜を用い、四川料理や上海料理のツボを押さえつつ、新しいアプローチを目指す。「こってり」ではなく、何皿も食べた後にちょうどよいと思える味付け、軽やかさだ。少し粘りのある金時草の炒め物など、その考えが如実に出た一品。山盛りでもペロリと皿が空いてしまう。毎日主菜が変わる日替わりランチは990円。
『膳楽房』店舗詳細
取材・文=高橋健太(teamまめ)、下里康子、沼由美子、阿部真奈美、松井一恵・信藤舞子・佐藤さゆり(teamまめ)、古澤誠一郎 撮影=井原淳一、丸毛透、高野尚人 、オカダタカオ、木村心保、鈴木愛子、山出高士
駅から少し歩いたところにある中華料理屋、龍朋。
チャーハンが有名みたいですが一押しは生姜がこんもり乗った生姜ラーメン。
冬限定のようです。
千切り生姜、おろし生姜たっぷりで体が本当にあったまります。
生姜で舌が痺れてきますが、とてもおいしいです!
親子丼の蓋を開けると、まずホワァッと芳しい香りが。フェスの開幕を告げる狼煙的な感じでしょうか(笑)親子丼の上には、紀州備長炭で炙った比内地鶏5カット。さらに頂には、生卵が鎮座していました。
炭火焼鳥は香ばしいのはもちろんのこと、押し返してくる弾力がなんとも心地良きです。鶏自体に活力がみなぎっているようで、噛むほどに旨味が滲み出てきます。
とろふわな卵は、やや甘めな味付け。ただ、てっぺんの生卵を崩すことで、食感や味わいに幅が出てきます。なおかつ、ダイス状の比内地鶏も紛れていまして、まさに怒涛の“比内地鶏フェス”状態と!